鹿児島を舞台に室龍太、高田翔、大原優乃、原嘉孝らと共演
寺西拓人が映画初主演、timeleszオーディション直前に撮影した『天文館探偵物語』公開決定
2025.07.21 06:00
©2025「天文館探偵物語」製作委員会
2025.07.21 06:00
timeleszの寺西拓人が初主演する映画『天文館探偵物語』が、11月21日(金)より鹿児島県にて先行公開、12月5日(金)から全国公開することが決定した。
本作の舞台は、南九州一の繁華街である鹿児島県の天文館。BARで働く一方、街の人たちの困りごとを日々探偵として奔走していく主人公が、スリ事件をきっかけに天文館エリアの再開発を巡る巨大な陰謀に巻き込まれていく。些細な探し物から大きな事件まで様々な事情を抱えた人々の想いに迫りながら、事件を解決していくだけでなく人と人の絆と希望を描いた探偵物語となっており、撮影はアーケードでつながる天文館を中心に2024年5月と7月と10月の3回に分けてオールロケで行われた。
主人公の宇佐美蓮を熱演した寺西は、本作の制作時いち俳優として主演に抜擢された後「timelesz project -AUDITION-」を経てtimeleszとしてデビュー。そして寺西演じる蓮と対立する板倉靖幸役を室龍太、とある誘拐事件に関わり蓮と戦うことになる蒲生清彦役を高田翔、誘拐事件に巻き込まれる橋口凪役を大原優乃が演じる。また、凪の兄で医者の橋口拓海役としてtimeleszの原嘉孝が名を連ねた。
企画者でもある嶋田豪プロデューサーは「主人公の宇佐美蓮には、まさにこの作品のテーマでもある『人間臭さや人のためにと動く人間像』が必要で、俳優として直向きに演技に向き合っていた寺西拓人さんがぴったり」と絶賛。加えて「timelesz加入前も後も変わらず一つひとつの役に真摯に向き合っている寺西拓人を観て欲しい」と語った。
コメント一覧
寺西拓人(宇佐美蓮役)
初めての主演ということで、ありがたいな、という思いと、共演してくださる皆様始めスタッフの皆様のお力を借りながら最大限の力を出せればなと思って臨みました。
撮影では、実際に路面電車が動いている街中を自転車で走るシーンはすごく印象深かったです。
また、僕は撮影中ずっと鹿児島にいて、同じ事務所の仲間も代わる代わる行ったり来たりという感じだったんですが、すごく新鮮にお芝居ができたなと思います。
原に関して言うと、半日で彼の撮影が終わったんですが、なぜか2泊ぐらいして、打ち上げにも参加するという、よく分からない状況でしたね(笑)
でも、みんなが来てくれてすごく楽しかったです。
timelesz projectのオーディションを受ける前日ぐらいまでこの撮影をしていたので、当時はまさかこうなるなんて、僕も思っていませんでしたが、それによってより多くの方々に鹿児島の魅力だったり、この作品がたくさんの人に伝われば嬉しいなと思っています。
室 龍太(板倉靖幸役)
撮影時の思い出は、僕のクランクイン前にテラとホテルで談笑してた記憶が濃いですね!
主演ですし台詞量もあり、撮影スケジュールもタイトやったんでテラが頭を抱えてたのは鮮明に覚えてます。
どこか懐かしい空気を感じた風情のある商店街がとても素敵だったので、更に作品を楽しんでいただけるのではないでしょうか。
是非、劇場に足を運んでみてください!
高田 翔(蒲生清彦役)
鹿児島の方々との交流だったり、タイトなスケジュールの中、鹿児島の至る所で撮影させていただけたところがありがたかったです。
完成がとても楽しみですし、見にこられる方々も楽しんでいただけると思います。
ぜひ、ご期待ください!
原 嘉孝(橋口拓海役)
(ロケ地の天文館に関して)風情のある街並みや昔ながらの飲食店が多く、初めて行きましたが凄く落ち着く街でした。
初めて行った感覚がしないというか、居心地のいい場所だなと思いました。
昔から応援していただいている方にもそうですし、僕とテラがtimeleszに入る前の活動を知らない方も勿論たくさんいらっしゃって。
そういう方達にも、こうしてその時の活動を届けられる事が嬉しいです。
是非みなさん、公開を楽しみにしていただければと思います。
諸江 亮(監督・脚本)
撮影初日、寺西拓人さん演じる宇佐美蓮が、ある使命を背負い、会議に乗り込むシーン。
物語の終盤に位置する難しいシーンを初日の撮影で演じることになったのですが、そのシーンで寺西さんは、セリフだけでなく、まなざしや呼吸で人間の弱さや葛藤を見事に表現してくれました。
脚本には書ききれなかった余白を、映画に息づかせてくれたのです。宇佐美蓮に命が宿った瞬間でした。
クランクインの一年前。
僕は毎月のように天文館を訪れ、街を歩き、地元の方々と交流しながら、肌で感じた空気感をじっくりと脚本に落とし込んでいきました。
最初は「人はそう簡単には変われない」という前提をもとに物語を組み立てようとしていたのですが、天文館で過ごした日々によって「出会いによって人生は変わる」という前向きなテーマに変化していったのです。
そうして生まれた「天文館探偵物語」は、変われない(と思い込んでいる)人たちと、変わらない街が交差する物語になりました。
ぜひ、劇場でご覧ください。