2026.08.12 14:00
©IDKYPs./Pyramide Productions
2026.08.12 14:00
8月28日(金)より公開される映画『私はあなたを知らない、』から幼少期の朝子役・倉田瑛茉の新たな場面カットが解禁された。
本作は中野量太が原案・脚本・監督を手がけ、主演に坂口健太郎を迎えた日仏共同製作のヒューマンサスペンス。中野にとって『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)以来10年ぶりとなる完全オリジナル脚本作で、坂口とは今回が初タッグとなる。坂口演じる天涯孤独だった主人公・夕平は職場で出会ったパート職員の紗月(堀田真由)、そして紗月の5歳の娘・朝子との生活を通して初めて”家族”という幸せの形に触れていく。だがその幸せの先で、夕平は愛する紗月を殺めてしまうという重い罪を犯してしまう。
この5歳の朝子を演じたのが倉田瑛茉。紗月はもちろん夕平にも無邪気に懐き、まっすぐな信頼を寄せる朝子との日々は、夕平にとって半年という短い時間ながらかけがえのないものとなり、”家族”という幸せの形を初めて実感する時間となっていく。今回解禁された場面カットには、そんな朝子の愛らしい笑顔や、夕平との穏やかな時間を感じさせる姿が切り取られている。

TVドラマ『下剋上球児』(2023年)、『西園寺さんは家事をしない』(2024年)などへの出演で注目を集めた倉田を抜擢した理由について、中野監督は「僕があれくらいの年の子役に求めるのは芝居のうまさではなく、子どもらしさです。うまいと演出するのは楽だけれど、彼女の5歳らしさに圧倒的な魅力を感じました」と、稀有な“子どもらしさ”を絶賛。オーディション合格後、倉田は監督とともに丁寧に芝居の練習を重ねてから撮影に臨んだといい、その自然体な存在感は夕平、紗月、朝子が家族として過ごす時間に確かな説得力をもたらし、プロデューサーの若林雄介も現場での様子を「坂口さん、堀田さんと、ちゃんと家族になっていて。とても馴染んでいる感じがして、瑛茉ちゃんでよかった」と振り返った。

倉田自身も撮影現場では坂口や堀田と自然な時間を重ねていたようで、劇中で多くの時間をともに過ごした坂口の印象については「いっぱい遊んでくれた。魔法使いみたい。ぬいぐるみや粘土を消したりとかしてた」と、撮影の合間にマジックをして遊んだ思い出を明かす。また母親役の堀田とは「寝る時のシーンで、目を瞑って開けたときに同じ方を向いたら負けとか勝ちとかやってた」そうで、本当の親子のように仲睦まじく過ごしていた様子を伺わせた。そしてスタッフから「みんな優しかったね。楽しかった?」と問いかけられると照れながらも「うん」と頷き、中野監督が惚れ込んだ圧倒的な”子どもらしさ”と愛らしさで現場を温かく包み込んでいた。

その無邪気な笑顔で孤独だった夕平の心を少しずつほどき、初めて“家族”の温もりを教えた朝子。その幸福な時間があるからこそ、作中で描かれる喪失や赦し、そして再生の物語はより深く胸に迫るものとなっている。
映画『私はあなたを知らない、』場面写真 ©IDKYPs./Pyramide Productions
