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ストリーミング時代の問題点も指摘

スヌープ・ドッグが困窮するベテランラッパーたちをプライベートで支援していると明かす

2024.01.29 20:50

Snoop Dogg | Ep 216 | ALL THE SMOKE Full Episode

2024.01.29 20:50

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ラッパーとしてだけではなく、ビジネスマンやタレントとしても世界的人気を誇るスヌープ・ドッグ。彼は2022年の2月に、かつてドクター・ドレーやスヌープ・ドッグの初期アルバムをリリースした〈Death Row Records〉を買収しており、現在はレーベルオーナーとしても活躍している。そんな彼が先日ポッドキャスト「All The Smoke」に出演した際に、ベテランと若手アーティストのビジネスの違いを語った。

スヌープ・ドッグは一時期レーベル専用のストリーミングサービスをローンチするという理由で、『The Chronic』や『Doggystyle』などのアルバムをストリーミングサービスから撤廃していたが、音楽業界は映画業界以上に稼ぐのが難しいと明かした。

「音楽業界は成り立ってない。俺はフィジカルの時代出身だ。俺らの時代にはカセットとCDで、CDが10.99ドルで売れたとしたら、レーベルには6ドルぐらい、アーティストには1ドルぐらい入ってた。だから100万枚売れたら100万ドルがアーティストに入っていた。でも今は1000再生で1ドルに満たないぐらいだと思うし、100万再生されても全然お金は入ってこない。

でも問題はそれだけじゃなくて、誰もヒット曲以外を聴かないということもある。例えば俺が誰かの3曲を1億回ぐらい聴いたとして、それは彼にとって本当に良いことなのだろうか?めちゃくちゃ再生された曲があったとしても、ライブでは誰も他の曲を知らなくて、人気曲以外ではアホみたいに突っ立ってるという状況が生まれる。アーティストとリスナーの間の繋がりが途切れてしまってるんだ。だから俺はそこの繋がりを作り直したい。特に若い子たちは今のシステムで稼げるけど、俺らのようなベテランが稼げるシステムも考えたい」

現在の音楽業界の問題をアーティスト目線で語ったスヌープ・ドッグ。自身のフットボールリーグを立ち上げ次世代のアスリートを教育するなど、普段から若い世代を支援しているが、ベテランをサポートすることも重要視しているようだ。昨年、ヒップホップ生誕50周年を記念してスカーフェイスやラキムのようなベテランに寄付が集まったことについてもコメントしている。

「公にすることではないから誰を支援したとかは言わないけど、ベテランを支援するべきなんだ。する必要があるわけじゃないけど、ベテランやパイオニアたちをリスペクトしよう。もし、好きなラッパーがいたりリスペクトするラッパーが不運な状況に陥っていたら、金銭的な支援が必要かもしれない。

プライドがあるから本人からは頼めないかもしれないが、そういうときにこっちから“いくらか支援してあげよう”って言うんだ。過去には俺と50セントで何人かのベテランを支援したし、俺と50セントはそういう人なんだ。OGで不運にあって、金銭的に困ってる人がいたら支援するようにしてるよ」

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スヌープ・ドッグ

アーティスト情報

1972年LAはロング・ビーチ生まれ。ギャングの一員として荒涼とした幼少期を過ごしてきたスヌープ・ドッグ(当時スヌープ・ドギー・ドッグ)が、ラッ プに専念しようと91年にネイト・ドッグ、ウォーレン・Gと共にクリーク213を結成。西海岸の首領(ドン)=ドクター・ドレーに見出され92年「ディープ・カヴァー」でレコード・デビューを果たす。その後、ドクター・ドレーの歴史的ソロ・アルバム『クロニック』に大々的にフィーチャーされ、大きな注目を 集める。全編ドクター・ドレーの制作のもと、彼のインタースコープ傘下のレーベル=デス・ロウから満を持してリリースされたデビュー・アルバム『ドギー・ スタイル』(’93)は西海岸のギャングの生き様をリアルに描き、強烈な世界観を提示、驚異的な大ヒットを記録。瞬く間にアメリカを代表するラッパーとな る。その後、名前をスヌープ・ドギー・ドッグからスヌープ・ドッグに変更するもレーベル内の紛争に巻き込まれEMI傘下のノー・リミット・レーベルに移籍、多数のプロデューサー/ラッパーたちとの交流を深めながらコンスタントにアルバムをリリースし、常にシーンのトップ街道を突き進む。特にファレル・ ウィリアムスとのコラボレーション・アルバム『Paid tha Cost to Be da Bo$$』発表後の突き抜け具合は、目を見張るモノがある。再びインタースコープ傘下のゲフィン・レーベルに移籍後も、『R&G(リズム&ギャングス タ):ザ・マスターピース』と06年末の『ダ・ブルー・カーペット・トリートメント』と壮大なスケールのアルバムを立て続けに発表。唯一無二のヴォイスと フロウのラップ・スタイルはすでに孤高の粋にすら入っている。また音楽活動での後進の育成はもちろん、自身のバスケット・ボール・チームを通じた地域社会 の活性化、ハリウッド界への進出なども精力的に行い、その発言、行動には大きな注目が常に集まっている。

(引用)https://www.universal-music.co.jp/snoop-dogg/biography/

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