タグ一覧:#舞台レポート(11件)
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見どころ充実の約3時間、ファンならずとも必見の理由とは 日向坂46四期生だから生まれた最高の化学反応がここに、舞台『五等分の花嫁』開幕
2025.03.09 20:55
日向坂46四期生の11人が、ヒロインである五つ子を演じる舞台『五等分の花嫁』が3月8日に東京・品川プリンスホテル ステラボールにて開幕。それに先駆けて7日、記者会見と公開ゲネプロが行われた。 原作は、春場ねぎによる同名マンガ。進学が危ぶまれる五つ子の女子高校生と、その家庭教師である1人の男子高校生の恋愛を描くラブコメディで、コミックスはシリーズ累計発行部数2,000万部を突破。TVアニメ、映画、ゲームなど連載終了後もメディアミックス展開が続いている人気作品だ。貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生、しかも五つ子だった<a href="https://bezzy.jp/2025/03/60904/">…
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今こそ“再生の物語”が能登で上演されるべき理由を考える 吉岡里帆と蓮佛美沙子の二人芝居『まつとおね』開幕、時代を超えた絆が私たちに問いかけるものとは
2025.03.06 18:00
舞台『まつとおね』が開幕した。 本作は、加賀百万石の祖・前田利家の妻まつと、天下統一を果たした太閤・豊臣秀吉の妻おねの友情を描いた物語。まつを吉岡里帆、おねを蓮佛美沙子が演じている。 脚本は、『天地人』『花燃ゆ』で2度の大河ドラマ執筆を手がけた小松江里子。演出は、歌舞伎俳優の中村歌昇。昨年発生した能登半島地震の復興祈念公演であり、会場も地震による被害を受けた石川県七尾市の能登演劇堂で行われる。なお、能登演劇堂で舞台公演が催されるのは、地震以降で本作が初となる。 戦乱と災害。時代は変わっても、理不尽によって人々の生活が脅かされる現実は今も変わらない。その中で、私たちはどう生きていくべきなのか。戦<a href="https://bezzy.jp/2025/03/60721/">…
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会話はほぼプライベート!?今後のシリーズ化への期待も語る 積み重ねてきた2人の時間がここに、向井康二×室龍太の絆を垣間見る『ムロムカイ』開幕
2025.01.29 19:00
Snow Manの向井康二と室龍太が構成・出演を務める舞台『ムロムカイ』が、1月27日より東京グローブ座にて開幕。1月26日に公開ゲネプロと囲み取材が行われた。 舞台は、室が向井に「引っ越しをしたい」と電話で相談する場面から始まる。理想の新居に引っ越すことができ、ご機嫌……と思っていたら突然向井が登場、びっくりする室。なんと室の部屋の上は向井の部屋だった! 引っ越し祝いと称していらない家電を押し付けようとする向井に怒ったり、時代劇に出演することになった室のためになぜか向井が殺陣を教えたり。途中でファンからの質問コーナーも挟みつつ、きちんと台本があるもののようでもあり、日常のようでもある2人のや<a href="https://bezzy.jp/2025/01/57982/">…
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この舞台がいかに“特別”か、キャストや音楽の魅力と共に解説 命を削るかのような稲垣吾郎の熱演が心打つ、4年ぶりの再演『No.9 ー不滅の旋律ー』開幕
2024.12.25 20:30
稲垣吾郎主演の舞台『No.9 ー不滅の旋律ー』が2024年12月22日、東京国際フォーラムCで開幕。それに先駆け、前日の21日に公開舞台稽古が行われた。今回で2015年、2018年、2020年に続く4度目の上演となる。 1800年、刻々と変化する政治情勢の影響を受けつつも、「音楽の都」として栄えるオーストリア、ウィーン。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(稲垣吾郎)は、豊かな音楽の才能に恵まれながらも、複雑で偏屈な性格のため、行く先々で騒ぎを起こしていた。さらに以前から不調だった聴覚の障害が深刻さを増し、身体のうちに溢れる音楽と不幸な現実の間で、その心は荒んでいる。 だが、彼の才能を深く理解<a href="https://bezzy.jp/2024/12/55822/">…
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根底にある喜劇の本質、観客に委ねられる“本当の裁き”とは シェイクスピアの傑作が現代に問いかける、正義とは何か?草彅剛主演『ヴェニスの商人』開幕
2024.12.06 20:00
12月6日、日本青年館ホールにて舞台『ヴェニスの商人』が開幕。世界で最も高名な劇作家ウィリアム・シェイクスピアが残した喜劇の一つであり、これまで何度も上演され続けてきた傑作に、新たな息吹が吹き込まれた。 稀代の悪役・シャイロックを演じるのは草彅剛。タイトルにもなっているヴェニスの貿易商・アントーニオに忍成修吾。騒動の発端となる親友・バサーニオに野村周平。そして、八面六臂の活躍を見せる富豪の娘・ポーシャとその侍女・ネリッサを、それぞれ佐久間由衣と長井短が演じる。 演出は、現代演劇界の先頭に立つ森新太郎。今考え得る最高の布陣で臨む『ヴェニスの商人』は、混迷の令和の世にどんな裁きを下すだろうか。 物<a href="https://bezzy.jp/2024/12/54844/">…
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キャストたちの確かな演技力が織りなす名作の魅力を解説 舞台『Come Blow Your Horn』開幕、髙地優吾がニール・サイモンの会話劇で“新たな自分”に
2024.10.07 20:00
SixTONESの髙地優吾が初めての単独主演を務める舞台『Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~』が、2024年10月3日(木)に東京・新国立劇場 中劇場で開幕。開幕に先駆け、前日にゲネプロと初日前会見が行われた。 今作は、アメリカを代表する劇作家ニール・サイモンが3年半の歳月をかけ、何度も書き直しを重ねて完成させたブロードウェイデビュー作。映画化もされ、日本でも幾度となく上演されている人気作品だ。 バディ・ベーカー(髙地)は厳格な父親、神経質で過保護な両親との生活にうんざりし、23歳の誕生日を機に実家を出て、兄のアラン(忍成修吾)が暮らすアパートに転がり込む。アランはバディ<a href="https://bezzy.jp/2024/10/51787/">…
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観る者の背中を押すストーリーとキャラクターの魅力を解説 Hey! Say! JUMP伊野尾慧が初ミュージカルで奮闘!『ハネムーン・イン・ベガス』上演開始
2024.04.10 17:30
Hey! Say! JUMPの伊野尾 慧が主演をつとめるブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』が4月9日(火)より池袋・東京建物Brillia HALLにて開幕。それに先駆け、4月8日(月)に公開ゲネプロと記者会見が行われた。 今作は1992年に大ヒットしたニコラス・ケイジ&サラ・ジェシカ・パーカー出演の同名映画を、監督・脚本を手がけたアンドリュー・バーグマンが自らミュージカル化したブロードウェイの人気作。ラスベガスとハワイを舞台に、結婚に臆病な主人公とその彼女が巻きこまれていく騒動を、コミカルな演出で描いていく。 ジャック(伊野尾 慧)は5年越しの恋人ベッツィ(松田るか)との<a href="https://bezzy.jp/2024/04/43056/">…
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赤堀雅秋の挑戦作が思い出させる演劇の“醍醐味”とは 舞台上で起こる、現実のような一夜の出来事を目撃する。舞台『ボイラーマン』開幕
2024.03.10 15:00
赤堀雅秋プロデュース『ボイラーマン』が2024年3月7日、東京・本多劇場にて開幕した。 舞台上にあるのは、建物の裏手らしい場所。電話ボックス、自動販売機、ごみ集積所、放置自転車、正面奥には階段……どこにでもありそうな、街の片隅の光景だ。そこに一人、喪服の女(安達祐実)が現れた。続いて石段の上からは、トレンチコート姿の中年男(田中哲司)。互いをやり過ごした後、残った男は煙草に火をつけ、それをマンションの住人である中年女(村岡希美)が見咎め、糾弾する。体調の悪そうな警官(赤堀雅秋)が現れ、中年女とのやりとりから、この町で連続放火事件が起きていることがわかる。さらには奇矯な言動の老人(でんでん)と、<a href="https://bezzy.jp/2024/03/41492/">…
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“稀有な才能たち”が融合した存在感溢れる舞台の見どころは 香取慎吾が”寺山修司の世界”で演じ、歌う!舞台『テラヤマキャバレー』開幕
2024.02.10 15:00
なんと猥雑で、美しくて、ユーモアにあふれて楽しい”キャバレー”なのだろう! 香取慎吾主演『テラヤマキャバレー』が2月9日、日生劇場で幕を開けた。それに先立ち2月8日、公開舞台稽古と記者会見が行われた。 そのタイトルの通り、今作のモチーフでありテーマは「寺山修司」。没後40年を迎え、その稀有な才能に再び注目が集まる寺山修司がもし今生きていたら、何を思い、何を表現したのか? 今作はそんな発想から立ち上がったという。 1983年5月3日火曜日、寺山修司(香取慎吾)はまもなくその生涯を終えようとしていた。寺山の脳内では、彼を慕う劇団員がキャバレーに集まっている。寺山が戯曲『手紙』のリハーサルを劇団員と<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40401/">…
#デヴィッド・ルヴォー#テラヤマキャバレー#伊礼彼方#凪七瑠海#平間壮一#成河#村川絵梨#池田亮#福田えり#舞台レポート#香取慎吾
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女優として開花した初単独舞台に込められたメッセージを辿る 高城れに主演舞台『最高の家出』開幕、三浦直之が描く“逃げる”の先にあるものは
2024.02.06 17:30
ももいろクローバーZの高城れにが主演をつとめる舞台、パルコ・プロデュース 2024『最高の家出』が、2024年2月4日(日)~24日(土)に東京・紀伊國屋ホールにて上演される。2月4日(日)には、初日に先立ち公開ゲネプロと記者会見が行われた。 結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒(たちばなほうき/高城れに)。道中で無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港(東島京)に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこではたった1人の観客のために、7ヵ月間をかけてひとつの物語を上演しており、箒は家出した港の代役を務めるハメになる。港に恋をしていた舞台の主演、<a href="https://bezzy.jp/2024/02/40179/">…
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会見では自宅に暗室を作るほどの溢れるカメラ愛を語る 稲垣吾郎主演、写真館を舞台に幾重に重なる人生と心模様描く『多重露光』開幕
2023.10.09 13:00
稲垣吾郎が主演する舞台『多重露光』が10月6日に東京・日本青年館ホールにて開幕した。 フィルムカメラで写真を撮影する際、1枚撮影するたびにフィルムを巻き上げる必要があるが、それをあえて、もしくはうっかり、巻き上げずにもう一度シャッターを切ることで、1コマの中に2枚以上の複数枚の画像を重ねて写すことができる。全く違う写真の重なりが物語を感じさせる。予想外の写真を生む技法が、今回公演名に冠された「多重露光」だ。 海の写真に人物を重ねると、海の中に人が浮かんでいるような写真が完成する。親子2人を撮った写真に、友人2人で撮った写真を重ねると……3人もしくは4人の家族写真のように見える。交わらないはずの<a href="https://bezzy.jp/2023/10/33861/">…