2025.10.10 19:00
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後から「これがセルフプロデュース」だと知りました(笑)
──先ほど中学時代の部活動の話が出ましたが、確か軽音楽部にも所属していたんですよね。
はい。器械体操部は中学1年生の時で、2年生になってからは軽音楽部でした。当時ONE OK ROCKさんが大好きで、バンドに憧れてギターを独学で練習して、ワンオクや色んなバンドのコピーバンドをやっていました。私はギターボーカルで、それこそアニメの主題歌とかもよく歌っていましたね。

──幼少期から歌や踊りが大好きで、クラシックバレエを学び、中学時代は軽音楽部、大学ではミュージカルやアカペラサークルに所属、今はソロでアーティスト活動を展開。青山さんの身の回りには常に音楽がある印象です。ご自身にとって音楽はどんな存在になっていますか?
人生に彩りを加えてくれるものですね。多分なくても生きていけるけど、あった方が気持ちがポジティブになる。私は気持ちがシュンとなった時、とりあえず何かしらの音楽をかけて気分転換をするんです。寝起きで動きたくない時も、音楽を流していれば動けるようになるし、「ご飯食べようかな」という気持ちにさせてくれる。そうやって灰色の世界がだんだん明るくなっていく。前向きな気持ちにさせてくれるのが音楽なのかなって思います。
──そんな青山さんが前向きになりたい時によく聴く音楽があれば聞いてみたいです。
迷いますけど、最近ハマっているのはFUJIBASEさんという方です。友達に「好きそうだから」っておすすめされて知ったんですけど、聴いてみたらサウンドがめちゃくちゃかっこよくて。さっきも聴いていたんですけど、すごくテンションが上がるんですよね。最初に1分半くらいの“Demo Sketch”を発表して、それから完成版をリリースする方なんですけど、私はこの間シングルとしてリリースされた「COPY and PASTE」という曲が大好きで。ロックな感じなので、気合いを入れたい時に爆音で聴いてます(笑)。

──FUJIBASEさんは最近出てきた方だと思うのですが、音楽のトレンドにもしっかりとアンテナを張っているんですね。
最新の音楽をチェックするのは好きで、新曲ランキングや最新曲のプレイリストを適当に流しておいて、「この曲めっちゃいい!」と思ったら調べてメモしておいて、新曲が出るたびに聴いたりしています。そこから新しい音楽を知っていくことが多いです。
──そんな青山さんが自分の音楽活動で特に大切にしていることは何ですか?
届けたいものは楽曲によって違うのですが、ひとつ共通しているのは、応援してくださっているファンの方に寄り添いたいということです。私の歌を聴いてくれる方の心が少しでも軽くなってもらえたら嬉しいですし、マイナスな気分になった時に聴いてほしい楽曲をたくさん作っていきたいと思っていて。私が音楽に日々の彩りを感じるように、私の音楽が日常のひとつとして、皆さんの生活を少しでも豊かにできればいいなと思いながら制作しています。
──青山さんはデビュー曲「解放」の段階から一貫してセルフプロデュースで楽曲制作に取り組んでいますよね。しかも全曲の作詞も担当していて。
一応セルフプロデュースという形でやらせていただいています。もともとはその予定ではなかったのですが、私が「こういう方向の楽曲にしたい」「Aメロの雰囲気を変えたい」「サビの尺を半分にしたい」と、やりたいことを声に出してお伝えしていった結果、スタッフさんがそれをすべて叶えてくださって。さらに衣装もMVも要望をお伝えしていたら、後から「これはセルフプロデュースだよ」と言われて、そこで初めて「あ、そうなんだ」って知りました(笑)。

──それだけ青山さんの中に、やりたい音楽のビジョンがあるということだと思います。
私は結構サウンドから入るタイプで、今まで発表させていただいた17曲はすべて、コンペでワンコーラス聴かせていただいたなかから自分の好きなメロディやピンときた楽曲を選んでいるんです。やっぱり作曲者さんがわかっていると、私も要望をお伝えしにくくなりますし、なるべく悔いなく自分が良いと思うものを作りたい気持ちがあるので、そこは妥協せずに制作しています。
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