作品との縁に「まだ見たことない自分に出会える予感」
稲垣吾郎主演×横山拓也新作舞台『多重露光』10月より上演 共演に真飛聖、相島一之、石橋けい
2023.08.07 05:00
2023.08.07 05:00
2023年10月6日(金)から22日(日)まで、日本青年館ホールにてモボ・モガプロデュース舞台『多重露光』が稲垣吾郎主演で上演されることが決定した。
モボ・モガプロデュースは今まで、2019年に『家族のはなしPART1』(あべの金欠、淀川フーヨーハイ作・演出/草彅剛主演)、『君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~』(鈴木聡作・演出/稲垣吾郎主演)、2022年に『恋のすべて』(鈴木聡作・演出/稲垣吾郎主演)を製作してきた。4作目となる『多重露光』は劇作家・横山拓也による書き下ろしで、主演に稲垣吾郎、演出に読売演劇大賞演出家賞を受賞した眞鍋卓嗣を迎えた。
稲垣吾郎が演じるのは写真館の2代目店主で、父には会ったことがない山田純九郎。戦場カメラマンだった父を相島一之、町の写真館の店主として人気があり、子供だった純九郎に理不尽な期待を背負わせていた母を石橋けいが演じる。
毎年、愛に溢れた家族写真を撮る裕福な同級生の一家があった。45歳になった純九郎の元に、その憧れの一家の“お嬢様”であった麗華(真飛聖)が訪ねてきた。純九郎は、かつて強く求めた家族の愛情に触れられそうな予感をもつ。親の威光、無関心、理不尽な期待、そして隠し持った家族写真などが多重露光の写真のように純九郎の頭の中に常にあって、幸せという未来の焦点がなかなか合わない。幼馴染(竹井亮介)や取引先の中学校教員(橋爪未萠里)が何かと気にかけてくれるが、純九郎に欠落した愛情が埋まることはなかった。純九郎は、自分の求める愛を人生の中に収めることができるのだろうか。
稲垣吾郎 コメント
僕は最近、写真に興味を持っています。オフでも身近にカメラのある生活をしているので、この企画を伺い、「多重露光」という作品に縁を感じました。稽古は始まっていませんが、まだ見たことない自分に出会えるような予感がします。皆さん、楽しみにしていてください。