2026.07.28 11:00
2026.07.28 11:00
黒柳徹子のライフワーク公演として親しまれる舞台『ハロルドとモード』が、新たなハロルド役に岩﨑大昇(KEY TO LIT)を迎え東京・大阪で上演されることが決定した。
本作は、1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』を原作に、2020年から黒柳徹子のライフワークとして舞台化されてきた作品。“生”を全身で肯定する79歳の女性・モードと、“死”に執着する19歳の青年・ハロルドという対照的なふたりの出会いを、ユーモアと詩情を交えて描き出す珠玉のヒューマンドラマとなっている。
7度目となる今回もモード役を務めるのは、もちろん黒柳徹子。1977年に来日公演で本作と出会ってから40年以上にわたり出演を夢見てきた黒柳にとって、モードという役はまさに人生を体現する存在となる。
そして2026年版のハロルド役に決まったのが、KEY TO LITの岩﨑大昇。初演(2020年)の生田斗真をはじめ、藤井流星(2021年/WEST.)、佐藤勝利(2022年/timelesz)、向井康二(2023年/Snow Man)、松島聡(2024年/timelesz)、七五三掛龍也(2025年/Travis Japan)と、“ハロルドの系譜”を継いできた豪華俳優陣に続く、新たな担い手として登場する。
物語は、狂言自殺を繰り返す19歳の青年・ハロルドと、何事にも縛られず人生を楽しみ尽くす79歳の女性・モードが、他人の葬式に参列するという風変わりな“趣味”を通じて出会うところから始まる。死に囚われていたハロルドはモードとの時間を通して“生きること”の喜びを知っていき、物語終盤にはモードの80歳の誕生日パーティーを計画する。
また、今回の共演には、ハロルドの母親役に井川遥、フィネガン神父役に田中要次、若い女性役に武田玲奈、ハーレイ医師役に笠原秀幸という実力派俳優が集結。それぞれが異なる“死生観”をにじませながら、物語に深みと余白をもたらす。

演出を手がけるのは、2020年の初演から本作に携わるG2。朗読劇としての台本からスタートした本作を、ピアノの生演奏や緻密な間合い、照明・美術にまで意匠を凝らして紡ぎあげてきた。
7度目の『ハロルドとモード』は、9月29日(火)に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開幕。10月8日(木)までの東京公演を終えた後は、10月15日(木)から18日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて大阪公演が実施される。
G2(上演台本・演出)コメント
7年前、この作品で初めてご一緒させていただいて痛感したのは、徹子さんが紛うことなき「女優」であるということ。物語上の架空の存在であるはずの役が、徹子さんの心と体を通すと不思議なことに、確かにそこに存在し、可笑しくも切なくも、ひとつの人間の魂にじかに触れたような気持ちにさせてくれる。だからこそ徹子さん演じるモードがさりげなく説く人生を生きるコツの数々も、しっとりと心に染み渡る。そんな魅力が多くの観客の胸を打ってきたのだと思います。
そしてその『ハロルドとモード』も今回で7回目。毎年、徹子さん以外は新しいキャストをお迎えしてお贈りしておりますが、今回もハロルド役の岩崎さん始め、新鮮なキャストが集まってくださいました。
毎年、お客様に「これはもはや朗読劇ではない!」と言って頂けるのが嬉しいこの作品。キュートな装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも出演者の息の合ったやりとり、ちょっぴりブラックなジョークに笑っていただき、そして最後は……人間や人生についてピュアに感じることができる舞台です。生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず。
黒柳徹子(モード役)コメント
皆さま、こんにちは。今年も朗読劇『ハロルドとモード』をやらせていただきます。今年のハロルドはKEY TO LIT(キテレツ)の若々しい俳優、岩﨑大昇さんです。今年も魅力的な顔ぶれがご出演くださいます。ハロルドの母親は井川遥さん。フィネガン神父は田中要次さん。若い女性は武田玲奈さん。ハーレイ医師は笠原秀幸さん。とても楽しみです。
朗読劇は7年目を迎えました。装置がなく、動きもありませんが、お客さまは、たくさんのことを感じ取ってくださいます。その間、たくさんの感想をお聞かせいただきましたが、皆さまの想像の豊かさに、毎年毎年感動しています。
この作品は、おもしろい変わったお婆さんのモードと、青年ハロルドとのラブストーリーです。ハロルドはお金持ちの息子ではありますが、孤独で「人生、死んだほうがまし」と考えているような手のかかる青年です。でも、変わってるモードに対しては、心を許していきます。人間の生きていく難しさを、的確に現した感動的な作品です。
私が『ハロルドとモード』の舞台を最初に見たのは1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さん、マドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ました。笑いと涙が交錯して、とても印象的で、その時から、いつか、私もモードの役を、と思っていました。私は、いまでも涙が止まらなかった若い頃を、なつかしく思い出します。
岩﨑大昇(ハロルド役)コメント
これまでデビューされた先輩方が演じてきた作品なので、まさかジュニアの自分が演じさせていただくことになるとは全く思っておらず、とにかく驚きました。そして、黒柳徹子さんをはじめとする錚々たるキャストの皆様にも背筋が伸びます。僕自身、朗読劇に挑戦させていただくのは初めてなのでとてもワクワクしております!
あの伝説の黒柳さんとまさかラブストーリーで共演させていただくというのは、黒柳さんを子供の頃から知っている身としてなんとも恐れ多い気持ちです。とてつもなく貴重な経験であることを心に刻みながら、全力で挑ませていただきます。
狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の青年ハロルドと、文字面で見るとものすごいインパクトとかパワーがありますが、その実はものすごく心が綺麗で優しい少年だと思います。ピュアに繊細に複雑にそして大胆にハロルドの心を宿せたらと思っております。
歴代、先輩方が紡がれてきた作品。僕が演じるハロルドも皆様に素敵な役そして作品だったと心に残るよう、大切に演じさせていただきます。今年の気候を見ていると、公演の頃はまだ暑いかと思いますが、少し遅めの夏の終わりを感じながら、このハロルドとモードを皆様に全身で味わっていただけたらいいなと思います。
劇場でお会いできるのを楽しみにしております!
