2023.09.17 17:00
2023.09.17 17:00
誰よりも芝居に熱があると思っている
──奥野さんは8月21日に23歳のお誕生日を迎えました。同世代の俳優の活躍などは意識しますか？
意識します。「すごいな」とか「うらやましいな」と思いますし「この人みたいにこういうことがしたいな」とかも思いますね。
──その中で、今思うご自身の武器はどういったものだと考えていますか？
根性論になってしまいますが、誰よりもお芝居に対して熱があると思っているところ。あとは身体能力が高いほうだと思います。
──俳優を始める前はバレエを11年間やられていたんですもんね。今でも運動は続けているのでしょうか？
全然しないです。台無しですよね（笑）。でも教えられたことはすぐできる身体なので、そこは強みかなと思います。
──「誰よりもお芝居に対して熱がある」という点についても聞かせてください。ご自身のどういうところにそれを感じますか？
お芝居がただただ好きなんです。単純にお芝居をしているときが一番楽しい。あとは「作品の一部として、素敵な作品になるようにしたい」ということは常に思っているところですかね。
©「女子高生、僧になる。」製作委員会・MBS
──お芝居が好きな気持ちや楽しいという感情は、始めたときから変化していますか？
していますね。最初は好奇心でした。「こうやって撮影するんだ」とか「こうやって変身するんだ！」とか、素人のワクワク感。だけど、仮面ライダーの1話が放送されたのを見て、「醜態を晒してしまった」と心がぽっきり折れてしまって。そこからですね。「これじゃダメだ」「自分の追い求めるお芝居をするにはどうすれば良いんだろう」ということを考えて、やってみて、また反省して……をずっと繰り返している状態です。
──今もその繰り返しですか？
はい。毎回、後悔しかないです。「もっとこうできたんじゃないか」って。
──でも楽しい？
はい、それが楽しいです。お芝居って正解がないじゃないですか。そもそもうまくなりたいと思っていること自体も正しいことかわからないし。でも僕の中では、自然体でその役に寄り添える人が素敵な役者さんだと思っているので、自分の理想に近づいたり遠ざかったりするのが、たまらなく楽しいです。
──追い求めている先に、ゴールのようなものはあると思いますか？
ないと思います。10年、20年経っても「いや、後悔しかないですね」とか言ってそう（笑）。
──ちなみに奥野さんはこれまで様々な職業の役を演じられてきましたが、今後演じてみたい職業はありますか？
ボクサーです。ボクシングを見るのがすごく好きで、やってみたいなと思っていて。でも僕は性格的に、興味があってもなかなか自分から始められなくて。でも演じるとなると、やらなきゃいけなくなるじゃないですか（笑）。そうやって、ふわっと興味があるものに触れられる。そのために必要な知識もつけられるし。僕は役者をやっていて、それが楽しさの一つでもあると思っているんです。だからいろんな役をやってみたい。そのなかで今一番興味があるのはボクシングです。
──奥野さんのボクサー役、期待しています。では最後に。奥野さんは漫画が大好きだそうですが。
はい、大好きです！
──では最後に、最近特にオススメの漫画を熱弁してください。
僕はジャンプっ子なので、「週刊少年ジャンプ」の中から……次来るのは『SAKAMOTO DAYS』です！ 僕、これまで全部来る作品を当ててきているんですよ！『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『チェンソーマン』『SPY×FAMILY』で、今は「【推しの子】」。だから断言します、次は『SAKAMOTO DAYS』が来ます！ 伝説の殺し屋だった人が引退して、家族を持ち、家族のために襲い来る刺客と戦うという話で、めちゃくちゃ面白いんですよ！ あとは『ダンダダン』も来ます！
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