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主演映画『緑のざわめき』を経て思う役者としての在り方 嘘をつかない、わかったふりをしない。松井玲奈が選んだ、違う人生を演じるためのアプローチ
2023.09.12 17:30
福岡と佐賀を舞台に、3人の異母姉妹が織りなす物語を描いた映画『緑のざわめき』。体調を壊し故郷に戻ってきた女優である主人公・小山田響子を演じたのは、近年『よだかの片想い』や『幕が下りたら会いましょう』など、主演作で高い評価を得ている松井玲奈。今作をはじめとした同世代の女性監督たちとの作品づくりで実感したことや、役者業以外の「創作活動」について……注目作への出演が続く彼女が、今感じていることとは。 バックボーンを知ってから臨んだ今回の役 ──最初に出演のお話が来たときの印象は?オファーをいただいて、まず脚本を読ませていただいたんですけど、なんだか人間模様が複雑なお話だなと。その後、監督の夏都さんと<a href="https://bezzy.jp/2023/09/32298/">…
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女優としての転機作と映画『緑のざわめき』で得た学び 「作品づくりの熱量」を感じた幸せな現場で、岡崎紗絵が挑んだ新たな役柄
2023.09.01 17:00
福岡、佐賀を舞台に、3人の異母姉妹が織りなす物語を描いた夏都愛未監督作品『緑のざわめき』。松井玲奈が演じる主人公・響子の異母妹であり、彼女をストーキングしている菜穂子役を演じたのは、ドラマや映画、バラエティ番組など近年俳優としての活躍が目覚ましい岡崎紗絵。モデルとしても長らく活動、二つの顔を持つ彼女にとって、今作は新たな“挑戦”の場でもあったようだ。 「今までにない役」だからこそ、任されたという嬉しさがあった ──この『緑のざわめき』のオファーが来たとき、どう思われましたか? まず脚本を読ませていただいたときに感じたのは「難しいな」と。というのも、私が今までに演じたことがないタイプの役だったん<a href="https://bezzy.jp/2023/09/31533/">…
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映画『高野豆腐店の春』への出演で再認識した映画への愛情 焦らず「今できること」をやればいい。麻生久美子が今考える、作品への向き合い方
2023.08.22 12:00
映画の街・尾道に佇む昔ながらの豆腐屋を舞台に、職人気質の父と頑固な娘の交流を描いた映画『高野豆腐店の春』。娘・春役を演じた麻生久美子にとって、久しぶりのメインキャストでの映画出演作となった。出演して改めて感じた「映画」への愛情、子育てや私生活とのバランスを取りながら演じる仕事を続けることについて……彼女が今、感じていることとは? 広島は自分にとって、特別な場所の1つ ──メインキャストでの映画へのご出演、久しぶりですよね? はい、そうなんです! ──この作品に出演を決められた理由というのは? 脚本を読んで「こういう日本映画に出たかった」と思える、そんな作品がとうとう来たな、と。お話もシンプルで<a href="https://bezzy.jp/2023/08/30944/">…
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ミュージカル愛が詰まった完全新作公演の見どころを解説 日本ミュージカルの「未来」がここにある、新藤晴一プロデュース『ヴァグラント』開幕
2023.08.21 17:00
a new musical『ヴァグラント』が、2023年8月19日より明治座で開幕。前日にはそれにさきがけ、記者会見と公開ゲネプロが行われた。今作はポルノグラフィティのギタリスト・新藤晴一が初めてプロデュースするオリジナルミュージカル。プロデュース・原案・作詞・作曲を新藤が、脚本・演出を板垣恭一が担当している。 本作の舞台となるのは約100年前、大正時代の日本。佐之助(平間壮一/廣野凌大)と姉貴分の桃風(美弥るりか)は、祝いの場や不吉なことが起きた場所で歌や踊りを披露する〝マレビト〟と呼ばれる芸能の民。物語は、2人が招かれた三ツ葉炭鉱の新社長就任式の場面から始まる。新社長の正則(水田航生)、坑<a href="https://bezzy.jp/2023/08/30998/">…
#ヴァグラント#上口耕平#小南満佑子#山口乃々華#平岡裕太#平間壮一#廣野凌大#新藤晴一#水田航生#玉置成実#美弥るりか
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『シュレック・ザ・ミュージカル』の先に見据える野望も語る 日本では“規格外”? spiが目論む海外進出と役者としての社会貢献
2023.07.15 19:00
大人から子供まで「笑える」場面の数々、キャスト陣の圧倒的な歌唱力と表現力、現代に生きる人達に刺さるテーマ性……昨年、トライアウト公演で好評を博した『シュレック・ザ・ミュージカル』がフルバージョンとなり、現在好評公演中だ。 昨年に引き続きシュレックを演じるのは、ミュージカル作品から『刀剣乱舞』シリーズまで幅広く活躍を続けるspi。日本人の母とアメリカ人の父を持つダブルルーツであり、このシュレックという役にはシンパシーを感じていたという彼だが、今後は活動の場を海外に広げることも考えているとか。念願のフルバージョン公演、そして今後の活動について彼が今、考えていることとは? 一歩踏み出すドキドキ感を感<a href="https://bezzy.jp/2023/07/28732/">…
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映画『水は海に向かって流れる』で学んだ演技の醍醐味 「演じることは、難しいけれど楽しい」當真あみ16歳が語る、俳優としての未来地図
2023.06.08 12:00
まっすぐな眼差しと、凛とした雰囲気。しかし笑顔を見せると、等身大の「16歳」が見え隠れする。今注目の俳優・當真あみが映画『水は海に向かって流れる』で演じたのは、大西利空演じる直達に思いを寄せる女子高生役。撮影時はほぼ初めての演技経験とのことで、みずみずしい彼女の姿が記録されているのも見どころの一つだ。 大きな転機となったこの映画出演と、それからさまざまな作品を経ての変化……成長過程の真っ只中にある彼女が今、感じていることとは。 「そのままで」の言葉で演じた“楓ちゃん” ──この『水は海に向かって流れる』が初めての長編実写映画の撮影だったんですよね? 最初に出演が決まったときのお気持ちはいかがで<a href="https://bezzy.jp/2023/06/26716/">…
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新しい日本舞踊を提示する未来座『舞姫』が国立劇場で上演 舞踊家として、女優として。多岐に活躍する藤間紫が模索する「未来のかたち」
2023.05.31 18:00
彼女と話していると、なんとも魅了されてしまう。チャーミングな表情と、小柄な体躯から溢れんばかりのパワー。きっとそれは、舞踊家として彼女が歩んできた、そして背負ってきたものも関係しているのかもしれない。 日本舞踊家たちが日本舞踊の創造に取り組む「日本舞踊 未来座=最(SAI)=」。その最新作で主人公をつとめる舞踊家・藤間紫は、「女優・藤間爽子」としてさまざまなドラマや演劇で活躍する存在でもある。「藤間紫」という大きな名跡を継いで2年、さまざまな形で世間からも注目が高まる今、女優として、舞踊家として彼女が今考えていること、そして今作にかける思いとは? 「日本舞踊が好き」でつながる幸せな空間 ──第<a href="https://bezzy.jp/2023/05/26431/">…
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作品を重ねて身につけた演技との向き合い方とは 女優・福地桃子が語る“縁”への感謝「演じることは知らない自分を見つけてもらうこと」
2023.05.10 17:00
けして、饒舌なタイプではない。しかし、こちらが投げかけた質問を一つひとつゆっくり確かめるように、「彼女自身の言葉」で返していく……その真摯な様子に、今多くの作品で彼女が活躍する理由がわかる気がした。 主演映画『あの娘は知らない』の公開や、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演など、大きな作品が立て続いた2022年。そして2023年春は、同時期に2本のドラマへ出演。さまざまな作品づくりの現場を経た、俳優・福地桃子の“現在地”とは。 「緊張」への意識の変化 ──現在、ドラマ『それってパクリじゃないですか?』が放送中、5月14日からはNHKプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したの<a href="https://bezzy.jp/2023/05/24829/">…
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最新主演作『ガチ恋粘着獣』とこれまでの女優業を語る 「演じることで過去を超えていきたい」石井杏奈が見据える理想の役者像
2023.04.28 17:00
ドラマ、映画にと幅広い活躍を見せている石井杏奈。現在放送中のドラマで、人気ネット配信者に“ガチ恋”してしまった女の子が、恋心を暴走させていく様を描く『ガチ恋粘着獣』では第二部の主人公・琴乃を演じている。10代の頃からキャリアを積んできた彼女にとって、「演じる」という仕事の魅力とは? 記事の最後にはプレゼントもあるのでお見逃しなく! フィクションだからこそできた疑似体験 ──今回、この作品に出演することになっていかがでしたか? 最初にこのタイトルを聞いたときは、「ガチ恋」というイマドキの言葉が入ってるなぁ……と思ったら「“粘着獣”ってなんだ!?」と(笑)。謎に包まれたタイトルだなと思ったのですが<a href="https://bezzy.jp/2023/04/24114/">…
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注目作である理由を3つのポイントで解説 360度舞台で体感できる、かつてない歌舞伎!『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』開幕
2023.03.04 21:00
木下グループpresents『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』が本日3月4日に開幕。その初日前会見と公開フォトコールが3月2日、公演会場である東京・IHIステージアラウンド東京で行われた。 この作品はタイトルの通り、2001年に「ファイナルファンタジー」シリーズの第10弾として発売された「ファイナルファンタジーX」を歌舞伎化したもの。大いなる脅威「シン」に人々がおびえて暮らす、死の螺旋にとらわれた世界スピラ。そんなスピラへと迷いこんだ少年ティーダ(尾上菊之助)は、可憐で気丈な召喚士ユウナ(中村米吉)と出会う。「シン」を倒すため「召喚士として究極の力を手に入れる」というユウナの決意に胸をう<a href="https://bezzy.jp/2023/03/20642/">…
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