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「これは自分の話」2人が原作を読んで感じたこととは

池松壮亮×石井裕也『本心』ポスター解禁 三吉彩花、水上恒司、妻夫木聡らの意味深な表情を映す 

2024.08.09 12:00

©︎2024 映画『本心』製作委員会

2024.08.09 12:00

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石井裕也監督最新作で、11月8日(金)より全国公開される池松壮亮主演映画『本心』のポスタービジュアルが解禁された。

原作は『ある男』の平野啓一郎による同名長編小説。キャストには池松壮亮を主演に、三吉彩花、水上恒司、仲野太賀、田中泯、綾野剛、妻夫木聡、田中裕子ら実力派俳優陣が集結した。

池松はこれまで石井監督作の『ぼくたちの家族』や『アジアの天使』など映画・ドラマ合わせて8作品に出演。9回目のタッグとなる本作は、今と近い将来を舞台に、“自由死”を望んだ母の“本心”を知ろうとAIで蘇らせたことから時代に迷う青年を映し出し、テクノロジーが発展し続けるデジタル化社会の功罪を鋭く描写する。

原作を読んだ池松が石井監督に「今やるべき作品」と企画を持ち込んだことから実現し、俳優歴24年にして「気の抜けない脚本だった。こんなに集中した夏は初めて。」と語る本作。解禁されたポスタービジュアルは、進化する時代に翻弄され自らの“存在” や“本心”をも見失っていく池松演じる朔也と、そのまわりの人間たちの意味深な表情を映し出す。

池松は原作との出会いを「忘れもしない、コロナが蔓延した、2020年の夏でした。当時無謀にも、上海で中国映画の撮影に参加していたのですが、コロナによる2週間の隔離期間がありました。ホテルに缶詰め状態だった時間に一気に連載を読みきったのですが、あまりにも面白くてゾクゾクしました。自分がまだ言葉にできない、実感のない不安が、全て描かれていて『これは自分の話』と思わされました。あまりにも強いインパクトを感じる出会いでした。」と語る。池松に薦められ原作を読んだ石井監督も「傲慢な言い方をすれば、自分の話だと感じました。主人公が抱えている不安は今後確実に自分も追体験するものでしょうし、その状況においてどう生きるかを物語の柱にすれば画期的で面白い映画になると確信しました。」と、2人ともが原作を読み「自分の話だ」と感じていたとコメントした。

11月8日公開『本心』予告

また、映画完成後に池松は「今回改めて、そして何度も石井さんの持つ能力の素晴らしさを実感しました。実現が難航するなかでありったけの力をこの作品に注ぎ込み、みんなを導いてくれて完成させてくれたことに、心から感謝しています。石井さんが新たな題材に出会うたびに、より深く、多角的に新しい発見をさせてもらっている気がします。仕上がりを観て『早く多くの方と共有したい』と自分自身思えるものになり、公開を待ち遠しく思います。きっと、この時代に共に生きる様々な個をもつ方々に、自分ごととして観てもらえる要素がたくさん詰まった映画になったのではないかと思っています。11月8日より全国公開です。お手元のカレンダーに是非ご予定を追加していただけたら幸いです」と語り、自信をのぞかせた。

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作品情報

本心

©︎2024 映画『本心』製作委員会

©︎2024 映画『本心』製作委員会

本心

2024年11月8日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演
池松壮亮
三吉彩花 水上恒司 仲野太賀 / 田中 泯 綾野 剛 / 妻夫木 聡
田中裕子
原作:平野啓一郎「本心」(文春文庫 / コルク)
監督・脚本:石井裕也
音楽:Inyoung Park 河野丈洋
制作プロダクション:RIKIプロジェクト

1990年生まれ、福岡県出身。03年に『ラスト サムライ』で映画デビュー。近年の主な映画出演作に『斬、』(18)『宮本から君へ』(19)『ちょっと思い出しただけ』(22)『シン・仮面ライダー』(23)『せかいのおきく』(23)『白鍵と黒鍵の間に』(23)など。石井裕也監督作品には『ぼくたちの家族』(14)『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)『アジアの天使』(21)『愛にイナズマ』(23)ほか多数の作品に参加しており、今作が9作目のタッグとなる。テレビドラマ「海のはじまり」(フジテレビ)が7月1日(月)21時より放送開始。また、今年のカンヌ映画祭で話題をさらった『ぼくのお日さま』が9月13日全国公開、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が9月27日公開、主演映画『本心』が11月8日公開。

1999年生まれ、福岡県出身。
主な映画出演作に『弥生、三月-君を愛した30年-』(20)『望み』(20)『そして、バトンは渡された』(21)『死刑にいたる病』(22)『OUT』(23)ほか。『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23)では、第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。TVドラマ出演作には「中学聖日記」(18/TBS)「MIU404」(20/TBS)、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(21)、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(23)、テレビドラマ「ブルーモーメント」(24/フジテレビ)などがある。映画『八犬伝』が公開中。また25年には映画「九龍ジェネリックロマンス」の公開が控えている。

1996年生まれ、埼玉県出身。
2010年、雑誌「Seventeen」専属モデルに抜擢。同誌卒業後も数々の雑誌モデルを務める。2012年、映画「グッモーエビアン!」で「第67回毎日映画コンクールスポニチグランプリ」新人賞受賞。2013年、映画「旅立ちの島唄~十五の春~」で「第35回ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞受賞。2024年、ドラマ「地球の歩き方」にて「釜山国際映画祭」ライジングスター賞受賞。『ダンスウィズミー』(19)『犬鳴村』(20)『Daughters』(20)『十二単衣を着た悪魔』(20)『今際の国のアリス シリーズ』(20,22)に出演し、Amazon Original映画『ナックルガール』(23)ではボクサー役に挑戦。映画『先生の白い嘘』が7月5日に公開。映画『本心』が11月8日より公開中。

1980年生まれ、福岡県出身。2001年『ウォーターボーイズ』で映画初主演を果たし、第25回日本アカデミー賞新人俳優賞と優秀主演男優賞をW受賞。以降、映画『ジョゼと虎と魚たち』(03)、テレビドラマ「オレンジデイズ」(04)ほか話題作に立て続けて出演し、NHK大河ドラマ「天地人」(09)で主演に抜てき。『悪人』(10)で第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、『怒り』(16)で第40回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。『本心』の原作者でもある平野啓一郎による小説を映画化した『ある男』(22)では、第46回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた。石井裕也監督とは『ぼくたちの家族』(14)『バンクーバーの朝日』(14)に続くタッグとなる。

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