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INTERVIEW

出演中のドラマ『うちの弁護士は手がかかる』や転機作を語る

「36年間で今の私が一番好き」村川絵梨が考える“女優”である意義と矜持

2023.11.24 20:00

2023.11.24 20:00

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TVerのお気に入り登録者数が108万人を突破(11月20日現在)。ぐいぐい人気を伸ばし続けるドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)。個性豊かな香澄法律事務所の中で、怒ると大阪弁になるやり手弁護士・辻井玲子を演じている村川絵梨。

連続テレビ小説『風のハルカ』で脚光を浴びて以降、映像・舞台を問わず活躍の場を広げ続けるなか、「今の私が一番いい」と笑顔を浮かべる彼女に、朝ドラ時代のエピソード、社会現象となった『ROOKIES』の思い出など……これまでの女優人生を振り返ってもらった。

村川絵梨

新しい扉をたくさん開かせてもらっている

──ドラマ、毎回楽しく拝見しています。特にムロさんのドラマパロディが面白くて。

ドラマパロディは、脚本に書いてあるものにムロさんのアドリブもいっぱい入っているんですね。5話で『白い巨塔』ネタが出てきましたが、あれも当初の台本にはなかったもの。聞いたら、監督と事前に相談して、教授回診用の役者さんに出演していただくことになったそうです(笑)。

──もし村川さんがドラマパロディをやるなら、何がやりたいですか。

戸田(恵子)さんと『ショムニ』がやりたいです。ムロさんとも話してるんですよ、戸田さんに脚立を持ってもらいたいねって。

──演じる辻井玲子はやり手の弁護士。こういうコミカルな役どころは新鮮ですね。

今までキャリアウーマンの役をやったことがなかったんですよ。コメディもそんなにやったことがなかったので、今回は自分の新しい扉をたくさん開かせてもらっています。

https://www.youtube.com/watch?v=MErLOKR1RgI
【うちの弁護士は手がかかる】前半ダイジェスト

──玲子は枯れ専という設定ですが、もし村川さんが香澄法律事務所の面々からひとり選ぶなら誰がいいですか。

私も玲子と同じで酒向(芳)さんがいいです。酒向さんってすごく素敵なんですよ。信じられないくらいスタイルが良くて、いつも紳士的。これはキュンとするわって、ご一緒しながらドキドキしています(笑)。

──タイトルにちなんで村川さんの「手がかかる」ポンコツなところは?

私、自慢できるくらい手がかからないです。現場にも1人で行くし、今まで遅刻も1回もしたことがなくて。手がかからなさすぎて寂しいかもしれない。あ、でも飲むと長いんで、早く帰らせるのに手がかかるかもしれないです(笑)。

──村川さんといえば、きき酒師の資格を持つなど、日本酒好きのイメージがあります。今まで最長何時間ぶっ続けで飲んだことがありますか。

最長だと18時間くらい。確か25(歳)のときだったと思います。だから、周りにはいつも覚悟されます、私と飲むと一軒じゃすまないだろうなって(笑)。最近はおとなしくなりましたけど。

──と言っても、てっぺん(0時)はまたぐ?

それはまたぎますね(笑)。次の日休みだったら確実にまたぎます。

──やっぱり日本酒メイン?

日本酒メインですね。で、ちょっと喉が乾いたらサワーにしたり。日本酒は水を飲まないと後悔するので、誰か隣で「水飲め」って言ってほしい! あ、だからそういうアシスタントはほしいかもしれないです(笑)。

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女優としての礎を築いた朝ドラの経験

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作品情報

うちの弁護士は手がかかる

うちの弁護士は手がかかる

2023年10月13日(金)よりフジテレビ系にて毎週金曜日21時〜放送中
TVer/FODにて見逃し配信あり

公式サイトはこちら

キャスト&スタッフ

出演者:ムロツヨシ 平手友梨奈 吉瀬美智子 菅野莉央 日向 亘/安達祐実 村川絵梨 松尾 諭/大倉孝二 酒向 芳 戸田恵子 江口のりこ 他

脚本:服部 隆、おかざきさとこ、西垣匡基、中園勇也
プロデュース:金城綾香 江花松樹
演出:瑠東東一郎/相沢秀幸
制作・著作:フジテレビ

2002年にユニット「BOYSTYLE」として歌手デビュー。
2004年、映画「ロード88 出会い路、四国へ」で主演を務め、俳優業に進出。
2005~2006年、連続テレビ小説「風のハルカ」(NHK)ではヒロインを務めて以降、ドラマ「ROOKIES」など、ドラマ・舞台・映画と幅広く活躍している。近年の主な出演作として、フジテレビ「うちの弁護士は手がかかる」(2023)、TBS「西園寺さんは家事をしない」(2024)、舞台「ドリームガールズ」(2023)、「テラヤマキャバレー」(2024)など。

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