2023.02.18 12:00
2月11日は、愛する母が命を懸けて私を産んでくれた日。私は今年27歳になりました。
もう27年も私は私と付き合って、共に生きているのかと思うと考え深いものがある。
誕生日というのは、沢山のおめでとうをつまみにケーキを食べて、プレゼントを開け、昨日より少しだけ大人になった自分にわくわくする日。
しかしそんな1日は長くは続かず、あっという間に溶ける魔法に昨日と今日の判別がなくなっていって、気がついたら誕生日という特別な日から、ただの日常に戻るなんてかなり残酷だと思う。
母や祖母クラスになると誕生日が来るたび「もう嬉しくないよ〜」なんて言うけど、私はまだその領域には達していないみたいだ。だって今でもホールケーキは食べたいし、ロウソクを年齢の数だけ用意されるのも嬉しい。しかし確実に今まで通り、ただ嬉しいだけの誕生日とは違う感覚が27歳にして初めて生まれた。
1年を振り返り
27年間を振り返り
これから先の数十年を考える。
私という人間は、それはもう家族に大切に育ててもらい、素敵な出会いと経験をし、図々しくも沢山の人に支えてもらいながら生きている。まだ自分のことだけで精一杯な私が、大事にしたいものをこの手で守れるにはあと何回歳を重ねればいいのだろうか。
ついつい辞められない癖も、越えられない壁も、傷つきやすい心も、もう数年飲み続けている薬達も、私は私と付き合いながら、諦め、当たり前になりつつある日常から、本当は少しずつ抜け出さないといけない事にちゃんと気づいている。私の大切な人達が大切にしてくれる私を、私だって大切にしなくちゃいけないのだから。
自分とうまく生きて行くには、まず自分を理解しなくてはならない。それは、出来る事と出来ない事を把握して自分の限界を知っておくためだと思う、自信を持つのは難しいけど、だからこそ人と比べないようにする。
自分を理解するという事は自分を認めるという事、決して褒めなくてもいい、でも認めてあげてほしい、たまには甘やかしてあげてほしいのです、私は自分が大嫌いだったあの頃の私よりも、今、私のことが大好きになった。
誰も優しくしてくれないのなら、自分で自分に優しくしてあげる、そして、誰でもいい、人に優しくする、そうして余裕が出来た頃に、実はもらっていた優しさを逃していたことに気がついたりする。
大変な時こそ、ゆっくり、冷静に、人に感謝して、そんな自分を愛してあげる。
27歳はそうやって自分と向き合って、自分とうまく生きていけるように、何事にも真摯に、仕事にプライベート楽しく過ごしていきたいと思います。そして健康でいてほしい人達に心配をかけないように健康でいるべし。
PS.例えば、「ありがとう」と言われて「ありがとうって言ってくれてありがとうね。」なんて言えるおばあちゃんになりたい。