清原果耶、道枝駿佑、黒木華との出会いを収めた新場面写真も
『青春18×2 君へと続く道』シュー・グァンハンを絶賛する藤井道人監督&共演陣のコメント到着
2024.03.01 17:00
©︎2024「青春18×2」Film Partners
2024.03.01 17:00
5月3日(金)に公開される日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』の新場面写真5枚が解禁。併せて監督と共演者がW主演の一角を担うシュー・グァンハンの魅力を明かすコメントが到着した。
本作は国内興行収入30億円超のヒットを記録した『余命10年』の藤井道人監督最新作にして初の国際プロジェクト。台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作とし、藤井道人が脚本・監督を務め、台湾のスター俳優シュー・グァンハン演じるジミーと清原果耶演じるアミが《日本×台湾》《18年前×現在》を舞台に切なくも美しいラブストーリーを紡ぐ。
始まりは18年前の台湾。高校生のジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会い、いつしか恋心を抱いていく。アミもまた、ある秘密を抱えながらもジミーへ想いを寄せていく。しかし、ある日突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーにアミはある“約束”を提案する。時が経ち現在、人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意する。
主人公ジミーを演じるシュー・グァンハンは、アジアを代表するスター俳優。彼の知名度と人気を一気に押し上げた作品とも言えるラブ・ミステリードラマ『時をかける愛』は、世界累積再生回数が10億回を記録。同作によって台湾のテレビ賞「電視金鐘奨」で最優秀主演男優賞にノミネートされたほか、韓国でも人気が沸騰し、わずか半年間で10社の広告モデルに起用されるなど、スターダムを駆け上った。昨年公開され第96回米アカデミー賞国際長編映画賞部門の台湾代表にも選出され、台湾映画史上第7位となる興行収入3.6億台湾ドル(約16億円)超えるヒットを記録した映画『僕と幽霊が家族になった件』では主演を務め、スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』の台湾公開の吹き替え版では、菅田将暉演じたアオサギ役の声も担当している。
今回のキャスティングについて藤井監督は「ジミーを誰にしようかと考えていた時に、台湾にいるほぼすべての知り合いが『シュー・グァンハンが、今すごいぞ』と言ってきたんです。そんなに言うならと会ってみたら、とてもナイスガイで。初めて会った時、彼は32歳だったんですけど、大人にも見えるし、すごく若くも見えた。この映画では、18歳と36歳のジミーが出てきますが、どちらも同じ人に演じてもらいたいという想いがあったので、彼にお願いしました。」とコメント。さらに「今回の撮影は日本パート→台湾パートの順番でしたし、監督もなかなかしつこいので(笑)、グァンハンは慣れない環境下でいつもと違うストレスがかかる中でのお芝居だったかと思います。でも本当におおらかに、かつ粘り強く付き合ってくれました。『監督が本当に納得できるものを撮るまで何回でも付き合うから、僕に気を遣わないでほしい』と言ってくれて、本当に有り難かったです。」と語っている。
大人になったジミーがアミの生まれ育った町を目指す旅路でまず出会ったのは18歳の青年・幸次。ジミーがアミと共に青春時代を過ごした時と同じ18歳という年齢であり、一人旅という共通点を持つ二人はあっという間に距離を縮め、ひと時の間だけ旅を共にすることに。そんな幸次を演じた道枝駿佑はグァンハンについて「現場で日本語が分からなかったりした際、お力になれたらいいなと思っていたのですが、僕の力なんて必要ないぐらい日本語がすごいお上手で、さすがだなと思いました!」と語った。
また、幸次に旅の休息地としておススメされたネットカフェで店員として働く由紀子を演じた黒木華も「母国語ではない言葉で気持ちを伝えることは難しいと思いますが、素直に演じられていて、とても素敵だなと感じました」と、日本語を使いこなしながら慣れない土地での撮影も難なく乗り越えるグァンハンの姿に感嘆。
さらに、ジミーと共に青春の1ページを紡ぐバックパッカーのアミを演じた清原果耶は「初めてお会いしたときは、オーラが凄かったというか『スターの方だ!』と思いました。撮影のはじめから、積極的にコミュニケーションをとろうとしてくださって、本当に紳士的で優しい方でした。ちょっとした休憩の時も、椅子に私を先に座らせないと本人が座らないっていうくらい優しく気を遣ってくださる方でした。一方で、台湾パートで他のキャストの皆さんと揃った時には、いたずらっ子のように無邪気に笑ってらっしゃる瞬間もあって。お互いに言葉を教えたり教わったりしながら、コミュニケーションをとりました」と明かしている。
日本人キャスト陣も唸らせるその誠実さと演技力で、初恋に心躍らせる18歳の初々しさと、人生の酸いも甘いも噛みしめる大人の魅力を漂わせる36歳のジミーを見事に演じ分けたグァンハン。その好演には、一足先に試写を鑑賞したマスコミ・関係者からも「同一人物とは思えなかった。」「ジミーがずっと心に残る」などの声が続々あがっている。
新たに解禁された場面写真は、ジミーとアミの距離がぐっと近づく“恋の始まり”を予感させる18年前の台湾での2枚と大人になったジミーの旅路を収めた3枚で、個性豊かな人物たちとの一期一会の出会いを写し出している。