2025.04.12 17:00
乃木坂46 初披露の会「はじめまして、6期生です」より/写真:鈴木健太(KENTA Inc.)
2025.04.12 17:00
乃木坂46新メンバーの6期生11人が初めてステージに立つイベント『乃木坂46 初披露の会「はじめまして、6期生です」』が、4月6日(日)に神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。
乃木坂46の6期生オーディションは、グループ初の試みとして昨年2024年の春と夏の2回オーディションが行われ、今年2月に11人の合格者が発表された。6期生メンバーは、春組の矢田萌華、瀬戸口心月、川端晃菜、海邉朱莉、長嶋凛桜と、夏組の森平麗心、愛宕心響、大越ひなの、鈴木佑捺、小津玲奈、増田三莉音というラインナップ。今回の公演は、彼女たちがファンの前に初めて登場するというまさに大注目のイベントである。乃木坂46のキャプテンの梅澤美波と、副キャプテンの菅原咲月がMCを務め、ファンの熱い声援の中、6期生メンバーはそれぞれの特技披露や初の楽曲パフォーマンスを繰り広げた。
6期生への期待たっぷりの観客が詰めかける会場に、まずMCの梅澤と菅原がステージに登場。梅澤は「我が子を送り出す気持ちというか、みなさんと同じくらい今日が待ち遠しくて楽しみでした」とキャプテンらしい一言を語る。菅原は「私(5期生)にとって初めての後輩なんです。さっき一緒に円陣して、初心思い出しました」と3年前の自分を思い出しながら6期生にエールを送った。

早速6期生メンバーが順番にステージに登場。一人ひとり姿を見せるごとに、会場から「うぉー!」「かわいい!!」の声が上がる。ファンは、緊張する11人を前のめり気味にウェルカムの姿勢で迎えた。11人全員が揃ったところで「みなさん初めまして、6期生です! よろしくお願いします!」と深々とお辞儀すると、会場は大きな拍手が湧き起こった。
梅澤から今の思いを聞かれた愛宕は、「出る前はすごく緊張してたんですけど、ファンのみなさんに温かく向かい入れてうれしいです。今日、初披露の会で、私たち6期生の魅力をもっと知ってもらいたいです」、小津は「舞台袖では緊張で心臓バクバクだったんですけど、今、初めてみなさんの顔を見れて一気に楽しくなってます!」、瀬戸口は「こんなに大きい会場に立たせていただけてありがたいですし、すごく緊張するんですけど、全てを出し切って届けられたらと思います!」と初々しいコメントを連発した。

そして自己紹介タイムに突入する。トップバッターの愛宕は、「みなさん初めまして! 兵庫県出身、空手歴2年の、(大声で)愛宕心響です! 押忍! 私のチャンポイントは、ほっぺがすぐに赤くなっちゃうことです。本日はみなさんに、私のあだ名で呼んでいただけたらほっぺが赤くなっちゃう気がします。なので私の「せーの」って声に合わせて「ここね!」と呼んでいただけるとうれしいです」と語り、愛宕の「せーの」の掛け声に観客が全力の「ここね!!」とシャウト。すると愛宕は赤い丸の紙を頬につけ「ほっぺ、赤くなっちゃいました!」と小芝居を見せる。「私は高校時代に毎日食堂で唐揚げを食べていたぐらい唐揚げが大好きなのと、すごくよく笑う性格でゲラなんです。唐揚げが大好きなゲラな子で、唐揚ゲラ子ちゃんことここねんで覚えていただけるとうれしいです。これからみなさんの心に響くアイドルになれるよう、精いっぱい頑張ります!」と情報量たっぷりなコメントで会場を湧かせた。
大越は、「初めまして! 静岡県出身ハタチの大越ひなのです。私は小学生のときに教科書の内容を寸劇にして学芸会で披露するという活動をしていました。演じることが大好きなので、今日は私の名前をもじってひとつ寸劇を作ってきました」と語り、いきなり「あんなところに恐竜が!」と寸劇を展開。「あの恐竜、よく見たら中腰じゃない?」「中越? いえ大越です!」と一発ギャグ状態で会場を楽しませる。さらに「私は新体操をやっていて、体が柔らかいので今日はひとつ技を披露します」と、「よっ!」の掛け声とともに腕をぐるりと回転させる関節の柔らかさを見せ、観客をどよめかせた。

小津は、「初めまして! 東京都出身高校3年生、17歳の小津玲奈です。突然ですが、今日は小津だけに、オズの魔法使いになりきってこの会場に魔法をかけたいと思います。私がこの杖を振って、魔法の言葉“オズジャーン”と言うと、この会場が紫色に一気に染まります。みなさん小津の魔法にかかる準備はできてますか! わかってますよね!」と観客に向けてメッセージ。「それでは行きます「オズジャーン!」」の声で客席が紫色に染まる。「ありがとうございます! 小津の初めての魔法、全成功です!」と魔法の初陣の達成感を露わにした。「私は笑い声がよく魔女みたいと友だちから言われるので、これから先、みなさんと一緒にたくさん笑っていきたいです」「これから、私のことを見つけていただいたときに“あ! オズジャーン”と気軽に言っていただけるような、みなさんの記憶に残るアイドルになりたいと思ってます!」と独特なアピールを繰り広げた。

かわいさと初々しさと混沌が入り混じる6期生の自己紹介はまだまだ続く。海邉は、「初めまして! 兵庫県出身18歳の海邉朱莉です。私は中学時代に吹奏楽部でパーカッションしていたので、今日はボディパーカッションをしながら自己紹介をしたいと思います」と語り、童謡の「きらきら星」を替え歌にした自己紹介ソングを体をバシバシ叩きながら歌唱。「“海”に難しい“邉”と書いて“かいべ”と読みます。読み方を変えると“うみべ”になるので、それにちなんで、今から海に誘いたいです。一緒に行ってくれる人は“いいよ!”って言ってくれるとうれしいです」と唐突にデートのシチュエーションへ。「あかりと一緒に行かへん?」と関西弁の誘いに、観客は「いいよー!!」とあっさり轟沈する展開となった。
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