2026.06.19 08:00
©2026「見上げてごらん」製作委員会
2026.06.19 08:00
森田剛が主演を務める映画『見上げてごらん』が10月30日(金)に公開されることが決定し、Web限定のデジタル・ティザービジュアルが解禁された。
本作は、マンガづくりに携わる“迷えるオトナたち”の日常を描く、ちょっと可笑しくてちょっと心を軽くしてくれる物語。日常における人間の小さな可笑しみや愛おしさを描き出し、“何者にもならなくたっていい。肩肘張らなくても大丈夫”と思えてくる観る者の心に寄り添った作品が誕生した。
主人公は、巨匠マンガ家のアシスタントを長年務める42歳の土屋輝一。マンガ家デビューした後輩や、別居中の有名声優の妻にモヤモヤし、おまけに一緒に暮らす高校受験を控えた愛娘ともなぜか気持ちがすれ違ってばかり。そんなとき、ある“仲間”と臨むマンガ企画が舞い込んでくる。そんな土屋輝一を演じる森田剛は、夢の賞味期限はとうに過ぎているがまだまだ人生を模索しているちょっと情けない人物という、これまで演じたことのない役どころに挑む。
監督は是枝裕和監督や西川美和監督が所属する映像制作集団・分福の新鋭、森本晶一と佐藤快磨の2人。森本晶一はこれまで小泉堯史監督、降旗康男監督、是枝裕和監督らに師事し、映画『万引き家族』『怪物』などで是枝裕和監督の助監督を務めてきた。本作ではそんな彼自身の経験から着想を得た原案・オリジナル脚本で長編劇場映画監督デビューを果たす。
また、ダブル監督となる佐藤快磨は2014年に制作した映画『ガンバレとかうるせぇ』が、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞を受賞し、第19回釜山国際映画祭コンペティション部門に出品。さらに文化庁委託事業『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2015』に選ばれている。長編劇場映画監督デビュー作『泣く子はいねぇが』では、第68回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門最優秀撮影賞を受賞しており、本作が長編劇場映画2本目の監督作となる。
今回解禁されたデジタル・ティザービジュアルは、森田剛演じる土屋輝一の姿が“マンガ風”“水彩画風”“リアル”へと変化していくモーフィング映像。写真を撮影したのは写真家として活躍する草野庸子で、森田演じる土屋の気負わぬ表情に添えられた「これでいいじゃん」というキャッチコピーは、“肩肘張らなくたって大丈夫じゃん”という土屋らしい言葉で本作を表現しており、マンガの世界を描く本作らしいデジタル・ティザービジュアルとなっている。
コメント一覧
森田剛(土屋輝一役)
土屋輝一役の森田剛です。
不思議な映画です。
2人の監督の魅力が詰まった作品になっていると思います。
是非劇場でご覧になって下さい。
よろしくお願いします。
森本晶一監督
こんにちは、監督の一人の森本です。『見上げてごらん』は、信頼するスタッフたち、大好きな俳優の皆さん、そしてこの10年間映画作りの事を語り合い、長い時間を従兄弟のように過ごしてきた親友・佐藤くんと、楽しみながら作った映画です。この映画には手にアセモができるようなスリリングな展開や、観た後に巳はカスだと自省するような高尚なメッセージ、つかの間の現実逃避をさせてくれるようなぶっ飛んだ世界観などはありません。僕たちが目指したのは、ふつうの人間の、殊更ふつうな一面を見つけることです。自分が無意識のうちに抱いている、人に指摘されると恥ずかしい感情や、掃いて捨てるべき愚かな態度や言動をわざわざゴミ箱からひろい集め、繋がせていただきました。出来上がった映画は、ちょっと不思議なものになったと思います。よろしくお願いします。
佐藤快磨監督
もう一人の監督の佐藤です。今回ダブル監督という形で、森本さんと『見上げてごらん』を作りました。始動前に森本さんと決めたルールは2つ。役割の棲み分けはせず、常にふたりで話し合って決めること。ふたりの会話は閉ざさず、オープンにすること。リハーサルや撮影、編集に至るまで、監督同士の会話がスタッフ、俳優部の皆さんとの対話の場へと自然に拡がり、そこでまた新たなアイデアが膨らんでいく、そんな現場だったように思います。本作は漫画業界の片隅に生きる人々を描いた映画です。日々の生活や仕事にまつわる交々、そこで生まれる可笑しみや切なさ、それらをこぼさないように撮影しました。ぜひ劇場でご覧ください。
