異例の会見で露わになったプレイヤーたちの本性と戦略とは
制作発表が過酷なステージに?『シークレットNGハウス Season2』“リアル記者”の潜入レポート
2026.06.17 18:00
2026.06.17 18:00
記者会見なのに、誰も本音を言わない。質問に答えるたび、登壇者たちの表情が強張る。いつもなら華やかなはずの制作発表の場が、異様な緊張感に包まれていた。
これは、Prime Videoで5月より配信中の人気番組『シークレットNGハウス』シーズン2の制作発表記者会見。だが、この会見そのものが、プレーヤーたちが挑む過酷なゲームステージだった。MCの二宮和也が司会を務め、プレーヤーである佐藤健、伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、若槻千夏、春日俊彰(オードリー)、ウエンツ瑛士、一ノ瀬美空(乃木坂46)が登壇。この会見に“リアル記者”として会見場に潜入した様子をお届けする。
まずは番組についておさらいを。2025年3月にPrime Videoで独占配信された新感覚サバイバル・ゲームバラエティで、MCは二宮和也と若林正恭(オードリー)。各ジャンルから集結したプレーヤーが、二宮と若林の仕掛ける「絶対にしてはいけない言動」=“シークレットNG”を回避しながら、最後まで生き残り賞金獲得を目指す番組だ。シーズン2では、MCがルール設計やNG設定により深く関与。ステージごとにNG数に応じて脱落者が決まる方式へと変わり、NGを避けるだけでなく、相手にNGを踏ませる駆け引きや読み合いがいっそう重要になった。今回も配信直後から、“ガチ”な心理戦が話題を呼んでいる。
会見なのに話したくない、ゲームマスターVSプレーヤーの直接対決
さて、今回の制作発表記者会見は、前述したように実際の会見であると同時に、実はゲームマスターが用意したゲームステージでもある。ナレーターの声に恐る恐る入ってきたプレーヤーたちは、プレイルームに設けられた記者会見のセットや報道陣の姿に驚きつつも、「なるほどね」と本ステージの主旨を理解したよう。話せば話すほど、シークレットNGに引っかかる確率は上がってしまうので、話したくないというのが本音だろう。しかし、記者会見という話すことが避けられない状況に、プレーヤー一同、不安の表情を浮かべる。
会見の司会進行はMCの二宮自らが担う。会見場には、通常の記者会見とは明らかに違う空気が満ちる。プレーヤーたちの表情には緊張が張り付き、二宮の一言一言に全神経を集中させている様子が見て取れた。
「ここでの発言はそのまま記事になりますから、ちゃんとやっていただきたい」という二宮のプレッシャーを受け、会見がスタート。無情に鳴り響くNGを知らせるブザー音に怯えながら、プレーヤーたちは慎重に言葉を選んでいく。

佐藤健の眼光、ウエンツの豪胆さ、春日のリベンジ……それぞれの戦い方は
二宮に一番近い席に着席した佐藤は、他プレーヤーの質疑応答中も眼光鋭くMCの動向を探っていたのが印象的。「NGを避けることより、NGが何かを推測することを重視して前半は積極的に動いている」と語るだけあり、身を乗り出して二宮や報道席を注視し、シークレットNGの手がかりを探そうとしていた。大の謎解き好きとあって、初参戦ながらも番組玄人の貫禄が漂う。
それもそのはず、佐藤は1stステージのクイズ番組で早くも若林に「主役だわ!」と言わしめる風格を見せ、2ndステージまでNG数ゼロでクリアしてきた実力者。この会見でも、その安定感は健在だった。

回答の度に、声を張っての「こんにちは!」と「ありがとうございました!」を徹底していたのはウエンツ。このゲームの怖さを口にしながらも、「僕はどんな時も前を向きます。NGを恐れず、NGを踏んだとて、それを糧として相手にNGを踏ませる。そんな勢いを持ったウエンツを楽しみにしていてください」と今の心境を語る。一連のやりとりには、35年以上、芸能界を生き抜いてきた男の豪胆さが垣間見える。
同様に自信を覗かせたのは、前回ファイナルステージまで勝ち残った春日。相方兼ゲームマスターである若林から「お金がかかると目の色が変わる」と評されている春日は、その底力をカッと見開いた目にみなぎらせる。
春日は今回、唯一の連続参加とあって、「賞金を持って帰る自信はあります」とリベンジを宣言。自身を「お師匠さん」と慕う一ノ瀬に対しても「眼中にございません。誰が相手だろうととにかく勝ちます」と、強気な姿勢を崩さない。
想定するシークレットNGを避けようと、遠回しな発言やチグハグなやり取りが頻出するのもこの会見ならでは。自信のほどを聞かれた伊野尾も、「自信がないと言ったら嘘になります」と、沈黙を挟みながら慎重かつ曖昧な言い回しをする。先輩の二宮から「自信があるということ?」と言い直しを促される場面も。これがMCによるNGへの誘導なのかどうか、悩めるプレーヤーたちの表情はいっそう混乱したものになっていく。明治大学大学院修了という知性の持ち主である伊野尾でさえ、この緊張感には抗えない。このゲームの恐ろしさを、改めて思い知らされる。

それでも笑顔を絶やさないのは、乃木坂46の一ノ瀬美空。春日を師匠兼最大のライバルと定め、彼の一挙手一投足に注目しているそう。そのおかげで余裕が生まれているのか、「自信はあるので、このまま楽しもうと思います」と見せた笑顔には無敵感が漂う。はたまた、その笑顔も戦略なのか? 後に明かされることだが、一ノ瀬はこのステージで設定された1つ目のNGを的確に読み切っていた。あの余裕の笑顔は、決して虚勢ではなかったのだ。静かな表情の裏にダークホースの片鱗を覗かせ、MC陣からも「一之瀬怖い」と最大級の賛辞を贈られていた。
会見序盤から、場の空気を読んで軽妙に言葉を紡いでいた若槻の姿には、トーク番組で輝く瞬発力の凄まじさを再認識。NGを恐れるあまり会見が無音になりかけると、その持ち前のトーク力で自然に場を繋いでいく。 一方で、質疑応答に入ると「(番組に)出たかったです」「この番組の魅力は……台本がないところが……楽しいところ」と急にトーンダウン。二宮から「このまま世に出ますが大丈夫ですか?」と確認される始末だ。

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