是枝監督が抜擢した子ども時代を演じるキャストも明らかに
実写『ルックバック』出口夏希×蒔田彩珠W主演で9月11日公開へ、ふたりの歩みを紡ぐ特報解禁
2026.06.09 07:00
©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2 Pictures・集英社
2026.06.09 07:00
藤本タツキによる同名漫画を原作に、是枝裕和が監督・脚本・編集を手がけた映画『ルックバック』のティザービジュアルと特報映像が解禁。日本公開日が9月11日(金)に決定し、出口夏希と蒔田彩珠がダブル主演を務めることが明らかになった。
昨年秋に劇場公開された「レゼ篇」が全世界興行収入297.8億円(2026年4月現在)という大ヒットを記録している『チェンソーマン』や、『ファイアパンチ』などの代表作で知られる漫画家・藤本タツキ。その藤本タツキによる漫画『ルックバック』は、2021年に「少年ジャンプ+」で公開されると多くの漫画ファンの間で大きな話題となり、公開初日には閲覧数250万超を記録した。またコミックスは世界37の国と地域で出版され、2024年に劇場アニメ化されると興行収入20.4億円の大ヒットを記録。海外でも33の国と地域で上映されるなど国内外からの高い評価を得たこの物語が、2018年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝き、最新作が常に世界で待望される映画監督・是枝裕和により実写映画化される。
本作で、4コマ漫画が得意で漫画執筆にのめり込んでいくクラスの人気者・藤野を演じるのは、映画『か「」く「」し「」ご「」と「』『万事快調〈オール・グリーンズ〉』に主演し、現在放送中のドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』(フジテレビ)でも話題を集める出口夏希。また藤野と同学年で彼女の4コマの大ファンだが、引きこもりでひたすら絵を描いていた京本は、『海よりもまだ深く』をはじめ数々の是枝作品に出演し、日曜劇場『リブート』(TBS)での好演も記憶に新しい蒔田彩珠が扮する。なお、ふたりの共演は是枝監督が手がけたNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』以来。本作ではクランクインの4ヵ月ほど前から漫画練習を積み重ね撮影に臨んだといい、互いに信頼を寄せ合いながら秋田県にかほ市を中心とした長期ロケをともに走り切った。
さらに、藤野と京本の子ども時代を演じるキャストが七瀬ふうり(藤野役)と岡田六花(京本役)に決定。撮影当時11歳の小学5年生で、誕生日がわずか1日違いの同級生であるふたりは、数々の名優たちを見出してきた是枝監督がオーディションで出会ってすぐに「このふたりしかいない」と確信したという。本作が俳優デビュー作となる七瀬は是枝監督が「ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野」と話すほどイメージに合致したキャスティングとなり、岡田についても監督は「撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、“もっと見たいな”と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした」と絶賛のコメントを寄せている。

©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2 Pictures・集英社
併せて解禁されたティザービジュアルは2点。藤野の部屋で、藤野(出口)と京本(蒔田)が一心に漫画を描いている姿、そして子ども時代の藤野(七瀬)と京本(岡田)が描き疲れたように漫画を描いていたデスクに突っ伏して寝ている姿がそれぞれに描かれている。このビジュアル撮影はどちらも写真家・濱田英明が担当しており、その写真をデザイナー・吉良進太郎がデザインに落とし込み、ひたむきに漫画と向き合うふたりを表現した。
また、つけペンで原稿に線を描く音から始まる特報映像は、前半では藤野・京本が歩んだ四季の風景とともにふたりのキャラクターを表すセリフが映し出されていく。そして後半では藤野と京本がただひたすらに描き続ける姿が、本作の音楽・坂東祐大が手がけた美しい楽曲にのせて紡がれた60秒間の映像となっている。
今回解禁されたキャストからはコメントが到着。さらにキャスト4人について、是枝監督からテキストコメントも届いている。
キャストコメント
出口夏希(藤野役)
原作漫画を読み終わったあと、二人が一緒に夢を追いかけて必死に進む姿や、前にしか進めないこと、真っ直ぐでひたむきな思いが溢れている作品にすごく心をうたれました。
こんなに多くの方から愛される作品へ出演させていただくことに不安もありましたが、藤野役に選んでいただいたことがとても嬉しくて、藤野がどんな子なのかどんな思いなのか日々漫画練習もしながら積み重ねていきました。
是枝監督とまたご一緒させていただけたことも光栄で、現場ではのびのびと自分らしくいれる空気感を作ってくださって、演じていて楽しかったです。彩珠は一緒にいてとても落ち着きました。一人の撮影の時も、彩珠を思いながら頭の中でずっと一緒にいたので、藤野と京本の関係性で撮影に臨めたと思います。にかほの皆さんも本当に温かくてとてもアットホームな場所でした。
蒔田彩珠(京本役)
数年前に、是枝監督から「この作品をやりたいと思ってるんだ。」と原作本をいただいたのが『ルックバック』との出会いです。
藤野と京本、それぞれがたくさんの壁にぶつかり、それでも好きなことのために立ち上がり、前を向いて進んでいく姿にとても共感したのを覚えています。
出演が決まった時は、やっと実現するんだという高揚感と、原作がたくさんの人に愛されているからこそのプレッシャーがありましたが、是枝組の温かい雰囲気と、夏希ちゃんの、現場をパッと明るくしてくれる天真爛漫さで、そんな不安はすぐになくなりました。子ども時代を演じている七瀬ふうりちゃんと、岡田六花ちゃんも常に元気で楽しそうにしている姿に、何度も癒されました。
ロケ地でもある秋田の皆さんも、本当に良くしてくださり、第二の故郷ができたような気持ちです。
キャスト・スタッフみんなの愛が詰まった作品になっていると思います。早くたくさんの方に観ていただきたいです。
七瀬ふうり(子ども時代の藤野役)
初めてすごい役をいただいたことが本当にうれしくて、撮影が始まるのが楽しみでした!私が演じる藤野は、強がりでお調子者の自信家で、4コママンガを作るのがとっても上手な女の子です。
撮影期間で一番楽しかったのは、なつきちゃん、あじゅちゃん、六花ちゃん、制作スタッフの皆さんと一緒にスイカ割りをしたことです。逆に大変だったのは、雨の中田んぼ道を走るシーンです。2月の撮影だったので、すごく寒かったです。
是枝監督から「自由!自分の思うままにやってほしい」というアドバイスをいただいたおかげで、最後まで自分らしく演じることができました。
秋田では、雪でいっぱい遊びました。ほかにも六花ちゃんとルックバックチームの絵を描いたこと、スタッフの皆さんとのBBQや、にかほの皆さんがすっごくやさしくしてくれたことなど、思い出がいっぱいです!
岡田六花(子ども時代の京本役)
オーディションの合格を知った時は、正直信じられなくて何回も確認しました。夢かと思いましたし、もしかしたら今も夢かとも…。私が演じた京本は、絵が好きで集中力がすごい、本当に「すごい子」なので、携わることができて光栄です。
撮影は全部が楽しかったのですが、特に夏の撮影は海で遊んだりスイカ割りや花火をしたりと、最高の夏休みでした!反対に大変だったのは絵を描く練習です。毎日何時間も頑張りましたが、なかなか上達しなくて…そこで「進捗」って言葉を覚えました。
是枝監督は最初、緊張で目も合わせられませんでしたが、いつもおおらかで優しくて、撮影の最後の方ではお菓子を一緒に食べておしゃべり出来るようになりました。秋田の撮影はみんな優しくて景色がきれいでした。むっち先輩(七瀬さん)にはスライム作りを教わって今は私もハマっています。
是枝裕和監督 コメント(キャストに関して)
出口夏希(藤野役)について
初めての出会いから4年ほど経ちましたが、成長に驚きました。
さまざまな現場を経験して自信をつけてきたのだと思いますが、さらに振り幅の大きい感情を表現できるようになっていて、ここぞというシーンで見せる表情は圧巻でした。
そういった成長と、変わらない天真爛漫さが彼女の中に同居していることが非常に魅力的で、藤野を見事に演じ切ってくれました。
蒔田彩珠(京本役)について
原作漫画を読んだ後に、蒔田さんとお会いする機会があり、「もしこの作品を撮れるときがきたら、京本を頼むよ」という話をしました。プロデューサーから実写映画化の話をもらう前です。そのまま一緒に書店へ行って、原作漫画を買って、渡した記憶があります。
初めての出会いから15年ほど、多くの作品に出てもらいましたが、ここまでしっかりと彼女を撮るのはデビュー作以来です。安心して京本を任せられたなと思っています。
七瀬ふうり(子ども時代の藤野役)について
オーディションで最初に会った時に「この子しかいない」と確信したことを覚えています。
ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野で、ピッタリとイメージに合致しました。
撮影に入ってもそれは全く変わらず、現場全体のムードメーカーにもなってくれて、想像した以上の活躍に驚いています。
岡田六花(子ども時代の京本役)について
脚本段階では、京本をどう描いていくか、難しさを感じていましたが、岡田さんという具体的な存在がいてくれたことで、想像が膨らんでいきました。オーディションの時から、撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、「もっと見たいな」と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした。
