東京は全32回、大阪は全13回上演
舞台『パラサイト』原作映画を彷彿とさせるメインビジュアル&公演詳細発表
2023.02.22 08:00
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2023.02.22 08:00
6月から7月にかけて東京都大阪で上演される舞台『パラサイト』のメインビジュアルと公演情報の詳細が発表された。
本作の原作は、社会問題化している「格差社会」というテーマを描きながらも、所々に散りばめられた緻密な「伏線」や「テーマ性」が話題を呼び、サスペンス、ブラックコメディ、ヒューマンドラマなどの“ジャンルを超えた傑作”として世界各国で称賛の嵐を巻き起こした映画『パラサイト 半地下の家族』。台本・演出は、映画『愛を乞う人』『焼肉ドラゴン』や舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』などを手掛け、舞台・映画と幅広く活躍する脚本・演出家の鄭 義信が務める。
日本版『パラサイト』の舞台となるのは90年代の関西──。家内手工業の靴作りで生計を立て、地上にありながら地下のように一日中陽がささないトタン屋根の集落で細々と暮らす金田一家。物語の中心となるそんな金田一家の主・金田文平を演じるのは古田新太。身分を偽造し、高台の豪邸に住む永井家の家庭教師としてアルバイトを始める文平の息子・純平を宮沢氷魚、同じく永井家にアートセラピー教師として取り入る純平の妹・美姫には伊藤沙莉、美姫に続いて家政婦として雇われる文平の妻・福子を江口のりこが務める。
一方で、金田一家とは対照的に高台の豪邸で暮らし、次第に金田家に“寄生(パラサイト)”されていく永井家の主人で、実業家として成功しつつも中身はまるで“土建屋の親父”の永井慎太郎に山内圭哉、美しく品もあるが天然な側面も持ち合わせる“奥様”の千代子を真木よう子、その娘・繭子を恒松祐里が演じる。
さらに永井一家の家政婦を務める安田玉子にはキムラ緑子、舞台『パラサイト』オリジナルの登場人物としてみのすけが出演。個性と実力を兼ね備えた魅力的なキャストの共演が実現した。
公開されたメインビジュアルは原作を彷彿とさせ、嵐の前の静けさとでも言うべきどこか不穏な雰囲気を纏いながらも、金田家と永井家、その家政婦らが一堂に会し微笑む、まるで家族写真のようなビジュアルとなっている。