2023.03.31 11:00
©2023 東映ビデオ
2023.03.31 11:00
⻘⽊柚と坂ノ上茜が出演する映画『神回』が7月21日(金)より全国公開されることが決定し、本予告とポスタービジュアルが公開された。
本作は、数えきれないほど繰り返す時間の中で切ない想いと⼈間の本性とが交錯するタイムループ作品。『百円の恋』『愛の渦』『アンダードッグ』など、数々の映画賞を獲得してきた東映ビデオ (株)が⽴ち上げた才能発掘プロジェクト【TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY】で、記念すべき第1回製作作品に選ばれた。「タイムループもの」という洋画・邦画ともに数多くの作品が存在するジャンルに挑みつつも、凡庸な⻘春ストーリーにとどまらず、学校という閉鎖空間の中で⼈間のさまざまな感情をあぶりだした脚本が特別審査員を務めた監督・脚本家の⾜⽴紳のほか多くの審査員から評価された。
舞台は17歳の夏休み。⽂化祭の実⾏委員となった沖芝樹と加藤恵那は教室で打ち合わせを始めた。すると突然、樹の⽬の前が真っ暗になり、打ち合わせを始めるときに聞いた恵那の⾔葉が⽿に届く。タイムループに気づいた樹は「時間が戻ってる! 時間がループしてるんだよ!」と恵那に訴えるが「私もそういう⼩説好きだよ」と⼀向に状況を理解してもらえない。繰り返す13時に、樹は校内を駆け回ったり、教室の窓から⾶び降りたり……何とか状況を打開しようと奮闘するが、抜け出すことができない。
そのうち、恵那の髪の毛に白髪が混じっていることに気づき、自分たちがループの中で成長していることが発覚。数えきれないほど繰り返す時間の果てには、どんな真実が待っているのか──。
監督・脚本を務めるのは、短編『GUNKANJIMA -Traveler in Time-』が国内外の映画祭で評価された新鋭・中村貴⼀朗。プロジェクションマッピングやドローン撮影などの先端技術を駆使した映像表現を得意とし、ストーリー、映像ともに斬新な表現で⽇本映画界に新⾵を巻き起こす。主⼈公・樹を演じる⻘⽊柚は、NHK連続テレビ⼩説『カムカムエブリバディ』<ひなた編>でヒロインの弟・桃太郎役を好演し、今後も続々と出演作を控える注目俳優。その同級⽣・恵那役を、2021年ぴあフィルムフェスティバルで⾼評価を得た⾃主制作映画『愛ちゃん物語』や『ぬけろ、メビウス!!』と主演が続く坂ノ上茜が演じ、樹の⼼情が変遷していく中でループし続ける時間に対峙する。
公開された本予告は、単なる⻘春映画にとどまらない新感覚のタイムループを映し出す。また、ポスターは本作の主な舞台となる教室で、打ち合わせが始まる13時時点の⼆⼈が切り取られている。「この時間は、 監獄か天国か──⁉」というキャッチコピーでも表現される通り、今から始まるタイムループがどんな⽅向に進むのか想像がつかないビジュアルに仕上がっている。