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INTERVIEW

俳優としての変化を楽しみながら念願の蓬莱竜太作品へ挑む

どんな役柄でも任せてよかったと言われたい。桜井日奈子が今、さまざまな“顔”を見せる理由

2025.12.12 17:00

2025.12.12 17:00

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最近は「あとむ」さんが激アツです

──演出家ごとに方法論が違う現場に入るのは、不安感はありませんか? 逆に面白がれます?

楽しいですよ、ワクワクしちゃいます! 面白いことは確定していますし、基本的には全てを委ねて大丈夫な方とご一緒しているっていう安心感のもと、「一緒に心中したい、全てを捧げたい」と思ってやっているので。だから、驚くような稽古場になったとしても、やっぱりついていきたいと思いますよね。

――もう嫌だな、と思ったことはないですか?

実は、舞台だと緊張するんですよ。毎公演、本当に吐きそうなぐらい(笑)。本番になっても全然慣れなくて、そのたびに「うわ、なんで舞台やりたいなんて思ってたんだろう」ってなりますし、後悔するんですけど(笑)、それでもやっぱり、本番が終わったあとは「楽しい」って思っちゃうんですよね。

──今年の6月には『いきなり本読み!』にも出演されていましたよね。(編集注:集められた俳優が全く読んだことのない台本を観客の前で初めて開き、「本読み」を始めるという岩井秀人主催の企画公演シリーズ)。ああいう、ハードルが高い企画にも参加されているのが凄いなと。

『いきなり本読み!』、楽しかったです! 今年初めて出演させていただいたんですけど、初めて見る台本をお客さんとリアルタイムで楽しむよっていう企画ですし、逆に背負わなくてもいいというか。配役も、女性だけじゃなくて男性もやらせてもらえるし、子供からおじいちゃんまで幅広くやらせてもらえる。こんな楽しい企画ないな、って思いましたよ。基本的に、ふざけるのは好きなので。

──近年、ドラマなどでコメディテイストの役柄をのびのび演じられているのが印象的に感じていました。

元々好きだったんですけど、そういう役を演じる機会がなかったというか。これまではどちらかというと、ヒロインで呼んでいただいて、「真面目でけなげな女の子」をたくさん演じさせていただいたんですね。でも最近は、物語のスパイスになるような役をいただけるようになり。また全然立ち位置が違いますし、自分がキャスティングされた意味みたいなのをすごく考えるようになりましたね。そういうスパイス的な役柄も、やっぱり工夫が必要ですし。実は昔、ある作品に呼んでいただいた時に、「別にお芝居はそんなにできなくていいよ」みたいなことを言われたことがあったんですよ。 

――えーっ!? 

私も、その言葉がずっと忘れられないんですけど(笑)。でも当時は確かに、演技力を必要とされたキャスティングではないところがあったかもしれないな、とは思うんです。だったら今は芝居が評価されているか、と言われたら、もちろんまだまだだと思いますけど……でもやっぱりこの先も俳優として生き残っていくにあたっては「芝居力、演技力」みたいなものは絶対に必要で。桜井さんに任せてよかったと言われたい、その思いが強くなっている結果が今なのかな、と思っています。

──コミカルな演技ってテクニックが必要だと思うんですよ。最近の桜井さんのそういった役柄を見ると「こんな顔もあったのか!」と驚いている人が多いのではと思ってます。

本当ですか?でも確かに、そういうふうに言っていただけることも増えたかもですね。「しめしめ」って思ってます(笑)。シリアスなものも、コメディも、どちらも大好きですし、どちらも演じられたらなと思いますね。

──以前から色んなところで「お笑い好き」を公言されていますよね。そういったコメディ的なものが好きなのも関係しますか?

あると思います。お笑い、本当に大好きですね。ずっと推しなのはシソンヌさんで、空気階段さんとかも大好きです。

──割と世界観をガッチリ作り込む、演劇的なタイプの方たちが好きなんですかね?

そうかもしれないですね。漫才よりもコント派ですし。ロングコートダディさんとかもずっと好きで、でも今年キングオブコントで優勝されたじゃないですか。優勝してたから好きって言っているみたいに思われるのが嫌だな、と思って言いづらくなっちゃったという(笑)。

──ちなみに、最近気になっている方は。

「あとむ」さん。もう激アツですね。インスタとかでショート動画をたくさん上げられてるんですけど、“1日1回あとむ”みたいな感じで見ちゃうし、全然止まらないです(笑)。

ヘアメイク:Hitomi (Chrysanthemum) スタイリング:川上舞乃
ワンピース/Èaphi イヤリング/cilsoie

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作品情報

パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』

舞台『シャイニングな女たち』メインビジュアル

舞台『シャイニングな女たち』メインビジュアル

パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』

東京公演:2025年12月7日(日)~28日(日) PARCO劇場
大阪公演:2026年1月9日(金)~13日(火) 森ノ宮ピロティホール
福岡公演:2026年1月16日(金)~18日(日) 福岡市民ホール 中ホール
長野公演:2026年1月24日(土)~25日(日) サントミューゼ(上田市交流文化劇術センター)大ホール
愛知公演:2026年1月29日(木)~30日(金) Niterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

作・演出:蓬莱竜太

出演:吉高由里子 さとうほなみ 桜井日奈子
小野寺ずる 羽瀬川なぎ 李そじん 名村辰 山口紗弥加

桜井日奈子

アーティスト情報

1997年4月2日、岡山県生まれ。
2014年に「岡山美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリ。2016年に舞台『それいゆ』で女優デビュー。主な出演作はドラマ『ごほうびごはん』、『君と世界が終わる日に Season3・4』、『マル秘の密子さん』、『人事の人見』、映画『ママレード・ボーイ』、『ういらぶ。』、『殺さない彼と死なない彼女』、『魔女の香水』、舞台『富美男と夕莉子』、『138億年未満』など。

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