aespa 2023年4月1日 国立代々木競技場第一体育館公演より(写真:上飯坂一)
2023.04.02 02:50
4人組メタバースグループaespa(エスパ)が、8月5日と6日に東京ドーム公演を開催することが決定した。
aespaは2020年に韓国でデビューした、カリナ、ウィンター、ジゼル、ニンニンからなる4人組メタバースグループ。「自分のもう一人の自我であるアバターに出会い、新しい世界を経験する」という世界観をベースに、各メンバーにはメタバース空間にアバターが存在する。
現在aespaは、3月15日の大阪城ホールからスタートした初の日本ツアー『aespa LIVE TOUR 2023 ’SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN』を開催中。4月1日の東京・国立代々木競技場第一体育館公演でサプライズ発表された東京ドーム公演は、海外アーティストではデビューから最速日数での開催となる。
4月1日のライブは、グループの世界観を象徴する物語を歌い上げる最新活動曲「Girls」からスタート。炎が上がる中ウィンターがロックスター然でギターをかき鳴らすという驚きの演出もあった。aespaを紹介するような曲でもある「aenergy」のオープニングでは、ニンニンが「What’s Up,TOKYO!」と客席を煽り、歌詞にもある「Your Hands In The Air」で手を上げるとファンの熱も上昇。そして「I’ll Make You Cry」、「Savage」とハードなダンスナンバーを続けてテンションを上げていった。
アンコールにてジゼルが「すごくすごく大切なお知らせがあります。これは、エイプリルフールじゃないですよ!」と切り出し、ウィンターが「叫んでくれたら教えます!」と言うと、会場からは大きな歓声が上がった。そしてカリナが「8月5日、6日で東京ドームの公演が決定しました」と発表すると、割れんばかりの大きな歓声が代々木体育館を包んだ。ウィンターは「皆さんの応援のおかげです。ありがとうございます」と感謝を伝え、ニンニンが「期待してくださいね!」とキュートな笑顔でファンに語りかけた。
デビュー曲「Black Mamba」のMVがデビュー曲として史上最短でYouTube再生回数1億回を達成するなど、ヒット街道を驀進しているaespa。昨年7月にリリースした最新2ndミニアルバム『Girls』は発売時に164万を売上げ、K-POPガールズグループ初の初動ミリオンセラーとなった。同作は米国ビルボードのメインチャート「ビルボード200」で当時のK-POPガールズグループ最高順位の3位を記録。また、昨年4月には米カリフォルニア州で開催される世界最大級の野外フェスティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival』に出演。日本では、初上陸を果たした昨年8月の『aespa JAPAN PREMIUM SHOWCASE 2022 〜SYNK〜』ぴあアリーナMMでの4公演のチケットに92万通の応募を集めた。
ニンニンの透明感のある力強いボーカル、ウィンターの突き抜けるような高音、ジゼルのクールなラップ、そしてカリナの美しいパフォーマンスと、生でだからこそ感じられる感動がある初の日本ツアー。デビューから繰り広げて生きた「Black Mamba」との闘いを遡る形で展開した日本ツアー『aespa LIVE TOUR 2023 ’SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN』はこの後4月15日・16日のさいたまスーパーアリーナ公演、4月29日・30日の愛知・日本ガイシホール公演まで続き、全10公演で11万人を動員する。