「おもろいだけが、正しいんや」笑いに取り憑かれた男の実話
“伝説のハガキ職人”岡山天音がもがき苦しむ、映画『笑いのカイブツ』予告解禁
2023.09.23 12:00
©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会
2023.09.23 12:00
2024年1月5日(金)より公開される岡山天音主演映画『笑いのカイブツ』からティア―ビジュアルと30秒予告が公開された。
原作はWeb連載で熱狂的に支持され、書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキによる同名私小説。何をするにも不器用で人間関係も不得意なツチヤタカユキ(岡山天音)の生きがいは、「レジェンド」になるためテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎日ネタを考え続けて、6年。実力が認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いだけを追求し、常識から逸脱した行動をとるツチヤは周囲から理解されずに淘汰されてしまう。自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れず、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”になると、次第に注目を集め、尊敬する芸人から声が掛かるが……。この笑いにのみ人生を捧げる実在の人物の痛いほどに純粋で激烈な半生を、井筒和幸、中島哲也、廣木隆一など名だたる名匠のもとで助監督を務め、本作で満を持しての長編商業映画デビューを果たす気鋭・滝本憲吾監督が映画化した。
キャストには話題作への出演が続く日本映画界に欠かせない実力派俳優・岡山天音のほか、仲野太賀、菅田将暉、松本穂香と第一線で活躍する同世代の名優たちが集結し、驚異的なアンサンブルで物語へと引き込む。
今回解禁された30秒予告は、ラジオや大喜利番組へネタを投稿し続け、“伝説のハガキ職人”と呼ばれるほど「笑い」にのめり込んだツチヤのネタ投稿に対する強いこだわりの言葉から幕を開ける。一方、スマホの画面に映る「人間関係不得意」の文字や作家見習いとなったお笑い劇場での仲間との決裂、感情を爆発させるツチヤの姿も切り取られ、情熱や実力だけでは上手くいかない現実にもがき苦しんでいく波乱の展開を予感させる。
また、併せて解禁されたティザービジュアルでは鋭い目つきのツチヤ(岡山天音)が中央に配され、メインコピー「おもろいだけが、正しいんや」という言葉が狂気的なまでに笑いを追い求める主人公を表している。さらに背景には彼の才能を見出し、東京へと呼び寄せる人気芸人ベーコンズの西寺(仲野太賀)や相方の水木(板橋駿谷)、全く異なる境遇ながらツチヤと意気投合するピンク(菅田将暉)、ツチヤが想いを寄せるヒロインのミカコ(松本穂香)の姿やネタ帳や書き殴りのメモなども写されている。