『花は誰のもの?』ロングヒット記念インタビュー 1/2
STU48石田千穂が振り返る“逆境”の日々、強い気持ちで生まれたヒット曲「花は誰のもの?」
2022.09.25 12:00
2022.09.25 12:00
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ・STU48の楽曲「花は誰のもの?」が、大きなうねりとなって世の中に広まっていっている。2022年4月13日に8作目のシングルとしてリリースされた同作は「もしこの世界から 国境が消えたら」という歌詞ではじまる世界平和を願うメッセージソング。作詞は秋元康、作曲は元チェッカーズの鶴久政治で、2022年に発生したロシアによるウクライナへの軍事侵攻がきっかけとなり歌詞が生まれたという。
また、同曲では石田千穂、瀧野由美子、中村舞の3人のメンバーによる「トライアングルセンター」という方式をはじめて採用。公演やメディア出演、楽曲を披露する場所や場面によってセンターを入れ替えるという初の試みが行われている。Bezzy初登場となる今回は2本立てで取材を敢行。前編ではSTU48とはどんなグループか石田千穂に単独インタビュー。後編では「花は誰のもの?」作曲者・鶴久政治と石田の対談にて、STU48の魅了に迫った。
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STU48には歌やダンスが上手い子が本当にたくさんいる
──初めての試みのトライアングルセンター、実際にやってみてどう感じていますか?
最初に3人がセンターって聞いたときは前代未聞すぎてびっくりしたんですけど、いざやってみると、センターが変わるごとに曲の雰囲気がちょっと変わって、それぞれの色が出るんです。ファンの方も「今日は誰だろう?」って楽しみにしてくださっているのが嬉しいですし、トライアングルセンターをやれてよかったと思っています。
──STU48は、2017年に始動し現在活動6年目になりますが、 改めてどういうグループなのか教えていただけますか。
STU48は、瀬戸内7県を拠点に活動している48グループ初の広域グループです。清楚なイメージなので、学生時代とか青春の感じを思い出してもらえたらなと思います。あと、歌やダンスが上手い子が本当にたくさんいるんです。特に歌は、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」でもSTU48の子が結果を残したり、それぞれが武器になるものを持っているグループだなと思います。
──船上劇場「STU48号」でのパフォーマンスは、STUならではですよね。どんな雰囲気だったんでしょう?
2021年5月23日をもって船上劇場での公演は終了してしまったんですけど、大きい船の中にステージが設置されていて、本当に船の中と思えないような劇場があったんです。踊ったり、お客さんが見ている最中に揺れを実感できるのが、唯一無二で新しかったですね。
──ちなみに、船酔いとかはしなかったんですか?
私は大丈夫だったんですけど、1回お腹いっぱい食べて船に乗ったときは終わりました(笑)。船酔いをする子も薬を飲んで臨んでいたんですけど、みんな徐々に慣れていって、最後の方は大丈夫になっていましたね。
──学校のような雰囲気はグループ内にあるんでしょうか。
どうなんだろう? いま1期生、ドラフト3期生、2期生に、研究生も入ってきているので、先輩後輩ではあるんですけど、いい意味でそんなに感じないというか。学校感はあるけど、仲間って感じですね。う〜ん、例えるなら部活(笑)?
──(笑)。部活のように先輩後輩の縦社会みたいなものはない?
私は1期生なので、そんなに感じないんですけど、多分2期生とかからしたら、あるのかもしれないですね。あまり考えず、のほほんと活動しています(笑)。
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