野田洋次郎「半年間共に旅ができることを光栄に思います」
RADWIMPS、今田美桜×北村匠海共演のNHK朝ドラ『あんぱん』主題歌に新曲「賜物」書き下ろし
2025.02.10 12:00
2025.02.10 12:00
今年メジャーデビュー20周年イヤーを迎えるRADWIMPSの新曲「賜物」が、2025年度前期NHK連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌に決定した。
NHK連続テレビ小説の第112作目となる『あんぱん』は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに構成された物語。今田美桜が朝田のぶ役で主演、その相手役・柳井嵩を北村匠海が演じ、何者でもなかった二人の苦悩の日々と、それでも夢を忘れずにあらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの人生が描かれる。撮影は高知で行われ、共演キャストには現在まで加瀬亮、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、吉田鋼太郎、浅田美代子、細田佳央太、阿部サダヲ、松嶋菜々子、二宮和也、中沢元紀、瞳水ひまり、戸田菜穂、竹野内豊、高橋文哉、志田彩良、ソニン、瀧内公美、山寺宏一が発表されている。
のぶと嵩の波乱万丈な人生をRADWIMPSの新曲が彩る本作は、3月31日(月)から放送スタート。RADWIMPSの野田洋次郎と主演の今田美桜、チーフ・プロデューサーの倉崎憲からコメントも到着した。
野田洋次郎(RADWIMPS)コメント
この度「あんぱん」で主題歌を担当させていただきます。昨年春にオファーをいただいてから、手紙のように少しずつ届く脚本を読ませてもらいながら曲を育てていきました。読み進めるうちにのぶ、嵩、登場するそれぞれの人物が愛しくなり、時にどうしようもなく苦しくなり。彼らのことが好きになればなるほどどんな曲がふさわしいのか迷子になったりもしました。
「朝、出たくない布団から這い出す力が湧くような“効き目”があること」「のぶに負けぬ瑞々しい生命力を持った曲であること」「挑戦と冒険をすること」を主眼に作りました。
半年間、「あんぱん」と共に旅ができることを嬉しく光栄に思います。
よろしくお願いします!
主演・今田美桜 コメント
RADWIMPSさんの奏でる音楽と一緒に、のぶの人生を歩んでいけること、本当にうれしいです!「あんぱん」の物語が主題歌を通して、より視聴者の皆さんの心にしみわたると思います。初めて曲を聴いたときは、私がイメージする“朝ドラ”の主題歌とは少し違った印象を抱きましたが、聴けば聴くほど「あんぱん」の世界観にぴったりだと感じました。「あんぱん」の登場人物は、それぞれ悩みを抱えながら生きています。でも、悩みがあるからこそ喜びもあることに気づきますよね。そんな喜びの感情やのぶの成長に、主題歌の歌詞やリズムが強く結びついている気がします。皆さんの毎朝を少しでも彩ることができたらうれしいです。
倉崎憲(チーフ・プロデューサー)コメント
やなせ夫妻をモデルにした“朝ドラ”を描くにあたり、人生は決して喜びだけでなく誰にでも哀しさや愁いもあって、それを深く体現してくれるアーティストはRADWIMPSさんだとオファーさせていただきました。NHKの18祭の「正解」もそうですが、RADWIMPSさんの音楽には「生きるとは」を自身に問いかけられるような歌詞、曲が多く、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」をテーマの一つとしても描く「あんぱん」において、彼らと共にとことん挑戦・冒険してみたいという想いになりました。初めてお会いした時に、「今までの“朝ドラ”の主題歌のイメージに縛られず、自由に作ってください。生命力だったり生きる喜びが湧いてくるような曲を」とお伝えしました。一年近く対話を積み重ね「賜物」にたどり着きました。曲のなかでいろんな表情があり、可能性が無限に広がっていくような、まるでのぶと嵩の波乱万丈の人生のようです。毎朝この「賜物」を皆さんにお届けできること、とても心躍ります。