2024.04.15 12:00
©「かなさんどー」製作委員会
2024.04.15 12:00
お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリこと照屋年之の監督最新作『かなさんどー』の公開が決定し、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。
監督の照屋はこれまでに家族の絆や祖先とのつながりを描いた『洗骨』や『演じる女』など、長編・短編を問わず多数の映画を制作。2018年制作『洗骨』はモスクワ国際映画祭、上海国際映画祭など各国の映画祭に出品され、日本映画監督協会新人賞をはじめとする映画賞を多数受賞した。
6年ぶりの新作となる『かなさんどー』は、監督の生まれ育った沖縄を舞台に豊かな風土と文化、そして照屋監督が持つ独自の死生観が織りなす「寛容のこころ」が溢れるヒュ―マンドラマ。最愛の母を亡くした娘の美花とその父・悟の再生が丁寧に描かれ、タイトルの『かなさんどー』は「愛おしい」を意味する沖縄の方言。「どー」をつけることで「愛してるよ」「好きだよ」というストレートな愛の告白の言葉になっている。
主人公の赤嶺美花役は『仮面ライダーエグゼイド』のヒロイン役やドラマ『賭ケグルイ』での演技が話題となり、NHK朝ドラからミュージカルまで幅広く活躍する松田るか。美花の母親・赤嶺町子役は、ドラマ・映画、舞台など数多くの作品に出演する名バイプレイヤーの堀内敬子。妻の死を受け入れずにいる美花の父親・赤嶺悟役は、国内外の様々な作品に出演し、現在配信中の『SHOGUN』も話題の名優・浅野忠信が務める。
最愛の妻・町子(堀内敬子)を失い、年齢を重ねるとともに認知症を患うようになった父・悟(浅野忠信)。主人公の美花(松田るか)は母が亡くなる間際にSOSの電話を取ることができなかった父親を許せずにいた。職をなくし沖縄に帰ることになった美花は、そこで生前に母がつけていた日記を見つけ、紐解いていくうちに知らなかった夫婦の過去や母の想いを知り、ある決意をする。
解禁されたティザービジュアルは、美花の両親である母・町子と父・悟が笑い合う姿が微笑ましく、タイトルの『かなさんどー』の意味「愛してるよ」「好きだよ」を表現するかのようなビジュアル。併せて解禁された特報映像は、7年ぶりに故郷に帰省する美花が町子の残した日記をきっかけに母の想いを知り、ある決意をする様子が描かれている。
また、4月20日(土)・4月21日(日)に開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄映画祭」に本作の監督・キャストの参加が決定。主演の松田るか、母親役の堀内敬子、父親役の浅野忠信ほか主要キャストが4月21日(日)のレッドカーペットに参加し、同日に本作の製作発表と照屋監督のこれまでの作品を振り返るイベントも開催される。
夫婦と親子の愛おしさを描いた映画『かなさんどー』は2025年新春に沖縄で先行公開、その後全国にて順次公開される。
照屋年之監督 コメント全文
人は「後悔の念」を抱きながら老いていく。死に際に、もし「許し」が得られたのなら、、、。「人の死」をどう見送ってあげるのか?「許し」という愛のかたちを僕なりに表現してみました。それぞれのキャストが演じる「愛おしい人物たち」。彼らの人生観に共鳴し、それぞれの人物を「かなさんどー(愛してる)」していただけたら僕は幸せです。