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INTERVIEW

映画『佐藤さんと佐藤さん』から考える大事な価値観とは

“気にしい”3人は現代社会に何を願う?岸井ゆきの×宮沢氷魚×天野千尋監督の本音交換会

2025.12.08 18:00

2025.12.08 18:00

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暮らすならアクセスのいい田舎がいいです

──なんとなく三人のお人柄が見えてきたところで、映画になぞらえて改めて性格チェックをさせてください。性格は細かいですか。それとも大雑把ですか。

岸井 細かい気がする。

宮沢 細かいです。

──たとえばどんなときに細かいなって思いますか。

岸井 めっちゃ掃除します。キッチンのシンクとか綺麗じゃなきゃ嫌かも。

宮沢 家に小さい食洗機があるんですけど、お皿とか綺麗に並べないと気がすまないです。すっぽり綺麗におさまると気持ちいいっていうのもあるし。掃除も部屋の角まで綺麗にしたいし、物も全部どかしたいし。

天野 タモツっぽいね、やっぱり。私も自分では細かいほうだと思っています。メールを書くときも語尾がすごい気になったり。LINEも語尾が気になって送ったあとに送信取り消ししたり。すごく気にしいなつもりだけど、たぶん人からは雑って思われてるところもあるんだろうなと思います(笑)。

──では、一緒にいて楽しいのは性格が同じ人ですか。それとも性格が違う人ですか。

岸井 え〜!

天野 どっちの楽しさもあるよね。

岸井 同じ人のほうが落ち着くけど、違う人のほうが刺激はあるかもしれない。

天野 長くいるなら同じ人かな。1日だけなら性格の違う人といっぱい会ってみたい。

岸井&宮沢 あ〜。

岸井 でも違う人のほうがいいかな。同じ人だと自分を見ている気持ちになっちゃうかもしれない。嫌なところを見つけたときに「私もそうだった!」みたいな。

宮沢 僕は違う人のほうがいいですね。そっちのほうが面白そう。刺激があって。

──最後の質問です。都会暮らしがいいですか。田舎暮らしがいいですか。

岸井 田舎。

宮沢 田舎。

天野 都会です(笑)。

岸井 自分が緑の多いところというか、湖の近くで育ったので、都会で暮らしてると自然が足りないなって思っちゃうんですよね。だから、水辺で暮らしたい。

宮沢 僕も水が好きです。川が好きなんです。だから、川が近くに流れているところとかで暮らせたらいいですね。

天野 その気持ちもわかるんです。私も緑の多いところで育ったから。でも、自然も好きだけど、今住んでいるところがご近所付き合いも盛んで、人が多いところで暮らすのって安心するなと実感しています。あとは、映画館が近くにあったり、求める文化にすぐふれられるのは都会暮らしの醍醐味ですよね。

宮沢 気軽に観に行けないのは確かに困るかも。

岸井 アクセスのいい田舎がいいです(笑)。

映画『佐藤さんと佐藤さん』場面写真 ©︎2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

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作品情報

佐藤さんと佐藤さん

©︎ 2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会

©︎ 2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会

佐藤さんと佐藤さん

2025年11⽉28⽇(⾦)全国公開
配給:ポニーキャニオン

公式サイトはこちら

キャスト

岸井ゆきの 宮沢氷魚
藤原さくら 三浦獠太 ⽥村健太郎 前原 滉 ⼭本浩司 ⼋⽊亜希⼦ 中島 歩
佐々⽊希 ⽥島令⼦ ベンガル

監督:天野千尋
脚本:熊⾕まどか 天野千尋
⾳楽:Ryu Matsuyama Koki Moriyama(odol)
主題歌:優河「あわい」(ポニーキャニオン)
製作プロダクション:ダブ

岸井ゆきの

アーティスト情報

1992年2月11日生まれ、神奈川県出身。
2009年俳優デビュー。以降、映画、ドラマ、CMなどで活躍。2014年、初主演を務めた映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』(17/森ガキ侑大監督)にて第39回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。映画『愛がなんだ』(19/今泉力哉監督)では第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
映画『ケイコ 目を澄ませて』(22/三宅唱監督)では第46回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞をはじめ多くの映画賞を受賞。近年の出演作に映画『若き見知らぬ者たち』(24/内山拓也)、ドラマ「お別れホスピタル」「恋は闇」がある。

1994年4月24日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。
テレビドラマ『コウノドリ』(17/TBS)で俳優デビュー。
連続テレビ小説「ちむどんどん」(22/NHK)の出演で話題を呼び、初主演映画『his』(20/今泉力哉監督)では数々の新人賞を受賞、映画『騙し絵の牙』(21/吉田大八監督)にて第45回日本アカデミー賞新人俳優賞、映画『エゴイスト』(23/松永大司監督)にて第16回アジア・フィルム・アワードで最優秀助演男優賞を受賞。
主な出演作品には、映画『ムーンライト・シャドウ』(21/エドモンド・ヨウ監督)、映画『レジェンド&バタフライ』(23/大友啓史監督)、『52ヘルツのクジラたち』(2024年/成島出監督)、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(25/NHK)がある。

1982年7月30日生。愛知県出身。
大学卒業後、リクルート社を経て映画の道へ。
ぴあフィルムフェスティバルを始め、短編映画が数多くの映画祭で入選・入賞。長編映画『ミセス・ノイズィ』(19)は、隣人同士の対立という社会問題をシニカルな笑いで包み、第32回東京国際映画祭スプラッシュ部門に選出。ニューヨーク・ジャパンカッツ観客賞、日本映画批評家大賞脚本賞を受賞。脚本家としては、アニメ「紙兎ロペ」(12〜16/CX)や「ヒヤマケンタロウの妊娠」(22/Netflix)、「天狗の台所1・2」(23〜24/BS-TBS)を手がけている。

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