坂口健太郎が語る、愛の複雑さとストーリーの魅力とは
映画『私はあなたを知らない、』新場面写真解禁、主人公が守りたかった“家族の時間”を捉えた全3枚
2026.08.01 13:00
©IDKYPs./Pyramide Productions
2026.08.01 13:00
中野量太監督の最新作『私はあなたを知らない、』の新たな場面カットが解禁され、合わせて主人公・西山夕平を演じる坂口健太郎が役への想いを語るコメントが到着した。
『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)ぶりに中野監督がオリジナル脚本も手がけた本作で坂口が演じるのは、狂おしいまでに”家族“という幸せの形を追い求め、愛する人を殺めてしまうという重い罪を犯すことになる孤独な青年。決められたルーティンを淡々と繰り返す日々を送り、寂しさすら自覚していないほど天涯孤独だった彼の日常は、職場で出会ったシングルマザーの紗月(堀田真由)、そして紗月の5歳の娘・朝子(倉田瑛茉)との出会いによって一変する。

最初は朝子の存在に戸惑っていたが、「これからは3人で会おう」と自ら提案する夕平。朝子の保育園の送り迎えを積極的に引き受けるようになった夕平は、頼られ信頼されるなかで生まれて初めて“家族”という幸せの形に触れるようになる。スカイツリーを望む街並みのなかで紡がれる、ささやかで彩りに満ちた日々。夕平にとって紗月と朝子は、時間をかけてようやく見つけた“一番大事にしたいもの”となった。しかし、温もりへの狂おしいほどの執着はやがて歪みを生み、哀しい破滅へと向かっていく。
夕平を演じた坂口は、複雑で繊細な内面をもつこの人物について「人間味はめちゃくちゃあると思う。本当は、とても優しい人だと思うし、愛情深い人」と寄り添う姿勢を明かした。また、夕平が選んでしまった悲しい選択と、その根底にある想いについては「愛情ってものは誰かに向けて初めて愛情になるだろうし、それが朝子や紗月に向けていたものの、かけ違いがどこかで起きてしまった。愛に救われた青年だと思うけど、愛に囚われてしまった瞬間があったんだろうなと感じます」と考察している。
本作のストーリーの魅力については「夕平が住んでいる世界はミニマムだけど、その中で起きている感情の揺れはすごく幅があって複雑。だけど、ストーリー自体がすごく愛おしいなと思いました」とコメント。初タッグとなった中野監督との撮影については、「監督が投げてくれるボールは、僕が考える夕平のミットの中にちゃんと入ってくる。監督と一緒に夕平という人物を作り上げている感覚がありました」と、厚い信頼関係のなかで役を丁寧に作り上げた手応えを明かした。

今回解禁された場面カットには、紗月と穏やかな時間を過ごす夕平や、朝子のお絵描きを見守る夕平など“家族”の温もりに満ちた日常の一コマを切り取った3枚。その幸せを守ろうとした先、夕平やと朝子に待ち受ける運命とは。中野量太監督渾身のヒューマンサスペンス『私はあなたを知らない、』は、8月28日(金)より全国公開される。
