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INTERVIEW

多くの名優を驚嘆させる演技派が唐十郎作品で3度目の舞台へ

全身を使って、より自由な感情表現を。伊東蒼が素顔の時間で磨く芝居勘

2025.09.16 18:00

2025.09.16 18:00

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ドラムをやりたくてよくイメトレしています

──素顔の伊東さんがどういう方なのかも聞かせてください。全然イメージがないので、あえて聞いてみるのですが、TikTokとかは見ますか。

見ます見ます。気づいたら時間が過ぎていたと思うことも結構あります(笑)。

──どんな動画がよくタイムラインに流れてきますか。

食べ物系ですね。大食いとか食べ放題系の動画ばっかり流れてきます。

──きっとそういう動画をよく見ているからなんでしょうね。

ですね(笑)。食いしん坊なので、基本的に食べ物のことばっかり考えています。

──何を食べているときがいちばん幸せですか。

最近はパンです。パン、ピザ、ナンが大好きで。お腹が空いたらよくマフィンを食べてます。

──TikTokで流行っているダンスを踊ることはありますか。

踊ることは好きです。それこそ今回、CANDY TUNEの「倍倍FIGHT!」を歌いながら出てくるんですけど、あそこは日々のTikTokに救われました(笑)。

──お笑いとかもチェックします?

芸人さんだと令和ロマンさんが好きで、よくYouTubeを観ています。あとは、ジャルジャルさんも『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(ジャルジャル・福徳秀介による小説が原作)をやらせていただく前から大好きです。特に涙腺コルクのネタがすっごい大好きで、ずっと観ています。

──おお、さすが大阪人。

うちの家族がお笑い好きなんです。親戚が集まると、みんな周りを笑わせるために本気を出すみたいな家で。私が親戚の中でいちばん年下なのもあって、何かあると真っ先にネタをやらされています(笑)。

──お友達はどういう子が多いんですか。

結構アクティブな子が多いです。文化系というよりは、公園で遊ぶみたいな。

──めっちゃ文化部のイメージでした。

むしろ体育会系というか、運動部の子が多くて。今でも東京駅で遊んだ後に、「よし!じゃあ新宿まで歩くぞ!」みたいな感じで新宿まで歩いたりします。

──どっちかというと、図書館でこっそり本を読んでいるタイプだとばっかり。

あ、でも本を読むのは小さい頃から好きです。『ちゃお』のホラー漫画が好きだったんですよ。そのシリーズを片っ端から読んでいて。そこから小説に移行して、ミステリー系を読むのとか大好きですし。

──ご自身は、幽霊とか信じるタイプですか。

信じてはいるんですけど、見たことはないです。たまに誰かが「このへんにいるね」みたいな話をしているのを聞くんですけど、私は何も感じない人間なので(笑)。だからこそ、無邪気にホラーを楽しめているんだと思います。

──じゃあホラー映画を観た夜は、背後に誰かいる気がしてお風呂に入れないみたいなことはないんですね。

うっすらあります。なので、トイレに行くときはちょっと駆け足になります(笑)。

──では最後に役名にちなんだ質問をさせてください。伊東さんの演じる万寿シャゲは、曼珠沙華(彼岸花)の掛詞です。彼岸花には「あきらめ」「情熱」「独立」といった花言葉がありますが、まず「あきらめ」ということに対して、伊東さんはどんな考えがありますか。

私は本当にあきらめが悪い人間で、できないこともできるようになるまでやりたいんですね。それはいい面もあるけど、自分に負担をかけてしまうときもあるので、もうちょっとあきらめることも覚えていきたいなって最近よく考えています。

──ではお芝居以外で「情熱」を傾けているものは?

ドラムをやりたくて。といっても、さわったこともないので、最近よくドラムの映像を見てイメトレしています。もう頭の中ではめっちゃ叩けるくらい、ずっと見ていますね。

──ちなみになぜドラムに興味を?

Netflixのドラマ『グラスハート』を観てカッコいいなって。

──めっちゃ影響を受けやすいタイプなんですね。

そうなんです! どら焼きが出てくる映画を観たらどら焼きが食べたくなるし、カレーがおいしそうな映画を観たらカレーが食べたくなります。本当、影響を受けやすいんです(笑)。

──では最後に「独立」について。伊東さんも9月16日で20歳に。大人として自立しているなと感じることはありますか。

結構だらしない人間なので、自立しなきゃいけないなと思うことのほうが多いですけど……朝一人で起きられたときはちょっと自立できているのかなって。

──自立のレベルが中学生です(笑)。

(笑)。仕事で朝3時とかに起きなきゃいけないときがあって。そこで自分の目覚ましだけで起きられたり、なんなら目覚ましが鳴る10分前に起きられたときは、ちょっと大人になったなって思います。

ヘアメイク:茂木美鈴

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作品情報

Bunkamura Production 2025『アリババ』『愛の乞食』

Bunkamura Production 2025『アリババ』『愛の乞食』

【東京】
2025年8月31日(日)~9月21日(日) 世田谷パブリックシアター
チケット料金:S席12,000円、A席9,000円(税込・全席指定・未就学児入場不可)

【福岡】
9月27日(土)17:00/28日(日)13:00 J:COM北九州芸術劇場 大ホール
チケット料金:12,000円(税込・全席指定・未就学児入場不可)

【大阪】
10月5日(日)~13日(月祝)森ノ宮ピロティホール
チケット料金:12,000円(税込・全席指定・未就学児入場不可)

【愛知】
10月18日(土)13:00、18:00/19日(日)13:00 東海市芸術劇場 大ホール
チケット料金:12,000円(税込・全席指定・未就学児入場不可)

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

作:唐十郎
脚色・演出:金守珍
出演:安田章大 壮一帆 伊東蒼 彦摩呂 福田転球 金守珍 温水洋一 伊原剛志 風間杜夫
花島令 水嶋カンナ 藤田佳昭 二條正士 宮澤寿 柴野航輝 荒澤守 寺田結美 紅日毬子 染谷知里
諸治蘭 本間美彩 河西茉祐
音楽・音響:大貫誉/美術:大塚聡/美術助手:寺田万里奈/照明:泉次雄/衣装:安野ともこ
ヘアメイク:新井健生/振付:広崎うらん/振付助手:花島令/映像:石原澄礼/殺陣:佐藤正行
演出助手:矢本翼子/舞台監督:幸光順平、佐藤豪/制作助手:長谷川きなり
制作:武川愛果、松井珠美/プロデューサー:松本美緒/チーフ・プロデューサー:森田智子
エグゼクティブ・プロデューサー:加藤真規
宣伝美術:東學 宣伝写真:星野麻美 宣伝スタイリスト:安野ともこ 宣伝ヘアメイク:新井健生
宣伝広報:ディップス・プラネット
企画・製作 Bunkamura

2005年9月16日生まれ、大阪府出身。
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(中野量太監督)で、第31回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞。映画『さがす』(片山慎三監督)で第77回毎日映画コンクール 女優助演賞受賞。
近作には【舞台】『明るい夜に出かけて』(ノゾエ征爾 演出)、『血の婚礼』(栗山民也 演出)【映画】『世界の終わりから』(主演・紀里谷和明監督)、『今日の空が1番好き、とまだ言えない僕は』(大九明子監督)、【ドラマ】『新宿野戦病院』『宙わたる教室』、大河ドラマ『どうする家康』、連続テレビ小説『おかえりモネ』などがある。
現在舞台『アリババ』『愛の乞食』(金守珍 演出)に出演中。声優を務めたアニメ映画『迷宮のしおり』(河森正治監督)が26年1月1日公開予定。

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