2025.02.10 18:00
2025.02.10 18:00
私は“普通”1位、オール平均値なんです
──廿日市は人間観察が趣味ですが、志田さんも普段から人間観察はしますか。
するほうですね。結構普段から人のことを見る癖があって。私は全然覚えていなかったのですが、幼稚園か小学生くらいの頃に母から人のことを見すぎて怒られたことがあるみたいです(笑)。今でも電車に乗りながら、無意識に人のことは観察しちゃいます。このお仕事はさまざまな人を演じるので、引き出しを増やす意味でもよく人のことは見ています。
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──廿日市にとっての人間観察くらい、志田さんの癖になっているものってありますか。
匂いを嗅いでしまう癖はありますね。何か物をさわったときに、パッと手を嗅いだりしちゃいます。ちょっと言葉にすると変わった人みたいに見えるのですが、街を歩いているときも、すれ違った人の匂いとかつい嗅いじゃったり(笑)。
──全然あると思います(笑)。
ありますよね。よかった(笑)。いい香りの人がいたりすると、何の香水使ってるんだろうって気になります。
──好きな香りってありますか。
洗剤っぽい柔らかい香りが好きです。柑橘系よりも、お花っぽい匂い、例えばホワイトリリーやサボンも好きです。今は家でワンちゃんを飼っているのでしませんが、以前まではよくお香やキャンドルを炊いたり、ルームフレングランスにもこだわっていました。
──劇中、次々とクラスメイトたちが豹変していきますが、共演者のみなさんの中で第一印象からいちばん“豹変”したのはどなたでしょう。
これはズバリ、みんなです! 読み合わせのときは、まだ誰がどんな方なのかをまったく知らなかったので、教壇に立って感情を爆発させているのを見ながら、全員が怖いと思っていたんです。でも現場に入ってお話ししてみたら、すごく優しくて気さくな方たちばかりだったので安心しました(笑)。
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──志田さんご自身は周囲からの印象と素の自分自身にギャップを感じることはありますか。
今まで演じてきた役柄が優等生だったり、大人しい子だったり、何かを抱えている子が多くて、私に笑顔の印象がないみたいなんです。なので、初めてお会いする方からは「結構笑うんですね」とよく言われます。
私、本当にちょっとしたことですぐ笑うんです。その場にいないと面白さが伝わらないタイプの話なんですけど、今撮影している現場のメイクさんがとても面白い方で。食べるシーンを撮ったあとに「ちょっと歯につまったかもしれないから、鏡を貸してください」ってお願いしたら、特殊メイク用の歯ブラシを「はい」って渡されて。それだけでめちゃくちゃ大爆笑していました。
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──今回、Bezzyでは映画『遺書、公開。』のキャストのみなさんにリレーインタビューを行います。 志田さんの次は堀未央奈さんにお話を伺うのですが、志田さんから見て堀さんの“1位”なところを教えてください。
ギャップ“1位”です。本当に綺麗な方なんですけど、実はちょっと大胆な一面もあって。そのサバサバした感じがカッコよくて、見ていて憧れるし、素敵だなと思いました。 さっきも一緒にお話ししていたんですけど、元陸上部だとおっしゃっていて、そういうところもギャップだなと思いますし。慕われる方だなと思いました。
あ、あと好きな食べ物も渋いんですよ。おつまみとかがお好きみたいで、そこもギャップで可愛いですよね。
──じゃあ、志田さん自身がこれは私が“1位”だというものはありますか。
なんだろう。難しいな……。普通“1位”かもしれないです。
──普通なんですか。
私、突出したものが特にないんですよ。見た目も目立った特徴があるわけでもないですし、地元の小中高で育ってきたので、そこも普通だなと思いますし。尖った趣味があるわけでもないですし、これといった特技もない。オール平均値なんです(笑)。なので、普通“1位”ということでお願いします。
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『遺書、公開。』場面写真 ©︎2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©︎陽東太郎/SQUARE ENIX