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INTERVIEW

Netflix『ムーンライズ』を重要キャラの声と主題歌で彩る

今は自分のためじゃなく、“あなた”のために歌いたい。アイナ・ジ・エンドという表現の浄化力

2025.04.16 18:00

2025.04.16 18:00

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一緒にものづくりをしたいのはフラットな人

──特にBiSHを解散して以降、もちろん音楽もそうですけど、お芝居などでもアイナさんの活躍する場面がどんどん広がっているじゃないですか。そのなかで今回は声優を務めたわけですけど、アイナさんのなかではすべての表現がつながっている感覚はあるんですか?

声優さんは全然違うというか、難しいですね。自分が思っている感じにできないというか。「もっとこうしたい、ああしたい」っていうのが募るばかりだし、その中でいつでも最善を尽くしてやってきたけど、やっぱり全然違いますね。

──これからもやっていきたいって気持ちはありますか。

ありますけど、本当に今回も主題歌を書かせていただいて、なんとか「やりたいな」って思えたんですけど、お芝居だけで存在できる自信をつけるには、もうちょっと鍛錬が必要な気がします。

──確かに今回でいうと、マリーの声をやっているということと「大丈夫」という主題歌を歌っていることはすごくセットな感じがしますね。

そうですね。マリーも意外と母性あるなって思ったし。ちょっと空気が読めないところはあるけど、母性もあるし、いいやつなんで(笑)。歌にも説得力が出たのかなと思います。

アイナ・ジ・エンドが演じたマリー

──逆に言うと、歌があるからこそマリーっていうキャラクターにもちゃんとアイナ・ジ・エンドが宿ったというか。

本当そうですね。「大丈夫」が書けなかったらマリーができたかわからないです。だから、曲を書かせていただいたことがまず大感謝ですね。

──曲も本当にここ1、2年たくさん作ってきましたし、アルバムも出したし、武道館でのライブもやったし、すごい勢いで走ってきていますけど。ミュージシャン、アーティストとしての自分の成長や進化みたいなところについてはいかがですか?

ファーストアルバム『THE END』は自分の劣等感とか幼少期にあった悲しいこととかを私小説みたいにして出したんですけど、そこから負のエネルギーを表現するのが億劫になって。飽きたのかもしれないですけど、わりと開放的に、心を開けさらして曲を作れるようになってきました。今はわりと自分のためじゃなくて、聴いてくれる人のために、「あなた」のために歌いたいっていうのが強くなってきましたね。人と一緒に作るのも楽しいんですよね。デモはひとりでしっかりやりたいんですけど、セッションで作るみたいなのが、実はそんなに得意じゃないんです。友達といるとそういう機会が多いんです。「じゃあ私、ドラムやるから、ギター弾いてメロで歌ってみて」みたいな。それは楽しいけど得意ではないみたいな。でも結局人に頼って、最終的には人と一緒に作り上げているので、人が近くにいてくれるとものづくりは永遠にできるなって思います。

──アイナさんが一緒にものづくりをしたいと思うのはどんな人ですか?

フラットな人とやりたいですね。「アイナにはこういうものを求めてるんだ」とか言われると「しんどい、できないよ」って思っちゃうんで。フラットに「一緒に山を表現しよう」とか「一緒にブルースをやろう」とか、そういうフラットな感じでやってくれる人となら誰とでもやりたいなって思ってます。そういう人がいたらどんどんまた縁を築いていきたいなって思いますね。

──なるほど。

プレッシャーを感じやすいので、「アイナさんのこういうの聞きたい」とか言われると本当に「ごめんなさい、できないかも」ってなっちゃう。でもフラットな人となら全然めちゃくちゃやりたいです。

──でもそうなりますよね、「アイナ・ジ・エンドのここが欲しいんだ」みたいな。

そういう感じだと、いつもなんか心が泣いてしまうんですよね。自信がないというか。今一緒にやってくれる方はみんなそうではないので、ありがたいです。

──ありがとうございます。では最後に、アイナさんが思う『ムーンライズ』の見どころを教えてください。

ジャックの意識の変わりようですかね。最初は負の感情から旅を始めたジャックがどんどん心を開いていく過程。そのジャックの心の変化っていうのは、今生きてる人にものすごく重なる部分があるので、SFとかそういう遠い世界ではなく、本当にもう自分ごとのように見て取れるかなって思います。最後まで観ると、「あ、そこまでいけるんだ」っていう。そういう、強くなっていく成長の物語なんだなって思います。

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【応募方法】
①Bezzyの公式X(@Bezzyjp)Instagram(@bezzyjp)をフォロー
②Xで上のアカウントからポストされる対象ポストをリポスト
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【応募締め切り】
2025年4月30日(水)23:59まで
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※非公開アカウントは対象外となります。
※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。なお当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。

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作品情報

Netflixシリーズ『ムーンライズ』

『ムーンライズ』ティザービジュアル

『ムーンライズ』ティザービジュアル

Netflixシリーズ『ムーンライズ』

2025年4月10日(木)より世界独占配信

配信はこちら

スタッフ&キャスト

【スタッフ】
監督・シリーズ構成:肥塚正史
作品原案:冲方丁
キャラクター原案:荒川弘
キャラクターデザイン:山田歩
総作画監督:山田歩 門脇聡
サブキャラクターデザイン:富田恵美
メインアニメーター:千葉崇明 工藤大誠
アクションアニメーター:胡拓磨 木村智 世良悠子 今泉健
美術設定:藤井一志 高畠聡
ブラッシュデザイン:江原康之
メカデザイン:胡拓磨
メカプロップデザイン:高畠聡
色彩設計:橋本賢
美術:スタジオイースター
3DCG監督:廣住茂徳
撮影監督:田中宏侍
編集:肥田文
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋裕宗
音響制作:テクノサウンド
音楽:川﨑龍
アニメーションプロデューサー:河村崚磨
制作:WIT STUDIO
【キャスト】
小林千晃(ジェイコブ・シャドウ)
上村祐翔(フィル・アーシュ)
【主題歌】
アイナ・ジ・エンド「大丈夫」

アイナ・ジ・エンド デジタルシングル『大丈夫』

『大丈夫』ジャケット

『大丈夫』ジャケット

アイナ・ジ・エンド デジタルシングル『大丈夫』

2025年4月10日(木)配信リリース
Netflixシリーズ『ムーンライズ』主題歌

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アイナ・ジ・エンド デジタルシングル『Aria』

『Aria』ジャケット

『Aria』ジャケット

アイナ・ジ・エンド デジタルシングル『Aria』

2025年4月30日(水)配信リリース

配信はこちら

アイナ・ジ・エンド デジタルシングル『花無双』/『渇望』

『花無双』ジャケット(Photo by Mika Ninagawa)

『花無双』ジャケット(Photo by Mika Ninagawa)

アイナ・ジ・エンド デジタルシングル『花無双』/『渇望』

2025年3月14日(金)配信リリース

詳細はこちら

イベント情報

アイナ・ジ・エンド ツアー「革命道中」

アイナ・ジ・エンド ツアー「革命道中」

2025年
10月1日(水) 愛知・Zepp Nagoya
10月3日(金) 福岡・Zepp Fukuoka
10月5日(日) 宮城・仙台GIGS
10月9日(木) 新潟・新潟LOTS
10月17日(金) 広島・BLUELIVE HIROSHIMA
10月18日(土) 香川・高松festhalle
10月24日(金) 大阪・Zepp Osaka Bayside
10月28日(火) 北海道・PENNY LANE24
10月31日(金) 東京・Zepp DiverCity

アイナ・ジ・エンド ツアー「革命道中」

アイナ・ジ・エンド

アーティスト情報

天性のハスキーボイスと独自の表現力を持ち、2021 年に全曲作詞作曲の 1st アルバム『THE END』をリリースし、ソロ活動を本格始動。

23年6月に惜しまれながらもBiSHを解散、現在はソロとして活動中。

22年、日本初上演となるブロードウェイミュージカル「ジャニス」では主演のジャニス・ジョプリン役を務め、多彩な才能を発揮し続けている。23年10月13日には岩井俊二監督 映画『キリエのうた』で映画初主演を務め、劇中で自ら歌う詞と曲も書き下ろす。10月18日には役名“Kyrie”名義にてアルバム『DEBUT』をリリース。2024年1月にはLINE CUBE SHIBUYAにてBiSH解散後初のワンマンライブを開催した。

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