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「この生き方からは引退できない」と語る

オジー・オズボーンが車椅子に座ってでもライブ活動を復帰すると決意

2023.05.04 19:00

オジー・オズボーン(Ross Halfin)

2023.05.04 19:00

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1970年にブラック・サバスのボーカリストとしてデビューして以来、世界中のハードロック/メタルファンを魅了してきたオジー・オズボーン。今年の2月には健康上の理由でツアー活動引退を発表していたが、オジーはなんとしてでもライブを復帰したいと語っている。

メタル/ハードロック誌Metal Hammerの最新号に登場したオジー・オズボーンは、ボーカリスト/パフォーマーとしての思いを以下のように述べている。

「たくさん良いライブもしたけど、良くないライブをしたのも覚えている。ギタリストはギターを変えればいいし、ドラマーもドラムセットを変えればいい。でもボーカリストは、声が使えなくなったら、終わりだ。昔ニューヨークのナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムでライブをやったことがあった。会場に向かう途中で声が出なくなってしまったんだ。でも私を見にきた子供たちはみんなすでに会場にいる。“どうすればいいんだ”って思ったけど、頑張って歌ってみたら、みんなスタンディングオベーションをしてくれたんだ。ファンや子供たちにとっては、ライブをやらないで帰るより、良くない状態だとしてもライブを見れるほうが嬉しいんだ」

過去の経験から、調子が悪かったとしてもファンの前に姿を表すことが大切だと語ったオジー。また、彼はステージに立つことは「仕事」ではないとも発言している。

「私はライブをやるために生きているんだ。2023年のヨーロッパツアーはキャンセルしないといけなかったけど、決意は固い。車椅子で登場しないといけなかったとしても、もっとライブをやらないといけない。この生き方からは引退できないんだ。これは仕事ではなく、“パッション”だ。それ以外のことをどのようにしてやればいいかわからないんだ。一日中家で座ってるなんて辛い。私は常に外でライブやツアーをしてきた。55年もこうやって生きてきたし、自分の人生でしたなかで最も良い経験だった」

ツアーは難しいがライブ復帰は決まっており、オジーは今年の10月にカリフォルニア州で開催されるフェス「Power Trip」に、ガンズ・アンド・ローゼズ、AC/DC、メタリカ、アイアン・メイデン、TOOLとともに出演する。

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オジー・オズボーン

アーティスト情報

英国バーミンガム出身。1970年ブラック・サバスのヴォーカルとしてアルバム『黒い安息日』でデビュー。瞬く間に人気を獲得し2ndアルバム『パラノイド』で早くも全英1位を獲得するなど、ヘヴィ・メタルの始祖的バンドのフロントマンとしてシーンの第一線で活躍するも’78年暮れにブラック・サバスを脱退。1980年(日本は’81年)の1stアルバム『ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説』、翌年の2ndアルバム『ダイアリー・オブ・ア・マッドマン』でソロとしても早々に成功を収め、“ヘヴィ・メタルの帝王”としての地位を不動のものとする。鳩やコウモリを食いちぎるなどロック史に残る奇行の数々とは裏腹に、楽曲はメロディックかつキャッチーでソングライターとしても高く評価されている。ランディ・ローズ、ザック・ワイルド、ジェイク・E・リー、ガス・Gなど、名ギタリストをこれまで多数輩出してきたことでも有名である。これまでブラック・サバスで9枚、ソロとして11枚のオリジナル・アルバムを発表している。

(引用)https://www.sonymusic.co.jp/artist/OzzyOsbourne/profile/

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