東啓介、有澤樟太郎、甲斐翔真、松下優也ら実力派が結集
ミュージカル『キンキーブーツ』がキャストを新たに来年春上演、主要3役がWキャストに
2024.06.21 12:00
2024.06.21 12:00
ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』が、2025年4月27日(日)から5月18日(日)に東急シアターオーブ、2025年5月26日(月)から6月8日(日)にオリックス劇場で上演される。
本作は、経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた同名イギリス映画のミュージカル化。シンディ・ローパーのパワフルな書き下ろしの楽曲の数々が話題を集め、2013年にはトニー賞で最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、主演男優賞(ビリー・ポーター:ローラ役)、オリジナル楽曲賞(シンディ・ローパー)、振付賞(ジェリー・ミッチェル)、編曲賞、衣裳デザイン賞の6部門を受賞。日本では2016年に初演、その後2019年と2022年に再演され、チケットは全公演即日SOLD OUTを記録した。
来年春に上演される本作ではメインキャストがほぼ一新され、チャーリー、ローラ、ローレンの主要3役がWキャストに。オーディションで選ばれたこれからの日本のミュージカルシーンを担う実力派が結集した。
経営不振に陥る靴工場の跡取り息子チャーリー役には、190cmの身長と高い歌唱力を誇り、ミュージカル『VIOLET』や『ラグタイム』への出演や、ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」や『ファイトソング』など映像作品でも話題の東啓介と、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』や『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』、『のだめカンタービレ』、舞台『キングダム』など話題作に立て続けに出演し、2025年2月にはミュージカル『ヒーロー』での主演が決定している有澤樟太郎。
ドラァグクイーンのローラ役には、映画『偶然と想像』が第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、『RENT』、『エリザベート』、そして昨日6月20日(木)より開幕したミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』に出演する甲斐翔真と、来週6月28日(金)にはヒューリックホール東京にてワンマンライブを開催するなどアーティストとして活動しながら、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』や『太平洋序曲』にも出演し、今年9月に上演のミュージカル『イン・ザ・ハイツ』や2025年1月のミュージカル『ケイン&アベル』への出演も控える松下優也。
靴工場で働く従業員のローレン役は、今秋放送のNHK連続テレビ小説『おむすび』への出演も決定し、高い歌唱力と表現力でミュージカル『ヘアスプレー』や『MEAN GIRLS』などに出演する田村芽実と、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』にてリリー白川役を好演し、来年にはミュージカル『ミセン』への出演も決定している清水くるみが演じる。
また、チャーリーのフィアンセであるニコラ役には、2019年『レ・ミゼラブル』のコゼット役に最年少で抜擢され、その後もミュージカル『GYPSY』『スウィーニー・トッド』などに出演した熊谷彩春。靴工場の現場主任ドン役にはミュージカル『SMOKE』『ALTAR BOYS』などに出演し、今年7月にはミュージカル『モダン・ミリー』、10月には『CLUB SEVEN another place』に出演する大山真志。そして工場長ジョージ役で過去3回の『キンキーブーツ』で同役を演じたひのあらたが出演し、新キャストを支える。
自他の境界があいまいな現代において、「ありのままの他人を受け入れる」ことの大切さを伝える本作。これまで大切にしてきたメッセージを受け継ぎながらも、力強く進化した『キンキーブーツ』ワールドに観客を巻き込んでいく。