PENTAGONからソロへ、2年ぶり日本公演を控えた想いとは
「一緒に自由を感じてほしい」KINOがアーティスト、プロデューサー、実業家として描く人生戦略
2026.03.03 19:00
2026.03.03 19:00
日本でたくさんたくさん活動するのが目標
──KINOさんは、ソロになってからも「アイドルは自分のアイデンティティだ」と発言されていました。アイドルという存在を当事者としてどういう風に捉えているのか教えてください。
僕にとってのアイドルは、誰かにいい影響を与えて、誰かに夢を作ってあげられる存在。僕も最初はもらった立場だったから、今度はあげる方になりたくて。そういう循環ができる存在ってスゴイですよね。
──アイドルとアーティストの違いってなんだと思いますか。
僕の中では、区別はないですね。同じじゃないけれど、両立する存在じゃないかと思います。
──アイドルであり、アーティストであるKINOさんは、ソロ活動をするにあたって、自身の会社を設立して独立レーベル「NAKED」を立ち上げました。実業家とアーティストの両立って難しいのでは?
めちゃくちゃ難しいです(笑)。全部が大変で、難しいです。グループ時代は恵まれた環境にいたんだなと、改めて実感しています。今は毎日毎日、新しいことを学んでいる状態です。会社を作って2年ですが、まだ知らないことが本当にたくさんあります。
──社長としての、これからのビジネス戦略を教えてほしいのですが。
秘密がたくさんありますからね……(笑)。でも僕は、今、K-POPをやるには資本が必要だと思っています。僕のような小さい会社には十分な資本がないから、どうすれば他の人たちから投資してもらえるのかということが、もう一つの重要な課題です。今までやってきたK-POPの良い点を活かしつつも、他の人たちがやったことない、斬新で面白いことをやっていきたい。それが今の僕の会社の戦略です。
──将来的には、若手を育てていったりも?
もちろんです。何年後になるかは……、秘密です(笑)。
──3月には日本でのライブ「KINO World Tour <FREE KINO> in Japan」が開催されます。ソウルをスタートに、フランクフルト、ベルリン、パリ、ロンドン、ワルシャワを回って、東京へ。東京の後には、シンガポール公演も予定されています。世界に羽ばたいていますね。
頑張ってますけれど、もっとたくさんの国を回りたいですね。でも、ありがたいことです。

──東京公演はどのような内容になるのですか。
このインタビューでも、「自由」のことを話したじゃないですか。今の僕の1番重要なテーマ、キーワードが「自由」なんです。だから、「FREE KINO」というツアータイトルにしました。この「FREE KINO」には、2つの意味があります。ひとつは、「KINOを解放しろ!」と叫ぶこと。そしてもうひとつが、本当に「解放されて自由になったKINO」。これは、僕が2ndミニアルバム『EVERYBODY’S GUILTY, BUT NO ONE’S TO BLAME』を作ったときの感情です。
不自由だった僕が自由を求めて叫んで、自由を手に入れた。だからライブに来てくださる方たちも、この日だけでもいいから、本当の自由を感じて、一緒に叫んで、一緒に踊って、一緒に歌ってほしい。そんなライブにしたいと思っています。
──KINOさんはPENTAGON時代から何回も日本に来ていますが、日本での思い出はありますか。
たくさんあります。さっき目黒川で写真を撮ったことも、いい思い出になりました(笑)。でもやっぱり、ライブで来日したときの思い出が1番残っているかな。札幌で公演があったとき、PENTAGONメンバーたちと温泉に行ったこともありました。冬で雪がめちゃくちゃ降っていてすごく寒い中、アニメみたいに頭の上にタオルを載せて、雪の中で温泉に入ったのが楽しかったし、幸せな思い出です。プライベートでは、家族とUSJや沖縄に旅行したこともあります。
──日本で気になるアーティストはいますか。
たくさんいますよ。僕はずっとSEKAI NO OWARIが大好きなんだけれど、Fukaseさんが2025年からソロプロジェクトを始めたじゃないですか。SEKAI NO OWARIとはまた違う音楽性で、僕がやっていることと似ているなと感じています。元々好きなアーティストですから、Fukaseさんに注目しています。
──共感しているんですね。
はい。Fukaseさんも今、自分を表現しているところでしょ?
──今年の日本での目標を教えてください。
4回以上来る! 活動をたくさんたくさんするのが目標です。僕は日本の文化も好きだし、音楽も好きだし、人々も言葉も食べ物も全部全部好きだから。今までは一番旅行に行きたい国でした。でも今は、本当に日本でたくさんの活動をしたいです。




