ナレーション入り予告編と場面写真3点が新たに解禁
声優初挑戦とは思えない存在感を静野監督も絶賛、JO1白岩瑠姫が『アズワン』に込めた思いとは
2025.07.31 18:00
© SQUARE ENIX, SUNRISE © ASONE 製作委員会
2025.07.31 18:00
8月22日(金)に公開される長編アニメーション映画『アズワン/AS ONE』の新予告映像と、新たな場面写真が解禁された。
2011年以降の『名探偵コナン』シリーズを担当する静野孔文が監督、「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめ『時をかける少女』や『サマーウォーズ』などを手掛けたクリエイター・貞本義行がキャラクターデザイン、『ガンダム Gのレコンギスタ』などの形部一平がメカニックデザインを担当する本作。原作アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』の設定と世界観を踏襲しながらも登場人物は新たに設定され、静野監督のコンセプトを元に生み出された完全オリジナルストーリーとなる。
舞台は現代の地球。ミュージシャンを目指す高校生のヨウは、反対する親とバンド仲間との人間関係に悩み、自らの将来を決めかねていた。そんなある日、脳内に「助けて!」という声が響き、ヨウは白い光に包まれる。一方、宇宙に浮かぶ巡星(めぐりぼし)では、エネルギー源の「星血(ほしのち)」をめぐる長い戦争状態にあったヴ・レード惺王国と轟ア・スレッガとの休戦調停が行われようとしていたその時、巨大軌道デブリが落下、プルガード隊のヴィーゴが必死に対処していた。ヴィーゴを援護するため、ロボット整備士・ラコは整備途中の機で飛び立つが、一瞬の閃光ののちラコは意識を失い、昏睡状態の意識の中でヨウと出会う。2人が出会った意味、そして待ち受ける運命とは。
主人公・ヨウの声を演じるのはグローバルボーイズグループ JO1のメンバーとして活躍する一方、作詞作曲した楽曲を公開するなど活躍の幅を広げる白岩瑠姫。ヨウが出会うロボット整備士の少女・ラコ役を白石晴香、ラコが兄のように慕うヴィーゴ役を『アナと雪の女王2』(19)のオラフ役などで知られる声優の武内駿輔が務める。さらに物語の鍵を握る謎の研究員・キザナ役を日笠陽子が演じ、ラコの父・ルロワ役でSUPER EIGHTの丸山隆平が声優に初挑戦した。

今回主人公の声という大役を担った白岩の出演が発表されると、SNSではファンからの熱量の高いコメントが続出。白岩の抜擢はJO1メンバーのセルフプロデュース企画「PLANJ」で白岩自身が作詞・作曲したオリジナルソング「ひまわり」がきっかけで、制作陣が同曲を聴き「主人公・ヨウのキャラクターにぴったりなのでは」と感じたことから出演が決まったという。白岩は本作のオファーを受けた当時を振り返り「びっくりしたと同時に、新しいチャレンジをいただけて嬉しかったです」とコメント。声優経験がない中で臨んだアフレコ収録では、「とりあえず今の自分にできることを一生懸命やろう」と手探り状態で挑んだが、静野孔文監督から「僕が思っていた以上にすごく上手でびっくりした」と声をかけてもらったことが大きな自信につながったという。
また、アニメ好きでもある白岩は本作のストーリーについても「ヨウが夢に向かって突き進む中で、未来への不安や自信を失う瞬間があったり、友達との人間関係に悩んだりと、すごく現実的な部分が描かれている。だけど、世界が変わる瞬間があって、そこで人と出会ってまた自分が変わっていく、とても面白いストーリーだと思います」と深く共感を寄せた。さらに、白岩がRUKIとして歌う本作の主題歌「巡星(めぐりぼし)」も自ら作詞・作曲を担当しており、セルフプロデュースで制作された楽曲について「映画の世界観を一番大事に考えて、歌詞も曲も作りました。映画を見ていただいた後には、映画にマッチしていると思っている曲になっているのではと思います」と自信をのぞかせた。
解禁されたナレーション入りの新予告編は「これ、君の夢なの?」というヨウの問いかけから始まる。ヨウとラコが交互に映されると「人が、私の中に突然やってきて」とラコが呟き、「星血を巡る争いの中、2人は運命の出会いを果たす」とナレーションが入る。激しい争いが繰り広げられる巡星の中「ヨウの歌、もう一度聴きたかった」というラコ。「いつか必ず、君に届けるから」と答えるヨウの台詞とともに主題歌「巡星」が流れ出すと、「彼の歌が時空を超えて星に届く時、2人の運命が動き出す」というナレーションとともに、ヨウとラコが共に戦う様子が映し出されている。
併せて解禁された場面写真は3点。いずれもヨウの揺れ動く心情を捉えたもので、ラコの意識の中に惹き込まれるヨウの姿や、ヨウが街中を駆け抜けるシーンなどが切り取られている。

さらに、8月13日(水)には本作の最速上映プレミアムイベントの開催が決定。会場はヒューリックホール東京で、白岩瑠姫、白石晴香、日笠陽子、そして脚本を務めた西田シャトナーの登壇を予定している。
『アズワン/AS ONE』場面写真 © SQUARE ENIX, SUNRISE © ASONE製作委員会