5年目を迎えて挑戦したいこと

_{──歌詞は自分らしさを貫く思いがテーマになっていますが、自分に重なる歌詞のフレーズやエピソードを聞かせてください。}

冨田　楽曲の一番初めに“薄いフィルターで守るPreciousを”っていう歌詞があるんですが、私はこの歌詞を見たときに、もっとこういう自分があるかもしれないけど守ってしまってるところがあるのかな？ってすごく考えてしまったんです。でも曲が進むと“「私は私」それでいい？”って歌詞が出てきて、そうだよなって思えたんです。この曲は、私らしくいるのが一番強い自分でいられるよってメッセージに感じられたので、私も自信をつけて、誰かの背中を押せるように歌えたらなって感じてます。

落合　私も“「私は私」それでいい？”って歌詞が印象に残ってます。これは自分の経験談なんですけど、私は幼稚園生の頃からアイドルになりたくて、小学校から高校生まで“将来の夢はアイドル”って言い続けていたんです。周りから色々言われたりしたんですけど、私は1回も恥ずかしいと思ったことは無かったです。もちろん、アイドルってなりたくてもなれるものじゃないから、将来を考えたときに不安になることもあったんです。でも、私は自分の夢を信じ続けて今ここにいるので、この曲でも自分の自信みたいなものを歌に出せたんじゃないかなって思っています。あと私はダンスがすごく好きなんですけど、今回のダンスレッスンで自分が今まで苦戦していた分野も先生にたくさん教えていただいてさらに自信をつけることができました。なので、今回は自信満々な気持ちでダンスも表現できました（笑）。

鈴木　私は“私の事を守ってあげたいの 誰にも守れない私だけだから”って歌詞を見て、確かに、自分の心まで守れるのは自分だけなんだろうなって思ったんです。今の自分は色々な方に支えてもらって生きてるって思うんですけど、でもほんとに素敵な女性って、自分のことをしっかり自分で守れる人なんだろうなって思うんです。歌詞を最初に見たときから、これは私が理想としてる女性だ！って思ったんです。私も、歌詞のような強い女性になりたいです。

谷崎　“偽りの防具よりも多分本当の私が強い”って歌詞が好きなんです。私は歌詞の主人公と性格が全然違って、わりと沈んだりネガティブになりがちなタイプなんですよ。どちらかというと、メイクや髪の毛、かわいいお洋服で自分を着飾って自信をつけるタイプなんです。でも歌詞は、そうしたものを外したほんとの自分が強いって内容で、すごく衝撃を受けました。こういう考え方もあるんだなって思えたし、自分もそうなりたいなって思いました。個人的に、自分自身を好きになるっていうのが今年の目標なので、この歌詞に影響を受けて、もっと自分のことを大切にしようって思いました。

蟹沢　この楽曲をいただいたときに、私は自分が悩んでいたときにたどり着いた考え方と、結構重なる部分があったんです。なので、私には歌詞が全体的に印象深かったです。この歌詞には、痛みとかを経験したからこそ生まれる強さが表れているなと感じました。天使という存在が、自分にとって正義なのか悪なのか、それは自分自身の受け取り方だよなとか、歌詞を読めば読むほど色々な考え方ができるなって思ったんです。あと、周りを気にして、自分の得意なものを遠慮なく外に出せないときってあるじゃないですか。でも、ありのままの自分をまっすぐ生きていいんだよってことがこの歌詞には表れているんです。だからこの曲は、もっと自分に自信を持っていいよって言ってくれる、お守りみたいな楽曲だなって思ってます。

_{──新曲「天使は何処へ」は、自分らしさを肯定してくれる強くて優しい楽曲であるわけですね。では、結成5年目に突入したノイミーですが、みなさんのこれからの目標や、やってみたいことを聞かせてください。}

谷崎　私は、メンバー出身地の凱旋ライブに憧れます。ノイミーはありがたいことに、毎年全国ツアーをさせていただいて、去年はアメリカ合衆国のヒューストンにも行かせていただいたり、色々なところでライブをさせてもらっています。でもコロナ禍ということもあって、みなさんと直接会えるのは当たり前じゃないんだってすごく感じたんです。なので、少しでもみなさんに元気や笑顔を届けられるように、私たちからいっぱい会いに行きたいです。私たちのライブを見て「ノイミーがいるからがんばれる」って思っていただけたらうれしいです。私たちが、みなさんの生きる原動力を届けられるようにがんばりたいです。

蟹沢　みんなで夢を叶えたい気持ちはもちろんあるんですけど、新曲の練習期間中に、改めてメンバー一人ひとりが最高だなと感じたんです。なので5年目は、一人ひとりのアイドルとしての魅力をたくさんの方に知ってもらいたいです。全員の色が届くように、私もリーダーとしてひとりのメンバーとしてがんばっていきたいなと思います。

冨田　今回の楽曲を通して、私は外の世界をもっと知りたくなりました。もっと新しい自分を知りたいし、この先もっと色々なことを経験したいって思うんです。グループとしては、まだやったことのないジャンルの楽曲を歌ってみたいです。個人としては、去年、舞台やドラマなど演技のお仕事もたくさんやらせていただいて、もっと違う役をやってみたらどうなるのかな？って思ったりします。いろいろ知りたくなってしまったので、5年目はもっとたくさん知れる年にできたらなと思います。

鈴木　コロナ禍で全然ファンの方と対面でお話しする機会がなかったので、4月30日に開催される「イコノイジョイ合同個別お話し会」がすごく楽しみなんです。今回はパシフィコ横浜 ホールDでやらせていただくんですけど、次はいろいろなところに行けたらいいなと思ってます。もっとファンのみなさんに感謝の気持ちと愛を直接届けに行きたいです。

落合　ノイミーのこれまでの活動で感じたのは、新しいことにチャレンジするとみんな吸収しようとする力が強いんです。みんなでひとつのものを作るぞ！ってガッツがすごいんです（笑）。なので、グループ名の由来にもあるように、自分の知らない自分をもっともっとみんなで一緒に経験していきたいと思います。私としては、ノイミーのライブをぜひたくさんの方に見ていただきたいって気持ちがすごく強いです。いろいろなアイドルさんがいますけど、まだどのグループもやってない演出をやってみたりしたいです。ノイミーの武器である吸収力を発揮して、みんなでどんどん力をつけて、新しいライブでみなさんを魅了していけたらいいなと思っています。まだノイミーを見たことがない人にもファンになっていただきたいですし、応援してくださっているファンの方にももっともっと好きになってもらえるようにがんばります！

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