ストリートカルチャーの誕生をドキュメント
90年代NYストリートシーンの重要人物たちが多数出演、映画『All the Streets Are Silent』公開決定
2022.07.28 12:00
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2022.07.28 12:00
映画『All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合』が、2022年10月21日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開されることが決定した。
本作は、90年代ニューヨークから生まれ、今では世界的にメインストリームとなったストリートカルチャーの誕生を追ったドキュメンタリー映画。
1980年後期のニューヨーク。アンディ・ウォーホールやジャン=ミシェル・バスキアたちの時代が終焉を迎え、そこに空いた穴を埋めるかのようにヒップホップとスケートボードという2つのサブカルチャーが頭角を現し始める。当初ヒップホップは黒人の物、スケートボードは白人の物というイメージが強かったが、当時では珍しくヒップホップを流すクラブMarsのオープンから、Wu-TangClan、Nasやノトーリアス・B.I.G.などのラッパーの誕生、映画『KIDS/キッズ』の公開、スケートブランドZooYorkやSupremeのローンチなどを経て、ライフスタイルが似ていた両者の文化は次第に交わり、ラッパーがスケートブランドで着飾るように、スケーターがヒップホップを聴くようになる。不良と呼ばれていた若者たちの生き様が、今では世界的に最も影響力のあるストリートカルチャーを作り上げた。そんな、世界で最も勢いのあるカルチャーを作り上げた不良たちの物語。
ポスタービジュアルには、2006年に31歳の若さでこの世を去ったニューヨークのレジェンドスケーター、ハロルド・ハンターが華麗な技を決める写真を使用。今からちょうど27年前の1995年7月28日に北米で公開を迎えた映画『KIDS/キッズ』に出演していたハンターは、この映画を切っ掛けにニューヨークのスケートカルチャーを世界に知らしめることとなった。本作では、同じく『KIDS/キッズ』に出演したロザリオ・ドーソンやレオ・フィッツパトリックがインタビュー出演している他、若かりし頃のハーモニー・コリンの映像も使用されている。
また、90年代ヒップホップを代表するアーティストや、現在のストリートファッション界を代表するスケーターなど90年代ニューヨークのストリートを生きた豪華人物たちがインタビュー出演。Jay-Z、Method Man、BustaRhymesなどのまだ無名時代の映像も収録されている。さらに、スケートブランドZOO YORK設立メンバーの一人、イーライ・ゲスナーがナレーションを担当する他、90年代ヒップホップ界を代表するプロデューサーのラージ・プロフェッサーがオリジナル楽曲を提供している。