過去に「メタルは死んだ」と言われたことを振り返る
ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが音楽の流行りとメタルへの信念を語る
2023.05.11 18:20
Justin Boruki
2023.05.11 18:20
世界的に最も知名度が高いメタルバンドの一つ、ジューダス・プリースト。「メタル・ゴッド」という愛称でも知られているボーカリストのロブ・ハルフォードがMetal Hammer誌の最新インタビューにて、音楽の流行について語った。
来年でジューダス・プリーストのデビューアルバムから50年となるロブ・ハルフォードは、音楽の流行りとメタルについて以下のようにコメントした。
「昔ディスコが流行ったとき、音楽業界の全員がメタルから離れたように感じた。1977年の“Sin After Sin”を制作していた私たちにとっては辛かった。そのときはみんなパンクばかりやっていて、“メタルは死んだ”と言われていた。でも私たちは様子を伺っていた。今では、私たちが予想してもなかった形でメタルは世界的にメインストリームになったし、世界中の人々をインスパイアしている。
1980年の“British Steel”を出した頃には、自分たちがやっていることに対してさらに自信を持てるようになった。ついに家賃も払えるようになったし、シリアルにかける牛乳も買えるようになった!最初の10年は、稼いだものを全て制作費になった。そこから、信念を持って自分たちを信じることによって、転換期に入ったけど、“もう成功したし落ち着こうぜ”という状況になったことはない」
ディスコやパンクが流行ったときでも信念を貫き、1980年代に入り音楽活動で生活できるようになったと語ったロブ・ハルフォード。ジューダス・プリーストは今年オジー・オズボーンとのツアーを開催予定であったが、オジー・オズボーンの健康上の問題によってツアーはキャンセルとなった。2024年には10年ぶりのヘッドラインツアーが決定している。
ジューダス・プリーストにとって転換期となった『British Steel』に収録されている「Breaking The Law」は今でも人気曲として語り継がれている。