2022.09.22 18:00
2022.09.22 18:00
会えないと言われてる時代だから会いたい
──今日は9月24日のイベントのチケットの直売所にお邪魔させていただいているんですけど。現状9月24日のイベントについてインタビューで話せることってありますか?
9月24日は「不楽足ル」の初演になりますね。
──ちなみに「不楽足ル」の全貌ってかなり謎に包まれてるとは思うんですけど、「不楽足ル」って何をする集団になるんですか?
これは「音楽」ですね。
──なるほど。そしたらこれは「不楽足ル」のライブという認識で間違い無いでしょうか?
そうですね。ただ、ライブ以外のこともきちんと整えて、「これは普通じゃねぇわ」ってものにはしたくて。チケットの売り方からもわかるように、売れる売れないは置いておいて、普通のことをやっていたらダメだと思っていますね。「あのバンドのあのライブを観ないとあの体験は得られない」と思えるようなものにしたいですね。
──僕も皆さんと同じようにどんなものが観れるのか楽しみにしています。どんなことをやるかって固まってるんですか?
固まってますね。公言してる通り、10分くらいならドラムも叩けるので、久しぶりに人前でドラムを叩いてみるのもアリなのかなって思ってますね。
──それは喜ぶ人たくさんいそうですね。
ドラムを叩いちゃいけない理由もないですからね。
──バンドでもない、アイドルでもない、新しいカルチャーが生まれる瞬間を目撃できそうですごく楽しみです。ちなみになんですけど、直売所を今日含めて2回やってみた率直な感想はいかがですか?バンド時代には中々できなかったことだとは思うのですが。
やっぱり思った通りであって。住まいが千歳船橋って明かした時に「変な人来たりしないんですか?」って言われても「大丈夫です、俺そういう風にやってないんで」って言ってて。で、蓋を開けてみたらこれですよ。私を媒介に集まった人たちが勝手に喋りだすという(笑)
──もうサトヤスさん無視して盛り上がってるところたくさんありますもんね(笑)。でもすごくサトヤスさんの人間性が投影されている会に思えます。
あと、こうでもしなきゃ会えなかった人がたくさんいるんだなと思いましたね。
──今までは演者とファンの関係だったわけですもんね。
会えないって言われてる時代だからこそ会いたいですよね。僕は対話が好きで。文字通り対面して話す、最近のネット上のアレコレは僕は対話だと思ってなくて。僕は対話できない人と縁を感じないので、反ネットみたいなことをやってみた感じですね。こういうことを通して最終的にはジストニアはできなかったことができるようになることだけが完治じゃないってことを伝えていきたいですね。
──ありがとうございます。このインタビューを通してサトヤスさんは個人というものをとても大切にされてる方なんだなと再認識しました。最後にお聞きしたいのですが、サトヤスさんにとって人生ってなんでしょうか?
結局のところ人は一人で生まれて一人で死んでいくものなので、それに抗っているんですよ。それぞれ潰える瞬間はバラバラで、生まれてから死ぬまで孤独なことが決まっているならそれに抗った方が楽しいですからね。「不楽足ル」も楽しくないはもういっぱいなので、抗いましょうっていうね。
──なるほど、すごくサトヤスさんの今の活動を体現している言葉だと思いました。今日のインタビューを通してより一層「不楽足ル」の活動、そしてサトヤスさんのこれからの活動が楽しみになりました。本日はありがとうございました!
ありがとうございました!