映画『遺書、公開。』公開記念リレーインタビュー #3
「IMP.としての自信が僕自身の力になる」ピュアで実直な新参者、松井奏の人間関係術
2025.02.12 18:00
2025.02.12 18:00
自分に自信はないけどIMP.には自信がある
──ご自身のプライドというものを、松井さんはわりと早くからうまくコントロールできていましたか。
いや、どうだろうなあ。僕はいわゆる下積みというのが長くて、デビューしてから徐々に責任みたいな形でプライドを持つようになったと思います。だから、それまではもしかしたらそんなになかったかもしれない。
デビューして、やっと人前に立つ者としての自覚を持たなきゃいけないんだって感じるようになって。その自覚というのが、僕にとっては自信を持つことなんですけど。IMP.として礼儀はちゃんと持ちながらも、小さくなりすぎない。ある程度ドシッと構えておくというか。
──変に卑屈にならないということですか。
そうなんですよ。本当に些細なことなんですけど、現場に入るときも恐る恐る「お願いします」じゃなくて、ビシッと背筋を伸ばして「お願いします!」って入る。そういう心持ちの部分ですね。デビュー当時と今の映像を見比べてみると、結構変わってきてるなって自分たちでも感じることがあって。それはメンバーそれぞれがちゃんと自分に自信とプライドを持てるようになったからないじゃないかという気がします。
![](https://bezzy.jp/cms/wp-content/uploads/2025/02/00132-1288x1920.jpg)
──その自信ってどうやって身につけられたんでしょう。
難しいですけど、一番は「俺たちはカッコいいんだ!」って思うこと。完成したMVを観たり、ライブ映像を観たりすると、もちろん反省はいっぱいあるんだけど、まずは一旦「カッコよくね?」って自分が思うだけで全然変わってくる。あと、僕、わりと自分に自信がないほうなんですけど、褒められるのが好きなんで、褒められるとうれしくなるし、ちょっと自信がつきます。
──じゃあファンのみなさんから「カッコいい!」って言われるのは?
うれしいっすよ! たまにスタッフさんからも「カッコいいとか言われすぎてるから、あんまり言わないほうがいいですよね」って言われるんですけど、「いやいや、全然言ってください!」ってなります(笑)。
──というか、そんなに自分に自信がなかったんですね。
ないですないです。別に今でもないですよ。ただ、自分に対して自信はないけど、IMP.には自信がある。IMP.はカッコいいと思っているんで、その自信が僕自身の力になっています。
![](https://bezzy.jp/cms/wp-content/uploads/2025/02/00133-1920x1280.jpg)
──SNSなどで松井さんのダンス動画をよく拝見しているのですが、松井さん自身がリスペクトしているダンサーは誰ですか。
うちのリーダー(影山拓也)ですね。カッコよくて、色気があって、緩急がある。好きなんですよ、リーダーのダンスが。質感と言ったらいいのかな。止まる瞬間の余韻とか、音のとり方とか見てて気持ちいいです。
──それは一緒に踊っていても感じるんですか。
感じますね。振りを固めるときにリーダーが積極的に「ここの音のとり方のニュアンス、どうですか」って振付師の方に質問していて、そういうやりとりを見ていると、「なるほどね。リーダーは音のその部分を感じてるんだ」って学べるし、シンプルにうちのリーダーはカッコいいなってなります。
──最近ハマってるものは?
フカヒレラーメン! (吉野)北人くんに連れて行ってもらって、ご飯のシメでフカヒレラーメンを食べたんですよ。その味が忘れられなくて。その後、1人で2回行きました。
──めっちゃハマってますね(笑)。
フカヒレラーメンに黒酢をかけるんですよ。それがおいしくて、最近ハマってます。
──仕事で疲れて帰ってきたときに、お家で心と体をリラックスさせるためにやっていることはありますか。
僕、家のこだわりがあんまりないんですよ。アロマ焚いてとか、そういうカッコいいこともしないんで。ただ、家に帰ったらすぐお風呂に入りたい人ではあります。一旦ソファに座ったりとか絶対しない。服をクローゼットにしまったらお風呂に直行します。あの瞬間が癒されますね。メイクをバーッて落として、スイッチがオフになる感じが心地いいというか。で、風呂から上がって裸のまま冷たい飲み物をグイッと飲む瞬間が最高です!
![](https://bezzy.jp/cms/wp-content/uploads/2025/01/cc87572fa85dbdf82119fc701fdab85d-1920x1282.jpg)
──Bezzyでは映画『遺書、公開。』のキャストのみなさんにリレーインタビューを行っていまして。先にお話を聞いた堀さんが、松井さんはピュア“1位”だとおっしゃっていました。
確かにピュア可愛いんで、それが出ちゃってたのかもしれない(笑)。
──なんでも自転車も二人乗りを練習しているときに、途中から後ろに監督が乗っていても気づかなかったとか。
そんなこともあったかもしれないです。僕、人生で二人乗りをしたことがなかったんですよ。今回、それが初挑戦でした。
──次は髙石さんにお話を伺うのですが、松井さんから見て髙石さんの“1位”なところを教えてください。
キレる演技“1位”ですね。現場で見てて衝撃だったんですよ。もちろんみなさん素晴らしかったんですけど、中でも髙石さんのキレる演技は正直めちゃめちゃ怖かったです。全部持っていかれました。胸ぐらを掴まれるシーンがあったんですけど、怖すぎて。役的にはスカした感じなんですけど、内心ぶちのめされると思っていました(笑)。
![](https://bezzy.jp/cms/wp-content/uploads/2025/02/00128-1920x1280.jpg)
『遺書、公開。』場面写真 ©︎2024 映画「遺書、公開。」製作委員会 ©︎陽東太郎/SQUARE ENIX