2023.04.10 06:00
©️2023映画『春に散る』製作委員会
2023.04.10 06:00
佐藤浩市と横浜流星がダブル主演を務める映画『春に散る』の公開日が8月25日に決定し、特報映像とティザービジュアルが公開された。
沢木耕太郎による同名小説を原作にもつ本作。ノンフィクションの傑作『深夜特急』三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた沢木が半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて〈生きる〉を問うこと。『春に散る』はその集大成ともいえる作品で、映画化にあたり『ラーゲリより愛を込めて』の瀬々敬久が監督を務めた。
本作の主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、偶然飲み屋で出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願。やがて二人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。佐藤浩市が翔吾を導くことで人生に尊厳を取り戻そうとする仁一、横浜流星が仁一と出会い諦めかけていた夢に再度挑戦する翔吾を演じ、山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝ら発表済みのキャストに加えて、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦も出演するなど、豪華キャストが集結する。
公開された特報映像は路上でファイティングポーズで向き合う仁一と翔吾の姿に続いて、翔吾が仁一に「あんたのボクシングを教えて欲しい」と懇願するも断られるという、二人の出会いのシーンから始まる。強い眼差しで「今しかねえ」と必死で食らいつこうとする翔吾と、初めは断るもトレーナーとして翔吾に向き合っていく仁一、二人がやがて固い絆で結ばれることを予感させる映像。ラストには、佐藤と横浜がミット打ちをする姿も収められている。
併せて公開されたティザービジュアルでは、桜吹雪が舞い散る中、ボクシングを通じて“「一瞬」だけを生きると決めた”二人の覚悟を代弁するコピーも入り、お互いが真剣に向き合う姿が捉えられている。