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2度目のタッグ作『バジーノイズ』で意識した描き方を語る 桜田ひより×風間太樹の世界を彩る音、物語が生まれる“日常”とは
2024.05.02 17:00
青春映画に必要なのは、瑞々しい感性だ。固定観念に塗り込められていない透明な眼差しが、映画に特別な色彩をもたらす。 『バジーノイズ』がこんなにも胸を打ち震わせるのは、作品の中で描かれる孤独や葛藤に観る者の心が呼応したからだろう。ヒロイン・潮を演じたのは、『交換ウソ日記』の好演も記憶に新しい桜田ひより。監督は、若手最注目株の風間太樹。 二人のエモーショナルな感性が、青春映画の新時代を告げようとしている。 桜田ひよりの無軌道さを役に投影できた ──ドラマ『silent』以来、2度目の風間作品です。演じ手として風間さんの世界のどんなところが魅力ですか。 桜田 ご本人を前にして答えるのは、すごく恥ずかし<a href="https://bezzy.jp/2024/05/44043/">…
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『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』ヒロインの飾らない素顔 吉川愛が決めたマイルール “愛しいもの”のために譲れない思いとは
2024.03.22 18:00
できるだけ嘘をつきたくない、と彼女は言った。 女優・吉川愛。今や同世代の憧れのアイコンとして支持を集める彼女が新たに挑んだのは妖怪役。Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』で500年の時を超えて復讐を誓う妖怪の女の子・イジーを演じている。 物語の中ではクールな仏頂面。だけど、素顔の吉川愛は愛しい“我が子たち”の話になると止まらなくなる等身大の24歳。 飾ることも、媚びることもしない。ただありのままに、自分らしく。その自然体の佇まいには、吉川愛の仕事に対するポリシーが込められていた。 頑張ったな私ってちょっと誇らしくなった ──吉川さんが演じたイジーは強くて怖いけど<a href="https://bezzy.jp/2024/03/42091/">…
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26歳目前に『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』で主演を飾る 自分を貫きトップまで、佐野勇斗を動かす熱源
2024.03.21 19:00
がむしゃらな人は、素敵だ。迸る情熱が、人の胸を打つ。 今、佐野勇斗が多くの声援を集めているのも、夢に向かって突き進む姿に心を動かされるからかもしれない。 俳優として、5人組ボーカルダンスユニット・M!LKの一員として飛躍を続ける佐野の最新主演作は、3月22日(金)よりPrime Videoで配信が始まるAmazon Original ドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』。オタク大学生のハチを演じている。 どうして佐野勇斗はこんなにも一生懸命でいられるのか。その熱源に迫った。 僕だったらイジーとは関わりません(笑) ──『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』は主人公のハチが妖怪であるヒロイ<a href="https://bezzy.jp/2024/03/41946/">…
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単独主演舞台『最高の家出』に懸ける想いとネクストフェーズ 「この作品がみなさんの居場所になったら」高城れにが“初めて”を楽しむ理由
2024.02.02 17:00
女性アイドルの常識を塗り替え、30歳を迎えた今も第一線のアイドルとして多くの人に夢を与え続けている“ももいろクローバーZ”の高城れに。 結成15周年のアニバーサリーイヤーを駆け抜け、次なるステージは2024年2月から開幕するパルコ・プロデュース 2024『最高の家出』。単独としては初の舞台出演となる本作で、高城はどんな新しい顔を見せてくれるだろうか。 三浦さんの震災への想いが反映されてる ──高城さんにとっては、初めての単独での舞台出演となります。やっぱりソロで舞台に上がるのは、いつもと感覚が違いますか。 違いますね。バラエティ番組にソロで出させていただくことはありますけど、舞台とな<a href="https://bezzy.jp/2024/02/39809/">…
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理想と現実の狭間を描く快作ホラー『みなに幸あれ』の舞台裏 古川琴音×下津優太が考える幸せの意味 受け入れるべき“人の業”とは
2024.01.31 18:00
幸せとは何だろうか。暖房の効いた部屋で、おいしい料理を食べている傍ら、どこかで誰かが寒さに震え、飢えに苦しみながら生きている。幸せの花は、誰かの不幸せを養分にして咲いているのだ。 そんな容赦ない現実を突きつけてくるのが、現在公開中の映画『みなに幸あれ』だ。祖父母が暮らす田舎町に里帰りをした孫。一見すると、どこにでもある幸せな風景。だが、そこかしこに息をひそめる違和感。それがやがて恐怖となって観客をも飲み込むジャパニーズホラーの快作だ。 監督は、一般公募フィルムコンペティション「第1回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した下津優太。同賞受賞作を下津自ら長編映画に再構成。33歳で堂々の商業映画デビュ<a href="https://bezzy.jp/2024/01/39754/">…
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映画『違う惑星の変な恋人』の共演を経て恋愛観を語り合う 莉子&綱啓永の本音恋愛トーク “待ち”と“強気”の共感ポイントは?
2024.01.24 17:00
恋をすると、普段は隠している本音や本能がむき出しになる。しかも、男と女で価値観も考え方も異なるから、余計に恋というのはややこしい。 1月26日(金)公開の映画『違う惑星の変な恋人』は、こじれまくった男女の恋模様をリアルな会話で描いた恋愛群像劇だ。しかも登場人物がみんなちょっと変わっていて、面倒くさくて、愛嬌たっぷりだから、つい愛おしくなる。 いかにも女癖の悪そうなベンジー(中島歩)に恋するむっちゃんを演じた莉子。元カノ・グリコ(筧美和子)への未練を引きずりながら、いつしかむっちゃんに心変わりしていくモーを演じた綱啓永。Z世代の顔というべき二人が演じる一風変わった関係に、きっと心をくすぐられるだ<a href="https://bezzy.jp/2024/01/39390/">…
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ドラマ『アオハライド Season2』で一途な想いを熱演 藤吉夏鈴を変えた経験たち いちばんの青春は“今”
2024.01.15 18:00
昨年は6thシングル『Start over!』でセンターを務め、マクドナルドの「サムライマック」のCMにも出演。鮮烈な眼差しで、幅広い世代にその存在を印象づけた櫻坂46の藤吉夏鈴。グループの枠を越えて活動のフィールドを広げ続ける藤吉が、また新たな可能性を切り開く。 それが1月19日(金)からスタートの連続ドラマW-30『アオハライド Season2』への出演だ。人気漫画家・咲坂伊緒の大ヒット作を完全実写化した本作で、主人公・吉岡双葉(出口夏希)のライバルであり、馬渕洸(櫻井海音)に想いを寄せるキーパーソン・成海唯を演じる。ドラマ作品への出演はこれが初めて。後半戦の台風の目というべき役<a href="https://bezzy.jp/2024/01/38946/">…
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映画『女優は泣かない』に主演した実力派の正直な素顔 「絶対に裏切らない、裏切れない」女優・蓮佛美沙子が語る演じる役への責任と覚悟
2023.12.03 12:00
映画『女優は泣かない』が12月1日に公開された。仕事にも人生にも行きづまった崖っぷち女優に与えられたのは、故郷・熊本でのドキュメンタリー撮影。スタッフは生意気なテレビディレクターたった1人。そんな女優人生最悪の仕事が、プライドで固めた彼女の鎧を、少しずつ剥ぎ落としていく。 女優役を演じるのは、蓮佛美沙子。スクリーンで見せる仏頂面とは一転、素顔の彼女はよく笑い、何でも包み隠さずオープンな人間だ。 2006年、女優デビュー。17年のキャリアを誇る実力派の女優魂に迫る。 荒削りだけど正直すぎる人間になった ──今回、蓮佛さんはスキャンダルで仕事を失った女優・梨枝を演じます。 脚本を読んだときに、梨枝<a href="https://bezzy.jp/2023/12/36905/">…
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出演中のドラマ『うちの弁護士は手がかかる』や転機作を語る 「36年間で今の私が一番好き」村川絵梨が考える“女優”である意義と矜持
2023.11.24 20:00
TVerのお気に入り登録者数が108万人を突破(11月20日現在)。ぐいぐい人気を伸ばし続けるドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)。個性豊かな香澄法律事務所の中で、怒ると大阪弁になるやり手弁護士・辻井玲子を演じている村川絵梨。 連続テレビ小説『風のハルカ』で脚光を浴びて以降、映像・舞台を問わず活躍の場を広げ続けるなか、「今の私が一番いい」と笑顔を浮かべる彼女に、朝ドラ時代のエピソード、社会現象となった『ROOKIES』の思い出など……これまでの女優人生を振り返ってもらった。 新しい扉をたくさん開かせてもらっている ──ドラマ、毎回楽しく拝見しています。特にムロさんのドラマパロディ<a href="https://bezzy.jp/2023/11/36475/">…
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変わり者2人のピュアな物語『こいびとのみつけかた』で共演 倉悠貴×芋生悠、くり返す試行錯誤が示す“理想の芝居”までの道標
2023.10.27 17:30
世の中から少しはみ出してしまっている、おかしくもいとおしい人たちのための映画『こいびとのみつけかた』が10月27日に公開された。トワと園子。2人が出会い、心を寄り添わせていくさまは、ちょっといびつで、だけどとっても微笑ましい。きっと2人の物語が、多くの生きづらさを抱える人たちの拠り所となるだろう。 演じるのは、倉悠貴と芋生悠という世代屈指の実力派。2人にトワと園子として生きた日々を振り返ってもらった。 トワみたいにピュアに生きられたら ──本作は、「世の中に馴染めない、変わり者ふたりのラブストーリー」と銘打たれています。ちょっと風変わりな役どころにどうアプローチしていったのでしょうか。 倉悠貴<a href="https://bezzy.jp/2023/10/35093/">…