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前田敦子演じる旧友と地元で再会し、笑う姿も

『そばかす』三浦透子演じる主人公の日常を切り取る場面写真が公開

2022.10.28 17:00

©2022「そばかす」製作委員会

2022.10.28 17:00

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12月16日(金)に公開予定の映画『そばかす』から場面写真が公開された。

2020年に公開され、ゲイのカップルが今の日本社会でどう生きていくかを真摯に描いた作品として国内外で高い評価を得た映画『his』企画・脚本アサダアツシをはじめとする同制作チームが、本作の監督に自身の劇団「玉田企画」の作・演出を担う玉田真也、主演に三浦を迎える。

「愛こそすべて」「愛し愛され生きるのが人生の醍醐味」……そんな<恋愛至上主義>が当たり前でそれを疑わない社会。でも本当に「愛する人と出会い、結婚して、家族を作ること」だけが幸せと言えるのだろうか。この物語は、<恋愛至上主義>が常識化した社会を生きるひとりの女性が、恋人を作ることや結婚を勧めてくる周囲と向き合い、自分と向き合い、更には将来にも向き合いながら、「自分は何者なのか? 幸せの形とは何なのか?」を見つめていく、千差万別の幸せのカタチと希望に溢れた、多様性が叫ばれる今に相応しい新たなノットヒロインムービーズの最新作。

物心ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純(そばたかすみ)は30歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う……。

『そばかす』©2022「そばかす」製作委員会

この度公開されたのは、“そばかす”こと主人公・蘇畑佳純(三浦透子)の日常を切り取った全11枚の場面写真。主人公の佳純はチェリストになる夢を諦め、東京から地元に戻り家族と暮らす。蘇畑家の食卓では、結婚を急かす母(坂井真紀)、バツ3の祖母(田島令子)、もの静かな父(三宅弘城)、妊娠中の妹(伊藤万理華)とその夫(前原瑞樹)に囲まれている。食卓での会話の内容も、もちろん“恋とか愛”についての会話が繰り広げられている。夫(前原瑞樹)の浮気に気づいている睦美はこの場でその話を切り出し……。

さらに会社の同僚から誘われて行った合コン、母に無理やりセッティングされたお見合い、と “恋とか愛に”振り回され、そういった日々にどこか窮屈を感じているような表情が映し出される。そんな日々を送っていた“そばかす”だが、ある日、元AV女優の同級生・真帆(前田敦子)に再会する。真帆といる時の表情は、なんとも清々しい笑顔でいることができる。佳純にとって真帆は鬱屈とした日々に差した光とも言える存在であることがわかる。その他、夢中になっていたチェロに再び触れるシーンや、職場である保育園で「シンデレラ」の紙芝居を披露するシーンも公開された。

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作品情報

そばかす

©2022「そばかす」製作委員会

©2022「そばかす」製作委員会

そばかす

2022年12月16日(金)新宿武蔵野館ほか全国公開
製作幹事:メ〜テレ
配給:ラビットハウス
宣伝:フィノー
製作プロダクション:ダブ

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

出演:三浦透子
前田敦子 伊藤万理華 伊島空 前原滉 前原瑞樹 浅野千鶴
北村匠海(友情出演) 田島令子 坂井真紀 三宅弘城

監督:玉田真也
企画・原作・脚本:アサダアツシ

主題歌:「風になれ」三浦透子(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
音楽・録音・音響効果:松野泉

1996年生まれ、北海道出身。
2002年SUNTORY「なっちゃん」のCMでデビュー。
その後、映画、ドラマなどで本格的に女優としての活動を始める。
映画『私たちのハァハァ』(15/松居大悟監督/主演)、『月子』(17/越川道夫監督/主演)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18/冨永昌敬監督/ヒロイン)、オムニバス映画「21世紀の女の子『君のシーツ』」(19/井樫彩監督/主演)、『ロマンスドール』(20/タナダユキ監督)、『静かな雨』(20/中川龍太郎監督)、『架空OL日記』(20/バカリズム原作・脚/住田崇監督)、『スパゲティコード・ラブ』(21/丸山健志監督)、『余命10年』(22/藤井道人監督)、ドラマ「宮本から君へ」(18/真利子哲也監督)、など今話題の監督たちの作品に出演し、注目されている女優の一人である。

2021年公開の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)ではヒロインを務め、同作で第95回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞、第45回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。作品は第74回カンヌ国際映画祭 脚本賞ほか全4冠受賞、第79回ゴールデングローブ賞非英語映画賞受賞(邦画としては62年ぶり)、第45回日本アカデミー賞で最多の8冠受賞、そして第94回米アカデミー賞では4部門にノミネートされ、2022年3月28日(現地時間27日)に行われた授賞式で国際長編映画賞を受賞(同部門で日本映画が受賞するのは13年ぶり)する等、世界を席巻している。

最近では、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、主演舞台「Secret War-ひみつせん-」に出演する他、2022年12月公開の(not) HEROINE moviesプロジェクト第3弾作品『そばかす』にて長編映画単独初主演を務めることや、現在放送中のドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」など話題作への出演が後を絶たない。

音楽面では、2019年新海誠監督の長編アニメ―ション映画「天気の子」にボーカリストとして大抜擢され、その歌声にも注目が集まる。2020年5月に1st Mini Album『ASTERISK』、2021年にはテレビ東京ドラマ「うきわー友達以上、不倫未満ー」のEDテーマ『通過点』をリリース。今年3月18日にリリースした『私は貴方』、6月1日にリリースした『intersolid』をはじめ、天性のボーカル表現が輝きをみせているオリジナル作品は多方面で高く評価されている。

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