40曲入りオリジナルサントラも配信スタート
Netflixアニメ『ONI ~ 神々山のおなり』新場面写真公開、トンコハウス4年ぶりの展覧会も決定
2022.10.21 15:00
(C) 2022 Netflix
2022.10.21 15:00
本日よりNetflixにて全世界同時配信がスタートした長編アニメーション作品『ONI〜神々山のおなり』の最新場面写真が公開された。
監督は『トイ・ストーリー3』『モンスターズ・ユニバーシティ』などピクサーでアートディレクターとして世界的ヒット作を手がけ、2014年にスタジオ「トンコハウス」を設立後、短編作品で数多の世界的な賞を受賞した堤大介。本作は堤が監督として長編作品を手がけた初めての作品となる。
作中では日本の民話を思わせる神さまや妖怪たちの世界を舞台に、親子の絆や友情が描かれる。“理想の自分”と“現実の自分”の間で揺れながら成長する主人公の少女、おなり。見えないものに恐れを抱く心の闇と、そこに差し込む真実の光とは。人々の心の本質に迫るテーマでありながらも、巧みな色彩表現と散りばめられたユーモアで世代や国境を越えて誰もが楽しめるストーリーとなっている。
日本や海外で行われた試写会では「これがアニメなのかというほど、映像が美しい。ほぼ自然の中の映像なので、森林や山々の美しさには惚れ惚れする」「傷つけてしまうことも、守りたいと思うことも、どうしてこんな事をしてしまったのか、言ってしまったのか、その全てにきちんと共感出来るだけの丁寧な変化があり、その繊細な感情の機微が織り込まれていた」(※Filmarksレビューより)など感想の声があがっている。
今回、場面写真の解禁とともに、本編の第1話より主人公の少女おなりと、その父なりどんの朝食シーンも公開された。窓から優しく光が差し込む家の中、親子が繰り広げる温かくコミカルなシーン、思わずお腹が鳴ってしまいそうな湯気立ち上る食事、清々しい外の朝の光で登場する、おなりの親友かっぱ。本作の世界観を味わえる約2分間の映像となっている。
また、全40曲を収録したサウンドトラックも配信がスタートした。同作の楽曲制作を手がけるのは、ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストZach Johnston(ザック・ジョンストン)とMatteo Roberts(マテオ・ロバーツ)によるユニットPep Magic(ペップマジック)。
短編アニメーション『ダム・キーパー』『ムーム』をはじめ、数々のトンコハウス作品において美しいサウンドトラックを制作してきたザックとマテオは日本の民話が舞台となる本作の楽曲を制作するにあたり、和楽器の音や日本古来の旋律を何度も聴きリサーチを重ねたという。和太鼓の力強さと篠笛の繊細な音色、そこにPep Magicらしい温かいアレンジが加わったことで、本作のテーマである光と闇を見事に表現したサウンドトラックが完成。映像やストーリーだけでなく、音楽においても日本とアメリカのテイストが融合した仕上がりとなっている。
作中の重要なシーンで繰り返し流れる「どんつこつこつこ わっしょいわっしょい!」という掛け声は、トンコハウスのオンラインコミュニティ「Dirty Pals」の会員とともにスタジオ収録したファン参加型の試みで制作されたとのこと。
さらに、2023年1月21日(土)より東京・立川にある「PLAY! MUSEUM」にて『ONI ~ 神々山のおなり』を題材にした展覧会の開催も決定した。同会場は「クマのプーさん」展や「junaida展」など絵本やマンガ、アートの本格的な展覧会を開く美術館。展覧会の内容に連動したショップやカフェも併設される。
上階には子どものための屋内広場「PLAY! PARK」もあり、子どもから大人まで楽しめる広々とした空間となっている。トンコハウスとしては約4年ぶりとなる展覧会で、トンコハウス史上過去最大規模での開催が予定されている。