千原ジュニアら常連キャストも集結、ED曲はThe Birthday
窪塚洋介×松田龍平W主演、豊田利晃監督が映画人生を懸けた衝撃作『次元を超える』10月17日公開
2025.07.23 08:00
©次元超越体/DIMENSIONS
2025.07.23 08:00
窪塚洋介と松田龍平がW主演を務める豊田利晃監督最新作『次元を超える』が10月17日(金)よりユーロスペース他にて全国順次公開されることが決定。本予告映像と本ポスタービジュアルが解禁された。
本作は、時代と社会に迅速に呼応し揺るぎない信念を持って作品を撮り続ける豊田利晃監督が『泣き虫しょったんの奇跡』以来7年ぶりに手掛ける長編フィクション作品。孤高の修行者・山中狼介は、危険な宗教家・阿闍梨の家で行方不明になり、謎の暗殺者・新野風は狼介の彼女・野々花から捜索を依頼される。やがて狼介と新野は法螺貝に導かれて狼蘇山で対面し、次元を超えて鏡の洞窟で対峙することに。過去から現在そして未来を駆け巡り、日本から地球、さらに宇宙へと至る物語を描いた、豊田監督が映画人生を懸けた集大成にして新境地に到達した衝撃作となっている。
主演の窪塚洋介が孤高の修行者・山中狼介、W主演の松田龍平が謎の暗殺者・新野風を演じ、『破壊の日』以来5年ぶりに2人の共演が実現。さらに、千原ジュニア、芋生悠、渋川清彦、東出昌大、板尾創路、祷キララ、マメ山田といった豊田組を代表する常連キャストが集結した。また、エンディングテーマは『I’M FLASH!』以来13年ぶりのコラボレーションとなるチバユウスケがボーカルを務めるThe Birthdayの「抱きしめたい」に決定。さらにYOSHIROTTEN、マイケル・アリアス、樋口真嗣など各業界を代表する豪華スタッフも参加している。
解禁された本予告映像は、挿入曲であるSons of Kemetの「Inner Babylon」に合わせて、宇宙空間に浮かぶ地球と極彩色の惑星ケルマンが映し出されるシーンから始まる。そして、白装束に身を包み長い杖を持って歩く修行者・山中狼介(窪塚洋介)と、拳銃を懐に入れて殺気を漲らせて歩く暗殺者・新野風(松田龍平)が法螺貝に導かれて狼蘇山で対面。「俺を呼んだのはお前か?」と問いかける狼介に対し、新野が「この世の果てで祈ってこい」と法螺貝を吹くシーンが続く。
その後、鏡の洞窟に現われるミスター・ケルマン(マメ山田)、宇宙服を着て歩く狼介、狼の落書きを見つめる新野など謎めいたカットが畳み掛けられる。さらに、狼の印を結ぶ阿闍梨(千原ジュニア)、阿闍梨に向けて弾指する鉄平(渋川清彦)と修験着を着て並ぶ団吉(飯田団紅)、不敵な笑みを浮かべる野々花(芋生 悠)、刃物に驚き慄くヤス(東出昌大)、脳波のモニターを確認する高嶋博士(板尾創路)と傍らで実験を見守る渡邊助手(祷キララ)など癖のあるキャラクター達が次々と登場。ホルマリン漬けの小指、血まみれで呆然と歩く新野と舞う花びらを見つめる狼介のカットが不穏さを加速させる。映像は「人はどこから来て、どこへ行くのか」という台詞と共に、ハッと目を覚ます狼介が不思議なインパクトを残して締めくくられる。
なお、本作は第54回ロッテルダム国際映画祭を始め、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界中の映画祭で高い注目を集めており、解禁された本ポスタービジュアルは鏡の洞窟を背景に地球と惑星ケルマンが左右に並び、狼介と新野が上下で対峙するスタイリッシュな一枚となっている。
豊田利晃監督 コメント
人はどこから来て、どこへ行くのか。それは、永遠に解けない謎である。だから人は悩む。答えはきっと心の中にあるだろう。心の中とはどこにあるのだろう。時空を超えた物語の中で、次元を超えた視点に辿り着くために、この映画を作らねばならぬと思った。最後の映画になる気がしている。映画に救われた者だけが、映画を救うと信じている。