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INTERVIEW

映画化された『おっパン』での好演も話題の18歳の素顔

「観てくれる人の支えになれる俳優に」城桧吏が抱く大志と変わらない少年心

2025.07.14 18:00

2025.07.14 18:00

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友達から「黙ってたら頭良さそうに見えるのに」って言われます

──ちなみに『おっパン』では、お母さんの美香さんがRANDOMのオタ活に夢中ですが、城さんは推しっていますか。

ミセス(Mrs. GREEN APPLE)さんですね。ミセスさんの歌はやっぱり刺さるものがあって。バラードだったりロックだったり、いろんなジャンルの歌を歌うところもすごいなと思います。よく聴いているのは「Dear」。あと「ProPose」がめちゃくちゃ大好きです。

──『おっパン』は変わることの大切さを描いた作品です。城さんは今18歳。10代はまさに変化の激しい時期だと思いますが、自分がいちばん変わったのは何歳くらいのときですか。

小学校から中学校に上がるタイミングだと思います。ちょうど小学校高学年のときに『万引き家族』の撮影があって。それまでの僕はただ楽しく生きている無邪気な小学生でした。でも『万引き家族』で大人のみなさんに囲まれてお仕事をして、初めて大人の世界を知った。そこから物事についてちゃんと考えられるようになった気がします。

──じゃあ、周りの同世代よりちょっと早めに大人になった感覚が?

いや、でも友達と話したら普通に子どもに戻ります(笑)。

──18歳は、令和では成人です。自分のことを大人だと思いますか。それともまだまだ子どもですか。

子どもだと思います。僕、人と話をするのが好きなんです。一回話し出すと止まらなくなっちゃって。よく周りの友達から「黙ってたらめっちゃ頭良さそうに見えるのに」って言われます(笑)。

──意外!

「クールそうに見えるのに、喋り出すと止まらないよね」とか言われますよ。

──ちなみにそんな周囲の声に対する城さんの感想は?

事実です。弟が小学生なんですけど、めっちゃ話が合うんですよ。もしかしたら精神年齢はそれくらいで止まっているのかもしれない(笑)。

──でも18歳になったわけですし、ちょっと大人な部分が出てきたりしません? ファッションに興味を持ったり。

僕、全然ファッションに興味がないんですよ。母からも「本当に興味ないんだね」って言われます。

──美容を頑張ろうと思ったり。

連ドラが始まった頃は僕もやってみようと思って頑張っていたんです。でもだんだん落ち着いちゃって、以前よりさぼり気味です(笑)。自分磨きに興味がないのかなあ。それよりゲームのほうが楽しくて、ついそっちに時間をかけちゃいます。

──肌が綺麗になることより、ゲームが上手くなることのほうがモチベーションが上がるんですね。

ゲームって友達と関われるじゃないですか。そこが楽しくて。美容は一人でやるものだから、あんまりその楽しさがなくて。保湿とか最低限のことはしますけど、その上にはなかなか手がつけられないですね。

『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』より
©︎練馬ジム | LINE マンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会

──じゃあ、背伸びしてオシャレな店に行きたくなったりとかは?

インドアなんですよ。外に出かけるとしたら映画館くらい。基本、家で過ごしています。

──家で何してるんですか。ゲーム以外で。

映画を観ています。今、マーベル作品をイチから見直していて。いまだにやっぱりスパイダーマンになりたいなとか思います。

──まだその夢を捨てられないんですね。

捨てられないです。

──まだ糸出せると思っていますか。

まだ出せると思っています。あと、アイアンマンにもなりたい。アイアンマンのスーツが着たいです。

──自分を変えたいとは思いますか。

大人になることは大事だと思うので、変えるべきところは変わっていきたいですけど、こういう少年心はずっと大切にしていきたいですね。

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作品情報

映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!

©︎練馬ジム/LINE マンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会

©︎練馬ジム/LINE マンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会

映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!

2025年7月4日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
製作幹事・配給:ギャガ

スタッフ&キャスト

出演:原田泰造、中島颯太(FANTASTICS)、城桧吏、大原梓、東啓介、渡辺哲、曽田陵介
トータス松本/松下由樹/富田靖子

原作:「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」練馬ジム(「LINE マンガ」連載)
監督:二宮崇
脚本:藤井清美
音楽:鈴木ヤスヨシ

製作:映画「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」製作委員会
制作:東海テレビ放送、The icon
制作協力:ヒューマックスエンタテインメント

2006年生まれ。東京都出身。18年、出演した映画「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞パルム・ドールを受賞し注目を集める。映画「都会のトム&ソーヤ」(21年)、「ゴーストブック おばけずかん」(22年)では主演を務めた。さらにNHK大河ドラマ「べらぼう」に出演が決定、11月よりNetflixシリーズ『イクサガミ』が配信開始。ほか中国映画「ベストフレンド」へのトリプル主演も決定している。

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