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特集『UA 25th→→→30th』 第3回

UA×藤原さくら初対談――世代を超え結びつくふたりの人生観

2022.07.26 12:00

2022.07.26 12:00

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100人いたら100通り(UA)

――UAさんはご自分の体にすごい正直に生きてらっしゃる感じがして。

UA はい。もうなんか気にしいなんですよ。

――そこが健やかじゃないとなんか作れない?

UA そうそう。若い頃、さくらちゃんの年の頃とかさ、本当に色々悩んだりして、もがいたと思うんだけど、体が一番ね(笑)。体さえしっかりしてたら悩まないんですよね、人って。という風になってきちゃって。そこを意識していれば問題ないというか。それにさ、環境問題のことがここまで謳われてる時だと、情報に対しても意識ががそっち行きますよね、やっぱりサヴァイヴしなきゃっていうこともあるし。

藤原 確かに。

UA うん。あとなんだろう?精神面の色んななんか今名前がついてるじゃない、カタカナとか英語のアルファベットのいろんなのね。ああいうのどう思ってます?私とかも完全ADHDだと思うし。多動。映画館とか行ってもずっと座ってるとか絶対できない、ずっと動いているタイプだし。

――逆に名前がつけられて開示されて楽になった人も居るのかな、と。

UA ああ、そうか。はっきりすることで対処が見えてってこと?

――昔は名付けられてなかったから、ただ変わった人みたいな感じに受け取られていてのかなと。

UA でもねえ普通の人とか一般の人とかっていう言葉ではあるけど、誰が一般なんだろうっていうか、普通ってなんだろうってなりますよね。100人いたら100通りですもんね。

藤原 確かに。一人ひとりが持ってる個性があって、それがこう、今は生きやすい時代になってきてる気は。

UA する?生きにくいなって思った時代とかあるの?

藤原 大人になってくるにつれてすごい楽になってる感じはあって。

UA それはやはりみんなに歌を聴かせるようになって、その自分の中で、まあ承認欲求と言うと言い過ぎかもわからないけど、自分の中で成立してくる自分の表現を認めてもらってっていう中で落ち着いてきたっていうこともありますか?

藤原 あります。すごく傷ついた経験とかってもちろんあるじゃないですか、生きてくる中で。大事な人が亡くなってしまったりとか。

UA 寂しいってことね。

藤原 寂しいとか怒りだとかってなった時に、歌に消化できるからなんか成り立っている感じがして。悲しいことがあっても、「あ、でもこの曲が生まれるために起こったのかも」みたいな、全部なるようになってる。

UA じゃあ作られる歌は結構自分の体験が元になっている?

藤原 割とそうですね。ただ英語の歌詞の方がが生々しいことも言えたりもするので使い分けています(笑)。

UA それはありますよね。日本語ってね、すとーんっていっちゃうからね。

藤原 そうですね。歌詞の内容をそのまま取られちゃったり。

UA 聴く音楽は英語の曲が多い?それとも日本の曲も同じぐらい聴くんですか?

藤原 年々洋楽の方が多いですかね。最初YUIさんに影響を受けてたので邦楽も好きなのですが、今はワールドミュージックとか。

UA ワールドミュージック!へー。

藤原 レゲエとかもすごい好きになって。

UA ジャマイカンレゲエ?

藤原 ボブ・マーリィの曲を仕事で演奏させていただいたことがあって、それで好きになりました。

UA ズバリ何を?

藤原 その時は『Stir it up』という曲を。

UA それではまったんだ。それまでは全然聴いてなかったの?

藤原 聴かず嫌いというか。今では自分の曲をライヴでレゲエアレンジしたりしてます(笑)。

UA ボブ・マーリィはボブ・マーリィですよね、レゲエって言いたくないようなとこありますよね。

藤原 ところでUAさんはいろんな方と制作されるじゃないですか。最初にメロディから作ったり、歌詞から作ったりとかはバラバラですか?

UA コンポーズを依頼する時は歌詞が先ってことはまずないです。私はポエムは書かないんですよね、リリックしか書けないので、やっぱりメロディーがあって、いろんなアレンジがある程度見えた方が世界が広がるから。自分で書くときは一緒の時はあるんですけど、音と言葉が。

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作品情報

ブロードウェイミュージカル『ジャニス』

ブロードウェイミュージカル『ジャニス』主要キャストビジュアル

ブロードウェイミュージカル『ジャニス』主要キャストビジュアル

ブロードウェイミュージカル『ジャニス』

2022年8月23日(火)、 8月25日(木)、 8月26日(金)
場所:東京国際フォーラム ホールA
OPEN 18:00 / START 19:00(各日共通)
チケット:SS席 16,000 円(前方席保証)/ S席11,000円 / U-25席5,000円 ※全席税込
お問い合わせ:DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00〜15:00)

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演
ジャニス・ジョプリン:アイナ・ジ・エンド
アレサ・フランクリン:UA
ニーナ・シモン / ブルース・シンガー / ジョプリナーズ:浦嶋りんこ
オデッタ / ベッシー・スミス:藤原さくら
エタ・ジェイムス:長屋晴子(緑黄色社会)
ブルース・ウーマン / ジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:MARU
ジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:多和田えみ
ジョプリナーズ / ザ・シャンテルズ:菅谷真理恵
バンド:亀田誠治(Ba)河村"カースケ"智康(Dr)、 小倉博和(Gt)、 名越由貴夫(G)、 斎藤有太(Key)、 山本拓夫(Sax)、 西村浩二(Tp)、 半田信英(Tb)

STAFF
総合プロデューサー:亀田誠治
演出:藤倉梓
訳詞:森雪之丞
翻訳:丸山京子
振付:菅谷真理恵
歌唱指導:森大輔
演出助手 / 振付助手:柴崎咲子
へアメイク:山田信之介
衣装:金澤見映
宣伝:JOIND

ビジュアル撮影:レスリー・キー

脚本 / オリジナル演出:ランディ・ジョンソン
オリジナル振付:パトリシア・ウィルコックス

『Are U Romantic?』(初回限定盤)

『Are U Romantic?』初回限定盤ジャケット

『Are U Romantic?』初回限定盤ジャケット

『Are U Romantic?』(初回限定盤)

2022年5月25日リリース
CD+DVD / VIZL-2024
4,400円(税込)

購入はこちら

収録内容

<CD>(初回限定盤・通常盤共通) ※【】は楽曲提供
1. 微熱【マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)】
2. お茶【永積 崇(ハナレグミ)】
3. アイヲ【岸田繁(くるり)】
4. 蜂蜜とミルク【JQ(Nulbarich)】
5. Honesty【中村佳穂】
6. Okay【Kj(Dragon Ash)】

<DVD>(初回限定盤のみ)
1. 情熱
2. 黄金の緑
3. 閃光
4. HORIZON
5. 微熱
6. プライベート サーファー

Are U Romantic?(通常盤)

『Are U Romantic?』通常盤ジャケット

『Are U Romantic?』通常盤ジャケット

Are U Romantic?(通常盤)

2022年5月25日リリース
CD+DVD / VICL-65654
2,750円(税込)

購入はこちら

収録内容

<CD>(初回限定盤・通常盤共通) ※【】は楽曲提供
1. 微熱【マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)】
2. お茶【永積 崇(ハナレグミ)】
3. アイヲ【岸田繁(くるり)】
4. 蜂蜜とミルク【JQ(Nulbarich)】
5. Honesty【中村佳穂】
6. Okay【Kj(Dragon Ash)】

1995年にデビュー。「情熱」「悲しみジョニー」「ミルクティー」等のヒット曲を持ち、AJICO やUA×菊地成孔としての活動も行う。2003年にNHK Eテレで放送された「ドレミノテレビ」では、うたのおねえさんとしてレギュラー出演し、翌年に童謡・愛唱歌集「うたううあ」をリリース。これまでにワンマンツアー、フェス等、出演多数。ボーカリストとして様々なアーティストの楽曲にも参加している。
2005年より都会を離れ、田舎で農的暮らしを実践中。カナダに居住。
また、初主演の「水の女」や、「大日本人」「eatrip」など映画にも出演。朝日新聞デジタル「&w」で野村友里さんとの往復書簡「暮らしの音」を連載、α-STATION「FLAG RADIO」で DJ を務めるなど、その活動は多岐に渡る。

2022年1月、2020年のデビュー25周年から満を持して開催された『UA 25th→→→to 30th Anniversary Live!!』を成功させ、2022年5月に6年ぶりの新作となるEP『Are U Romantic?』をリリースした。

藤原さくら

アーティスト情報

藤原さくら/シンガーソングライター
福岡県出身。1995年生まれ。
父の影響ではじめてギターを手にしたのが10歳。洋邦問わず多様な音楽に自然と親しむ幼少期を過ごす。
高校進学後、オリジナル曲の制作をはじめ、少しずつ音楽活動を開始。地元・福岡のカフェ・レストランを中心としたライブ活動で、徐々に注目を集める。シンガーソングライターとしてのみならず、役者としても活動。
天性のスモーキーな歌声は数ある女性シンガーの中でも類を見ず、聴く人の耳を引き寄せる。

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