ドラマ『エミリとマリア』主演2人のポジティブ全開トーク
深く物事を理解できる“今”が楽しい。松本まりか×高橋メアリージュンが選んだセルフラブの形
2026.07.09 18:00
2026.07.09 18:00
この二人が同世代にいるだけで元気になれるし、こんな二人が人生の先輩として前を走ってくれるだけで、後ろに続く世代も「自分も楽しく年齢を重ねたい」と思える。
松本まりかと高橋メアリージュンは、女性たちにとって憧れと共感のミューズだ。そんな二人が共演するのがドラマ特区『エミリとマリア』。これまで女性の本音を鋭くコミカルにえぐり出してきた劇作家・演出家の根本宗子が、オリジナル連続ドラマ初監督を務め、ミドサーのモヤモヤをテンポのいい会話劇で描いていく。
松本が演じるのは、アパレルブランドを経営するエミリ。高橋が演じるのは、テレビ局でドラマのプロデューサーとして働くマリア。共に35歳、独身。仕事はデキるが、少しずつ近づいてくる「おばさん」化現象に内心あたふたしている。
松本と高橋は年齢について、シングルについて、どう考えているのか。読むだけで勇気が湧いてくる最強タッグのガールズトークをとくとお楽しみあれ!

自分からおばさんとは言わないって決めてます
──ミドサーの心理がリアルかつユーモラスに描かれている台本でした。特に共感した台詞や、わかる〜と思ったシチュエーションはありますか。
高橋 どこだろう。共感だらけでもう選べない!(笑)
松本 ふふふ。
高橋 単純に台詞量が多すぎて思い出せないというのもあるけど(笑)。私たち、何話したっけ?
松本 すごい喋ってて面白かったという記憶はあるんだけど。

高橋 あ、あそこは? 共感したとはちょっと違うけど、2話の同窓会のエピソードで、「和田さんを囲む会」をつくったのに、その和田さんが来なくて、エミリが「囲めないじゃん!」って何回も言うところ。あれが面白くて好き。
松本 リズムがいいんですよね、根本さんの本って。意味とか考えなくても、ただメアちゃんと台詞を言ってるだけで、どんどん感情がわかってくるというか。メアちゃんとのキャッチボールも、台詞の“音”も良かったな。
高橋 あと、3話で男の人とデートをしているときにエミリが「私たちは癒しがほしいだけだ」って言うじゃない? あれも好き。すごい共感できます。
松本 いつもメアちゃんが笑うところね(笑)。
高橋 笑っちゃう。正解がほしいんじゃなくて、癒しがほしいんだっていうのがわかるなって。
松本 私はあれが好きだったな。1話でさくらちゃん(伊藤万理華)がしてるネイルを見て、「やだ、小さくて見えない」って言うところ(笑)。老眼が来てるのが面白いなって。だから、近づくんじゃなくて、引いちゃうんです。
高橋 ちょうどね、そういう瀬戸際の年齢だから(笑)。
──あそこで「イタリアンブレインロット」って出てくるじゃないですか。知ってました?
松本 知りませんでした(笑)。
高橋 知らないし、わざと調べないようにしてた。「気持ち悪い」ってリアクションしなくちゃいけないから、当日まで見ないようにしようと思って。で、実物見て、こんな感じなんだってびっくりした。
松本 二人でびっくりしてたよね。
高橋 最初に台本を読んだときは架空のものかと思ってたら、本当にあるんだって。
──ギリギリ「ラブブ」ならわかると。
高橋 ラブブはなんとか(笑)。
松本 そこが面白いんですよね。エミリたちも「バッグにつけるのはラブブでしょ?」ってわかってる感じを出すんだけど、それがもう遅れてるっていう(笑)。実はちょくちょくおばちゃん化している感じを演じるのはすっごく楽しかったな。
高橋 楽しいよね。

──ここは女性の間でも意見が分かれるところだと思いますが、お二人はおばちゃんというふうに自認をしたほうが楽でいいなと思うタイプですか。それともおばちゃん呼びされたくないですか。
松本 私は人からおばちゃん呼びされて、「やめて」って言うのが楽しい(笑)。自認しつつ否定するっていうのかな。まだ全部を自認はせず、抗ってる面白さを堪能できる世代だと思うんです。
高橋 私も関西人というのもあって、誰かからおばちゃん呼びされても、「誰がおばちゃんや!」ってツッコんで笑いにすることはできますけど、絶対自分で「私、おばさんだから」とは言わない。それで周りが困ってるところしか見たことないから(笑)。
松本 困らせちゃうよね~。「全然おばちゃんじゃないですよ」って気を遣わせちゃうのも申し訳ないと。
高橋 だから、自分からおばさんとは言わないって決めてます。
次のページ
