Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

SERIES

木﨑ゆりあの“昨日の自分を愛せるか?” #1

「木﨑ゆりあという人間」

2022.07.16 12:00

2022.07.16 12:00

全ての画像・動画を見る(全4点)

わざわざ山﨑と打ち込まないと変換されないめんどくさい名字にやっと慣れてきた。

ぶっちゃけ、木崎でも木﨑でもどっちでもいいくらいには適当な性格。でも、この名字が大好きだ。できれば手放したく無いくらいに愛している。

“木﨑”と“ゆりあ”という名前はとても組み合わせが強いらしく、名前を平仮名でゆりあにすると一生1人で生きていけるくらい気が強い女性になりますけど大丈夫ですか?という姓名判断の先生の忠告に、なんの躊躇もなくGOサインを出した両親から生まれました。もしも私が結婚できなかったら2人を訴えてやる。。。
 
と、まあ冗談は置いといて、
はじめてのエッセイ連載が始まりました!

わくわく。そわそわ。

真面目な話から日常のしょうもない話まで幅広く綴っていきたいなと思っています。ですが、今回は木崎(変換するのがめんどくさくなった。)ゆりあという人間を知ってもらうために、昔話に付き合ってください。
 
幼少期、今のところ私の絶好調期。
それはもうどこに行っても可愛い可愛いと褒められて生きてきました。笑

あだ名は小さなジャイアン。
おもちゃやぬいぐるみの頂点に立つ生意気さ。

母曰く、2つ上の兄に叱られるとあぐらで定規を咥えながら「ごめんなしゃーい」と謝るようなクズっぷりだったらしい。我ながら腹が立つ。小学生になっても相変わらず兄とは毎日喧嘩していたけれど、今ではワンピースの新刊が出るたびにコンビニに一緒に買いに行き(正確には買ってもらう)遅くまで熱く語りながら酒を飲む仲だ。両親にも沢山甘えて、甘やかされて、沢山の愛をもらいまして、本当に恵まれた環境ですくすく元気に育ちました。

(わがまま娘時代)

そしてあっという間に中学生

当時の私は、芸能の仕事をすることになんの疑問もなくて、自分がちょっと特別なんだと信じていた13歳。なんと国民的アイドルになりました。

アイドルになりたかった訳ではなかった、なんならかなり向いてもなかった、それでも8年間続けて色々な経験をした。

選ばれない悔しさ
キャプテンの重み
センターで踊る喜び
ファンの方がくれる無償の愛

そうして21歳で出てきた言葉は「アイドルはもうお腹いっぱい」だった。

グラビア、ラジオ、バラエティ、有難いことに沢山の仕事をさせてもらえた。全部楽しいし、全部好き、だけど不思議と“役者”の仕事だけが特別に感じて仕方なかった。

はじめてお芝居をした時、え?これってなに?なになに?すんごく面白い!!あ、私きっとこの仕事を一生やる気がする。直感でそう思って胸がときめいたのを今でも覚えている。

それはとても自由で、どこにも答えがなくて、ひたすら役と向き合いながら理解し、自分ではない誰かとして一瞬を生きる仕事。

医者になったり、弁護士になったり、犯罪者になったり、どんなに共感できない役も、台詞も、作品が始まった瞬間ふつふつと愛情が湧いてきて、アップする時には、全部が私になっていて、なんだか不思議な気持ちになる。

今思うと演じるという行為は、私にとって、私のバランスを保つために必要な行為だったのかもしれない。

(現場の写真。血まみれです。痛くないので笑顔です。)

そうやってなんだかんだ生きてるうちに気がついたら26歳になっていました。

若干アラサーに足を突っ込んだ今の私は、心と身体と相談して、一度休養という道を選んだ。

勉強なんか1ミリも入っていない空っぽの頭で、ぐちゃぐちゃになるまで悩んだ結果、理由はひどく簡単なことだった。

私は、自分の好き、わくわくを見失ってしまった、それだけ。

でも私にとってそれはとても重要なことだった、水の中で息ができないみたいな毎日が続いてどうにもできなかった。

なにが原因か、どうしたら治るか、そんなことはどうでもいい。ただ私は今の自分と生きていかないといけなくて、過去の選択を後悔しないように毎日を必死に生きるだけ。

昨日の自分を少しでも愛せるように。

私の行動を、私の弱さを、私が1番に理解してあげて、時には否定しながら、微かに光る方向を探してゆっくり歩いているのです。
 
ここでは、毎日ハッピーな方も、どん底にいる方も、なーんにも考えてない方も、全員ウェルカム。また、覗きに来てください。

PS 珈琲豆だと思っていた粉がインスタントだと教えられショックを隠せません。

木﨑ゆりあのコミュニティはこちら

きざきさんち。

きざきさんち。

「きざきさんち。」では木﨑ゆりあが今感じていることを投稿やライブ配信でリアルタイムにお伝えしていきます。
いつでもここでおかえりなさいと言えるように、皆さんをお待ちしてます。

入会はこちら

全ての画像・動画を見る(全4点)

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

  • サバシスター今日もゆく。 ごうけ家庭的な女性への第一歩 料理編

    第2回 by ごうけ 2023.11.20 18:30

    『サバシスター今日もゆく。』第二弾担当はドラムGKことごうけです。 サバシスターのSNSを見ていると、なちとるみなすは手料理をあげているのを見ることが多々ありますが、GKさんは手料理しないんですか?と…料理は2年半くらいしていないのです。 そこで!!今回は!!!!やって参りました『とろさば料理専門店 SABAR』様!!!! 今回教えてもらう料理は、鯖のお造り、鯖のタタキ、鯖の串焼き、串揚げというラインナップ。 まずは一品目鯖のお造り。鯖って思ってたよりでかい!!! 当たり前に魚を捌くのは初めてなので、教えてもらいながら初の三枚おろし… 初めての割には上手いのではないでしょうか、、、!センスがあ<a href="https://bezzy.jp/2023/11/36206/">…

    #サバシスター#サバシスター今日もゆく。

  • 木﨑ゆりあの“昨日の自分を愛せるか?” 「11月にする1年の総括。」

    #17 2023.11.18 12:00

    ハロウィンなんて存在して無かったかのように一瞬で街はイルミネーション、クリスマス一色ですね。 この世の中の変わり身の速さにいつもついていけず、まだ1人キラキラした街でカボチャを探してしまうのは私だけでしょうか? 今年の11月は半袖で過ごせる異例の11月でしたが、この異常気象のせいで、つい最近までクリスマスどころか、秋も感じられてなかったのに、気がついたら、もうすぐ後ろにいる年末が、私の肩を叩こうとしている事実…あれ?なんか、まだ全然年を越す準備が出来ていなくて、震える。 そうだ、準備ができていないなら、とりあえず1年の総括をしてみよう。 そんなこんなで、1年の総括なんて、12月にするのが当たり<a href="https://bezzy.jp/2023/11/36258/">…

    #木﨑ゆりあ#木﨑ゆりあの昨日の自分を愛せるか

  • 玉袋筋太郎と小原綾斗の次、行こうぜ! 荒木町の風情とスナック文化に沼る「アーバン」

    第3店 2023.12.06 19:00

    全日本スナック連盟の会長を務める芸人、玉袋筋太郎とTempalayの小原綾斗(Vo, Gt)が都内近郊のスナックを訪ね、酒を片手にママの人生を振り返りながら話に花を咲かせる連載「玉袋筋太郎と小原綾人の次、行こうぜ!」。久々の乾杯となった第3回目の今回、2人が訪れたのは、東京メトロ丸の内線の四谷3丁目駅からほど近い新宿荒木町にある会員制スナック「アーバン」だ。書籍編集者の臼井はるかママが経営していることから、多くの文化人が集うというこのアーバン。玉袋も馴染みの店だという。そんな店の雰囲気がそうさせたのか、麦焼酎で乾杯した玉袋と小原の話はいつしかスナック文化論と言えるものに発展していった。 小原綾<a href="https://bezzy.jp/2023/12/36976/">…

    #Tempalay#小原綾斗#玉袋筋太郎

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram
  • YouTube

SERIES & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram
  • YouTube