初コラボ曲を振り返る座談会で互いに伝えたいことは?
「新しいJO1に出会えた」開花を導いた秦 基博への河野純喜×豆原一成×與那城奨の溢れる想い
2025.09.30 17:00
2025.09.30 17:00
音楽は根本から「楽しい」と思うことが大事
──秦さんからJO1に質問ありますか?
秦 じゃあ、普段何しているんですか(笑)。
與那城 ここの3人は、結構インドアですね。
河野 はい。意外と。
豆原 僕はずっとトレーニング。(與那城)奨くんもですけれど、筋トレばかりしていますね。
與那城 僕と(河野)純喜は、ゲーム。
河野 ゲームはやられますか?
秦 シューティング系はやらないですね。ひたすら数字を揃えるゲームをスマホでやっていたり(笑)。やりすぎて「俺は何してるんだろう」と思って止めました。曲作らなきゃって。
河野・豆原・與那城 (笑)

河野 「曲作んなきゃ」に「面倒くさい」はないんですか?
秦 腰が重いというか、やり出すのに時間がかかるのはありますね。
與那城 やり出したら止まらない感じですか?
秦 浮かべば、止まらないですね。曲作りをしたい気持ち、曲が出来そうな気持ちになるまでが、時間がかかるんですよ。昔は自分の中にそういうムードがなくても「作んなきゃ」と思ってギターを持ったりしましたが、でもそうするとつまらないから、「今、作りたい」「アイデアが浮かびそう」という時に楽器を持つようにしています。浮かび待ちしているから、締め切りを守れない時もあります(笑)。
──「ひらく」はどうでしたか?
秦 スムーズにできました。
──ところで皆さん映画はもうご覧になりましたか?
與那城 完成作は、まだまめだけで……。
秦 僕は、観ました。
豆原 あの……、映画……、どうでしたか?
秦 主人公ももちろんだけれど、いろいろな世代の人たちの悩みや、未来に対する希望と不安も描かれているから身近に感じますよね。それが数式など映画らしい世界を交えて描かれていて面白かったし、自分を見つめなおすきっかけになる映画だなと思いました。
豆原 いやぁ、嬉しいですね。僕は「ひらく」が入った完成作を映画館で観たのですが、曲と映画のマッチ具合がヤバくて! 本当に最高な映画です!(力説)。
與那城 早く観たいですね。
河野 楽しみだな。
──映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』は、誰かに影響されて良い方向に進むというお話でもあります。皆さんには人生に良い影響を与えてくれた人っていますか。
與那城 人に影響されてというより、僕はキラキラした世界への憧れが人生に影響を与えたのかな。反骨心だけで、ここまできました(笑)。沖縄から出たい、歌手になりたいという一心で進んできた。でも今は、出たからこそ、沖縄の良さがわかるようになった気がしています。
河野 僕はたくさんいるけれど、お父さんかな。父に「人を嫌うな。嫌いな人でも家族がいて、その人との関係は絶対に素敵なものやから」って教えられて。その教えの下に生きています。
與那城 それで曲書けそうだな(笑)。
河野 あ、秦さん……、お願いしていいですか?
與那城 そこは「自分で作る」でしょ!
河野 頑張ってみます(笑)。
豆原 僕はこの1、2年でお芝居をやるようになって、お芝居の先生に「正解を求めるよりも全力で」と言われたんです。誰かに「いいじゃん!」といってもらえる正解よりも、自分で「全力でできた」と思える方がいいって。それを聞いた時に「確かに!」と腑に落ちて、いろいろなことに全力で取り組めるようになったんです。その言葉、すごく嬉しかったなぁ。
秦 僕は18歳のころから出ていた横浜のライブハウスのオーナーですね。18歳で出会って、「この音楽知ってるか?」ということから、「この映画知ってるか」とか、「この本知ってるか」とか、音楽を作るとか歌うためのことだけじゃなくて、自分自身を豊かにするきっかけをいただいた。20歳年上ですけれど、師匠みたいな存在です。

──今年JO1はデビュー5周年ということで、10月に初の単独野外ライブ『JO1 5th Anniversary ~祭り~』を控えてますね。
與那城 はい。花火を上げます。
豆原 初の野外ライブですが、曲に合わせてライブ中ずっと花火上がっているので、花火に見とれてパフォーマンスを見てもらえなかったらどうしようかと……(笑)。
河野 とにかく楽しみにしていてほしいです! 僕たちも楽しみです!
──秦さんは、来年20周年ですよね。
與那城 大先輩だ!
──先輩から何かお言葉を(笑)。
河野 人生を豊かにする一言をください!
秦 そんなたいそうなものはないです(笑)。先ほど曲作りの時に少し言いましたけれど、最初はただ好きで歌っていたのが仕事になり、だんだん自分のやり方が固まっていく。それは悪いことじゃないけれど、責任が増えたり、楽しいだけじゃやっていけない時期もありました。そうなるとやはり、根本から「楽しい」と思えることが大事だなと思えるんです。
それは自分で発見したことではなくて、自分よりも10年も20年も先輩の人たちがピュアに音楽を楽しんでいる姿を見て、「やっぱり音楽ってこうだよな」と思ったから。自分もそれに近づきたい。楽しむって大事なことだなと僕は思っています。
──まさに音を楽しむ=音楽ですね。
秦 そうですね。
與那城 20周年ライブ、行かせていただきたいです!
秦 ぜひ来てください。
豆原 その時は「ひらく」も歌ってくださいね!
