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家族ならではの不満や苛立ちをユーモラスに描く

江口のりこ、内田慈、古川琴音が三姉妹に 橋口亮輔9年ぶり監督作『お母さんが一緒』7月公開

2024.04.26 17:00

©︎2024松⽵ブロードキャスティング

2024.04.26 17:00

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橋口亮輔が監督、江口のりこが主演を務める映画『お母さんが一緒』が7月12日(金)より新宿ピカデリーほかで全国公開されることが決定した。

本作は第89回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、第70回毎日映画コンクール日本映画大賞、第58回ブルーリボン賞最優秀監督賞など数多くの映画賞を受賞した『恋人たち』(2015)から9年ぶりとなる橋口亮輔の最新作。脚本家・劇作家・演出家・映画監督など、マルチに活躍するペヤンヌマキが2015年に主宰する演劇ユニット「ブス会*」で発表した舞台『お母さんが一緒』を橋口監督自ら脚色。CS「ホームドラマチャンネル」の開局25周年ドラマとして制作されたオリジナルドラマシリーズを再編集し映画化される。

映画『お母さんが一緒』より江⼝のりこ、古川琴⾳、内⽥慈
©︎2024松⽵ブロードキャスティング

親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。長女・弥生は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる。そんな二人を冷めた目で観察する三女・清美。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。温泉宿の一室で爆発する三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、お互いをブラックユーモア満載に罵倒する修羅場へと発展。そこに三女がサプライズで用意していた彼氏・タカヒロが現れる。

映画『お母さんが一緒』より⻘⼭フォール勝ち、古川琴⾳
©︎2024松⽵ブロードキャスティング

映画やドラマなど多方面で活躍し、主演作の公開も相次ぐ江口のりこが長女・弥生を演じ、次女・愛美役には内田慈。話題作への出演が続く古川琴音が三女・清美に扮し、その彼氏・タカヒロにお笑いトリオ「ネルソンズ」のメンバーとしてバラエティ番組で活躍する青山フォール勝ちが抜擢され、家族という一番身近な他人だからこそ湧いて出てくる不満や苛立ちをユーモラスに描く。

公開決定と併せて本ポスタービジュアルと予告編、キャストからのコメントも到着した。

『お母さんが一緒』予告編

橋口亮輔監督 コメント
江口のりこさんはじめ、内田慈さん、古川琴音さん、青山(フォール勝ち)くんと、人気、実力ともに申し分のない出演陣を得て、僕も気合を入れ直して現場にのぞみました。たまらなく可笑しくて、少し痛がゆい、そんな人間たちの物語をぜひお楽しみください。

江口のりこ コメント
橋口さんの撮ったドラマが劇場版になりました。やっぱり映画にしなきゃ!というのは、誰もが思ったことだと思います。是非映画館でご覧になって下さい。

内田慈 コメント
「2015年に出演したペヤンヌさんの舞台作品を橋口さんが映像作品にする。しかも当時と同じ次女・愛美という役で。しかも江口のりこさんと古川琴音ちゃんとの三姉妹」というオファーをいただいた時は色んなびっくりと嬉しさでご褒美みたいだなと感じました。舞台版と映像版どちらにも出演する唯一の俳優部として何ができるかなぁと考えながら取り組んだ時間は、楽しく且つ挑戦の日々でした。登場人物たちのそれぞれの言い分は置いておいて(笑)、「なんかこの感情知ってるな」と見つけることで浄化されたり、または蓋をしていたモヤモヤと改めて向き合う時間になったり……。観てくださる方にとって、笑いながらそんな機会になる作品であったらいいな……。

古川琴音 コメント
あの三姉妹を、大きなスクリーンで、より多くのお客さんに観ていただけることがとても嬉しいです。いびつで愛おしい家族の姿を、橋口監督、スタッフのみなさん、江口さんと内田さん、そして青山さんと、たくさん笑いながら作りました。公開をお楽しみにお待ちください。

青山フォール勝ち(ネルソンズ)コメント
橋口監督のドラマに出演したことが夢のような出来事だったのに、映画化なんて夢のまた夢です。面白い作品になってますので全国の映画館でたくさんの方々に現実かどうか確認していただきたいです。

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作品情報

お母さんが一緒

©︎2024松⽵ブロードキャスティング

©︎2024松⽵ブロードキャスティング

お母さんが一緒

2024年7月12日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
配給:クロックワークス
上映時間:106分
映倫区分:G

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

原作・脚本:ペヤンヌマキ
監督・脚⾊:橋⼝亮輔(『ぐるりのこと。』『恋⼈たち』)
出演:江⼝のりこ 内⽥慈 古川琴⾳ ⻘⼭フォール勝ち(ネルソンズ)
製作:松⽵ブロードキャスティング

江口のりこ

アーティスト情報

1980年4月28日生まれ、兵庫県出身。
00年に劇団「東京乾電池」に入団し、同劇団の公演に参加しながら02年『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(三池崇史監督)で映画デビュー。『月とチェリー』(04/タナダユキ監督)で映画初主演。
『事故物件 恐い間取り』(20/中田秀夫監督)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
近年の主な出演作に『愛がなんだ』(19/今泉力哉監督)、『ツユクサ』(22/平山秀幸監督)、『川っぺりムコリッタ』(22/荻上尚子監督)、『BAD LANDS バッド・ランズ』(23/原田眞人監督)など。今後の公開待機作として主演作『あまろっく』(24/中村和宏監督)がある。
TVドラマ「時効警察」シリーズ(06・07・19/テレビ朝日)、「半沢直樹」(20/TBS)、「ソロ活女子のススメ」(21/TV東京)、「SUPER RICH」(21/フジテレビ)などでも個性を発揮し、人気を博している。

1996年10月25日生まれ、神奈川県出身。2018年にデビュー。
NHK特集ドラマ『アイドル』(22年/NHK)、大河ドラマ 『どうする家康』(23年/NHK) 、『ACMA:GAME アクマゲーム』(24年4月期放送予定/日本テレビ) や、映画『十二人の死にたい子どもたち』(19年/堤幸彦監督)、『花束みたいな恋をした』(21年/土井裕泰監督)、『偶然と想像』(21年/濱口竜介監督)、『今夜、世界からこの恋が消えても』(22年/三木孝浩監督)、『スクロール』(23年/清水康彦監督)、『雨降って、ジ・エンド。』(24年公開予定/髙橋泉監督)、『言えない秘密』(24年公開予定/河合勇人監督)など、注目作品に続々登場している。

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